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自分勝手に国際法を解釈する中国 日豪を軸に南シナ海の平和と安定を

中国の習近平国家主席は昨年11月、シンガポールで演説し、「南シナ海の島々は古代から中国の領土だ。主権を守るのは中国政府が果たすべき責務である」と述べ、南シナ海を支配下に置くことを明言した。

今から600年ほど前、中国の歴代王朝の1つ「明」は、海を越え、周辺国を朝貢国にして「中華思想」によるアジア社会を形成していた。 習氏は「中華民族の偉大なる復興」を国家の目標に掲げ、目標達成のために海洋強国化を進めてきた。中国は、南シナ海のほぼ全域を囲む「九段線」という線を引き、その内側を「中国の領海である」と主張している。 しかし、九段線の内側には、フィリピンやベトナムなどが領有権を主張する島々が存在する。他国の島を無視し、海域全体を領海とするなど、国際法において許されるものではない。

中国は、南シナ海の支配体制を固めるために、スプラトリー(中国名・南沙)諸島に7つの人工島を建設した。長さ3000メートルを超える滑走路が作られ、すでに離着陸実験が行われた。フィリピンやベトナムは、海を侵略され、国土も危機にさらされているのだ。 中国が造成した人工島の多くは、満潮時に水没する岩礁であり、国際法では、領土とすることはできない。中国は、自分勝手な国際法解釈と自国の国内法の制定により、「力による現状の変更」を行っているのだ。

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アジアの海では、米国の動向が大きな影響を与える。
ベトナム戦争末期、米軍がベトナムから撤退した直後に、中国はパラセル(同・西沙)諸島を軍事占領した。1995年に米軍がフィリピンから撤退した直後にも、中国はミスチーフ(同・美済)礁を占領し、軍事拠点化している。中国は、米国の動きを見ながら、アジアの海へ侵出してきたのである。近年の中国の動向に危機感を持ったアジア諸国は、米国に支援を求めていた。米国のオバマ大統領は昨年9月、習氏に対して南シナ海における国際法の順守と自由航行の確保を求めたが、習氏は「自国の固有の領土である」と応じなかった。

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話し合いを拒まれた米国は、南シナ海に海軍のイージス駆逐艦を派遣し、人工島周辺海域を通航させ、実力を持って「自由航行」を守る意思を示し、中国をけん制した。 しかし、現在の国際情勢は、米国の注意を南シナ海だけに引きつけておくことは難しい。アラビア半島の争乱や、ウクライナ情勢、北朝鮮の不穏な動きなど、世界は混乱の中にある。 アジアの平和は、アジアの手で守らなければならない。日本やオーストラリアなど大国が動き、南シナ海に平和と安定をもたらすために、積極的に動かなければならないのだ。
ZAKZAK 山田吉彦
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160122/dms1601221140008-n1.htm

【管理人コメント】
中国の東シナ海における横暴さは日増しに増すのではないか…。
アメリカが強い外交姿勢に出なければならないのに、弱腰外交のアメリカである。
経済低迷とともに、習近平を揺さぶるにはよいチャンスであるにもかかわらず…、
アメリカのアジア外交は混乱を拡大する、

結局日本は独自外交で対応するしか方法が無い。外交でのアメリカは当てにならない。
アメリカの軍事力を利用し、日本が先導しなければ難しい部分を含むが…。。。




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[ 2016年01月22日 13:41 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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