北朝鮮の高高度ミサイルに対応、イージス艦迎撃体系を急ぐべき
北朝鮮は今年に入って13回にわたりミサイル29発を発射した。うち一部のノドンとムスダンの発射は従来のミサイル戦略とは違う様相を見せた。一般的な発射パターンとは違い、意図的に発射の角度を高めて高角発射をしたからだ。ムスダンは高度1413キロ(北朝鮮の発表)、ノドンは250キロ以上まで上昇した。
北朝鮮が最も多く保有するスカッドとノドンの一般的な発射は、パトリオットと高高度ミサイル防衛(THAAD)体系で迎撃できる。しかし高角で発射する場合、THAADの最大迎撃高度150キロから外れ、迎撃が難しい。したがって北朝鮮が弾道ミサイルに核弾頭を搭載して高角発射をする場合、韓国軍には致命的だ。
<1>高高度弾道ミサイル迎撃戦略が必要
情報当局によると、北朝鮮は核弾頭を搭載した高高度弾道ミサイルを3、4年以内に実戦配備すると予想されている。しかし軍当局には適切な対応策がない。海軍は7年後に高高度迎撃機能を備えた次期イージス艦を導入する計画だ。次期イージス艦は2023年から2年ごとに計3隻が導入される。
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海軍と米国防衛産業企業ロッキードマーチンによると、次期イージス艦には高高度迎撃ミサイルSM3を運用できる最新型イージス体系「ベースライン9」を搭載するという。北朝鮮の核搭載弾道ミサイルの実戦配備時期はイージス艦の導入より3年ほど早い。したがって防御戦力に空白が生じるということだ。海軍の関係者はこの日、「予算の問題で従来のイージス艦3隻は北の弾道ミサイル探知用として活用することにした」とし「本格的な弾道ミサイル迎撃機能は次期イージス艦から備える計画」と説明した。
<2>従来のイージス艦の性能改良が至急
近いうちに現実となる北朝鮮の核搭載高高度弾道ミサイルに対応するには、次期イージス艦に先立ち従来のイージス艦に優先的に高高度迎撃能力を備える必要がある。海軍によると、従来のイージス艦の性能改良は早ければ2、3年以内に可能だ。この期間に従来のイージス艦を改良すれば、北朝鮮の高高度核ミサイルに対処できる。性能改良は従来のイージス艦に搭載されたイージス体系(ベースライン7.1)を最新型のベースライン9に変え、SM3ミサイルを確保することだ。この予算が負担になるなら、次期イージス艦の導入時期を先延ばしする必要もある。
もう一つの問題点は、北朝鮮の弾道ミサイル戦略の変化にもかかわらず軍の対応策は変わらない点だ。合同参謀本部の弾道ミサイル防衛概念は北朝鮮のスカッドミサイル(射程距離340キロ)に合わされた「終末段階下層防御」だ。ミサイルが最高高度から下降して地上に近接する時に迎撃する。これを適用すれば軍が保有できる弾道ミサイル迎撃体系はパトリオットと開発中のL-SAM(最大迎撃高度60キロ)程度だ。最大高度500キロまで防御するSM3は除外される。
しかし北朝鮮はノドン(射程距離1300キロ)とムスダン(3500キロ)のミサイルを250キロ以上の高高度で発射できる。下層防御概念に基づく低高度(60-70キロ以下)迎撃ミサイルでは防御が難しい。しかし軍は依然として下層防御を前に出しながら「高高度防御が可能なSM3ミサイル導入計画はない」と述べている。軍が現在導入を推進中の次期イージス艦はSM3迎撃機能を備えている。軍の説明なら次期イージス艦の機能を半分だけ活用するというもので納得しがたい。
中央日報
http://japanese.joins.com/article/763/219763.html?servcode=500§code=510
【管理人コメント】
日本より対応が遅れている韓国である。
アメリカが何とかしてくれるだろうと他人事で来たツケである。
その影響は日本にも及ぶわけで、日本でさえPAC3は弾道ミサイルには通用しない。イージス艦の高高度迎撃ミサイルSM3が主となる。イージス艦からの迎撃が失敗に終われば、大事だが…。THAAD導入にはまだ時間がかかる。しかし確実なのは敵基地攻撃が確実だ。彼らは何カ所から発射するのかは不明だが、基地攻撃は日本にとっては今後不可欠となるだろう。
