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【韓国経済】韓国サムスン、相次ぐ資産・事業売却に見る本気度

「あのビルも売却したのか・・・サムスンは本気だね」。2016年1月12日、ソウルで昼食をともにした韓国大手新聞社の幹部がこう漏らした。サムスングループの資産・事業売却が止まらない。韓国の産業界では「サムスンのリストラの持つ意味」について関心が集まっている。2016年1月8日、サムスン生命保険はソウル中心部にある本社社屋を建設大手の富栄(プヨン)に5800億ウォン(1円=10ウォン)で売却することを明らかにした。

象徴的なサムスン生命本社ビル売却
サムスン生命の本社ビルは、ソウル中心部のソウル市庁(市役所)近くにあるグループを象徴するビルの1つだ。地下5階地上25階で、1984年に完工した。 サムスングループの創業者で現在病床にある李健熙(イ・ゴンヒ=1942年生)グループ会長の父親である李秉喆(イ・ビョンチョル)氏が当時、最高の資材とデザイナーを使って建設したビルだった。

周辺には「サムスン本館」などのビルが並び、一時は「サムスン村」と言われた一角の中心的なビルだった。サムスングループの金融ビジネスの中核企業であるサムスン生命は、もともと韓国内で多くの優良不動産を保有している。その中でも、この本社ビルは「ピカイチ」の物件だ。サムスン生命は、この本社ビルだけではなく、昨年あたりから優良不動産を次々と売却している。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45766

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サムスンが資産売却、経営危機に備える
昨年の9月には、サムスングループは保有している航空機B737・2機、BD700・1機の専用機3機と、専用ヘリ7機のうちサムスンソウル病院の医療用ヘリコプター1機を除いた残りの6機を売却する案を進めている。売却された場合、専用機のパイロットと維持・補修要員、ヘリコプター部門の人材なども一緒に所属を移すものとみられる。サムスン関係者は「実用を重視するという経営陣の判断に基づいて事業と直接関係のない資産を売却することにした」とし、「まだ契約を締結していないため、売却先を明らかにはできないが、売却するという方針は正しい」と述べている。

サムスンは非中核資産の売却などの経営効率化をすべての系列会社で行っている。サムスン電子は来年から経営支援部門の消耗経費を今年の約半分の水準に減らすことにした。これだけでなく、いくつかの部門では、夜勤を控えるよう指示が下り、やむを得ない場合でも夜勤申請書を出さねばならない。さらに、人材の再配置や削減などの情報も出ている。
http://www.recordchina.co.jp/a118996.html


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昨年7月には、主力となるスマホの販売不振で、韓国サムスン電子の凋落が指摘されて久しいが、頼みの綱である中国市場でも同社をめぐって混乱が起きている。7月20日、サムスンの部品メーカーとして受託生産(OEM)を手掛けていた蘇州普光が倒産したというニュースが報道され、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交った。「中国毎日経済新聞」が伝えたところによると、影響は同社が大株主である広東省の「東莞普光」にも波及。液晶ディスプレイをサムスンに提供する東莞普光は7月1日から現在まで約1カ月間、生産ラインがストップしている状況だと報じていた。

倒産した蘇州普光は、韓国財閥の普光グループが07年4月、蘇州市東南部に位置する呉江開発区に設立した企業で、主要な業務は新型電子部品の開発と生産だった。しかし、実質的な顧客はサムスン1社のみで、サムスンのあらゆる製品を受託していたため、親会社である韓国普光グループが破産申し立てを行うと、中国の現地法人も自然と立ち行かなくなった。蘇州普光はサムスンからの発注が減少していく中、徐々に経営困難に陥ったが、状況を悪化させたのは、現地法人で働く韓国人責任者が6月中旬に突如、“夜逃げ”するがごとく帰国してしまったことだ。管理責任者のいなくなった現場は大混乱に陥り、資産は債権回収のため銀行に差し押さえられたという。

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サムスンはこの数年、モバイル部門の売り上げが中国でも不調だ。高機能で低価格なスマホを商品化する国産メーカーが次々と台頭してきたため、iPhoneとGalaxyが競り合う勢力図はあっという間に塗り替えられたからだ。2015年第二四半期の中国国内のスマホのシェア統計では、小米(シャオミ)が18%、華為技術(ファーウェイ)16%、Appleが12%と続き、vivo(歩歩高)が10%、サムスンが9%という結果となり、低迷感は拭えない。中国サムスンは利益の60%前後をモバイル部門が占めており、スマホの売り上げが傾けば企業全体への影響は避けられない。

中国の“アキバ”こと深セン市・華強北に住む日本人バイヤーは言う。
「つい2年ほど前までサムスンがひとり勝ちだったのに、いまや見る陰もない。サムスンのスマホを売っていた代理店も、みんなシャオミやOPPOなど国産メーカーの販売店になってしまった。例えば、最新のGalaxy S6はこっちで10万円以上するのに、同等スペックの中国製スマホは4万円くらいで買える。デザインも中国製は良くなってきているのに対し、サムスンは基本的に数年前からあまり変わってない。若い女性たちから見放されていて、いまやGalaxyを使っているのは農民工や田舎のオッサンだけ。中国でも、完全にオワコンです」

事業再編成で半導体主体に切り替えつつ前記事では音楽配信の実施やアップルペイの見直し等が急がれているようだがどれも決定的ではない。サムスン依存も限界だろう。主力を半導体事業のみと言いつつも、中国企業が狙っているわけでサムスンに何が残るのかと言えば、LG電子が液晶パネルに高級スマホで粘っており、鴻海・シャープがサムスン潰しに加われば、サムスンとは言え逃げ道は無い…。




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[ 2016年03月06日 09:48 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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