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韓国経済 新興・中国スマホ400社「安売り」に狙い撃ちされる強大「サムスン」の窮地…「安売り」で日本家電を駆逐、今度は「中国」に討たれる皮肉

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スマートフォン効果も失速、一転しCESの売りも白物家電となった韓国サムスン電子。それでも、ドラム型洗濯機で「世界最大」にこだわった=1月7日、米ラスベガス(ロイター)

家電業界に地殻変動が起こりつつある。サムスンの伸びに陰りが見え、日本の家電各社は円安などで息を吹き返した。サムスンの今後と、日本企業の復活の道を探る。

失笑あびるサムスンの「世界最大」の洗濯機

「スマートフォン(高機能携帯電話)の次は洗濯機なのか…」

1月上旬、米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。韓国サムスン電子のブースを訪れた関係者から失笑が漏れた。

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スマホの世界出荷台数は約10億台(2013年)に達し、先進国では需要が伸び悩みつつある。シェアトップ(約31%)のサムスンが「スマホの次」と位置付けるデジタル家電は何なのか。CESでは最も注目を集めたが、目玉となる商品は出展されず、サムスンのブース中央部に設置されたのは世界最大のドラム式洗濯機。「次」を提示できないサムスンに対し、業界内では限界説も流れ始めた。

日本3社より大きな儲け…韓国GDP2割を稼ぐ巨大帝国

連結売上高約21兆9千億円、従業員数約22万人(いずれも13年)。本業のもうけを示す営業利益は3兆5千億円とパナソニック、ソニー、シャープの合算数値よりも大きい。サムスンが稼ぎ出す収益は韓国の国内総生産(GDP)の約2割を占めるほどだ。

「経営陣が意思決定してから現場が動き出すまでが速い。そのスピード感は海外法人や子会社まで行き渡っている」。サムスン日本法人の担当者は、自社の強みについてこう説明する。

他社の製品を短期間で分析して同じような商品を作り出し、巨額投資で逆転する-。スピードと豊富な資金力を生かした「2番手商法」と呼ばれるサムスンの勝ちパターンで、日本が覇権を握っていた半導体や液晶、薄型テレビで一気にシェアを奪取した。

一方でライバル企業の研究者を引き抜き、技術を吸収するという強引な開発手法も業界内で有名だ。ただ日本の家電メーカーも「日本製は品質、性能ともに最高水準」という評価に甘んじ、機動力や柔軟性を欠いていたことも独走を許した一因だろう。

元サムスン電子常務の吉川良三氏(東大院ものづくり経営研究センター特任研究員)は「アジアには日本製を好む富裕層も多いが、若者は知らない。そうした若い世代の間では『サムスンだね』となっている」と解説する。このデジタル家電分野で10年超にわたって君臨するサムスンだが、その足元が今、少しずつ揺らぎつつある。

危機感あふれるカリスマ会長

正月2日。ソウル市内のホテルに、サムスングループの幹部社員が新年祝賀会に出席するため続々と詰めかけた。

「トップに立った事業は常に追撃を受け、不振だった事業に残された時間はない」。訓示で李健煕(イ・ゴンヒ)会長の口から飛び出したのは厳しい言葉ばかりだった。李会長はこの訓示を7年ぶりに全文公開するほどで、先行きへの危機感は相当強い。

その5日後、サムスンは13年10~12月期連結営業利益が2年ぶりの減益見込みと発表。営業利益の6割超を稼ぎ出すスマホ事業が華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)など中国勢が発売する低価格スマホの影響を受けたからだ。

中国では新興スマホメーカーが乱立し、400社近くあるとされる。価格も数千円からあり、その安さから中国をはじめアジアを中心に話題を呼んでいる。

ある中国スマホメーカーの担当者は「米アップルのアイフォーンは6万~8万円と高すぎて中国人は敬遠する。中国でのシェアも3%台と敵ではない」と述べる。これに対し、サムスンは低価格から高価格まで膨大な価格帯のスマホを用意し、中国国内でも人気が高いだけに「狙うのはサムスンのみだ」と強調。サムスンが新興勢力に同社の得意とする「安売り」で逆に狙い撃ちされ始めたのだ。

天敵の動向にほくそ笑むパナ社長

CESを訪れたパナソニックの津賀一宏社長は、サムスンのブースでスタッフの説明に耳を傾けていた。

薄型テレビ分野で、パナソニックはサムスンに完敗し、プラズマテレビからの撤退に追い込まれた。そんな“仇敵(きゅうてき)”のブースで津賀社長は笑みを浮かべ、こんな言葉を発した。

「サムスンとは方向性が違う」。パナソニックはサムスンの力が及んでいない未開拓の領域で巻き返しに挑もうとしている。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140228/wec14022815010005-n1.htm



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[ 2014年02月28日 21:56 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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