北朝鮮が最も多く保有するスカッドとノドンの一般的な発射は、パトリオットと高高度ミサイル防衛(THAAD)体系で迎撃できる。しかし高角で発射する場合、THAADの最大迎撃高度150キロから外れ、迎撃が難しい。したがって北朝鮮が弾道ミサイルに核弾頭を搭載して高角発射をする場合、韓国軍には致命的だ。
<1>高高度弾道ミサイル迎撃戦略が必要
情報当局によると、北朝鮮は核弾頭を搭載した高高度弾道ミサイルを3、4年以内に実戦配備すると予想されている。しかし軍当局には適切な対応策がない。海軍は7年後に高高度迎撃機能を備えた次期イージス艦を導入する計画だ。次期イージス艦は2023年から2年ごとに計3隻が導入される。
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海軍と米国防衛産業企業ロッキードマーチンによると、次期イージス艦には高高度迎撃ミサイルSM3を運用できる最新型イージス体系「ベースライン9」を搭載するという。北朝鮮の核搭載弾道ミサイルの実戦配備時期はイージス艦の導入より3年ほど早い。したがって防御戦力に空白が生じるということだ。海軍の関係者はこの日、「予算の問題で従来のイージス艦3隻は北の弾道ミサイル探知用として活用することにした」とし「本格的な弾道ミサイル迎撃機能は次期イージス艦から備える計画」と説明した。
<2>従来のイージス艦の性能改良が至急
近いうちに現実となる北朝鮮の核搭載高高度弾道ミサイルに対応するには、次期イージス艦に先立ち従来のイージス艦に優先的に高高度迎撃能力を備える必要がある。海軍によると、従来のイージス艦の性能改良は早ければ2、3年以内に可能だ。この期間に従来のイージス艦を改良すれば、北朝鮮の高高度核ミサイルに対処できる。性能改良は従来のイージス艦に搭載されたイージス体系(ベースライン7.1)を最新型のベースライン9に変え、SM3ミサイルを確保することだ。この予算が負担になるなら、次期イージス艦の導入時期を先延ばしする必要もある。
もう一つの問題点は、北朝鮮の弾道ミサイル戦略の変化にもかかわらず軍の対応策は変わらない点だ。合同参謀本部の弾道ミサイル防衛概念は北朝鮮のスカッドミサイル(射程距離340キロ)に合わされた「終末段階下層防御」だ。ミサイルが最高高度から下降して地上に近接する時に迎撃する。これを適用すれば軍が保有できる弾道ミサイル迎撃体系はパトリオットと開発中のL-SAM(最大迎撃高度60キロ)程度だ。最大高度500キロまで防御するSM3は除外される。
しかし北朝鮮はノドン(射程距離1300キロ)とムスダン(3500キロ)のミサイルを250キロ以上の高高度で発射できる。下層防御概念に基づく低高度(60-70キロ以下)迎撃ミサイルでは防御が難しい。しかし軍は依然として下層防御を前に出しながら「高高度防御が可能なSM3ミサイル導入計画はない」と述べている。軍が現在導入を推進中の次期イージス艦はSM3迎撃機能を備えている。軍の説明なら次期イージス艦の機能を半分だけ活用するというもので納得しがたい。
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ここに来て、動きが出て来ましたね。
>南西航空混成団では今年1月、飛行
隊が2つに増えてF15も約40機に倍
増、51年ぶりの新編となる第9航空
団が編成されている(産経)。
石垣島への陸自配備もH31年度の予定をH29年度へ前倒し、宮古島・奄美大島と同時に進め、沖縄の海保も増強中で、フィリピンにも巡視船を供与してる。
また、ポスト「そうりゅう型」潜水艦も開発着手、レールガンも米海軍と共にやるとか、それからXASM-3空対艦ミサイルもそろそろ完成カナ?
折しも日中韓外相会談があって、来月はG20でホストは中国、年末までには日中韓首脳会談もあります。
北朝鮮問題と日中韓三つ巴の領土領海問題が俎上に載る、ただ、米国は大統領選でゴタゴタですし、北方領土問題だってある。
ワテクシ、自慢じゃないけど頭悪いですから、今後どういう展開になるのか、さ~っぱり分かんないっス。