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韓進グループ会長、韓進海運の経営権を放棄

韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長は韓進海運の経営権を放棄し、債権団による共同管理(自律協約)を申請することにした。すでに自律協約が実施されている現代(ヒョンデ)商船に続き、韓国最大手で世界第9位の海運会社である韓進海運まで自律協約を申請する方針を決め、韓国の2大海運会社がいずれもKDB産業銀行など債権団に経営権を譲渡することになった。

韓進海運と韓進海運の筆頭株主である大韓(テハン)航空は22日それぞれ取締役会を開き、韓進海運の財務構造改善と経営正常化を目指して25日債権団共同管理を申請し、自律協約による経営正常化を推進することにした。

韓進海運は2013年から財務構造の改善に向け、専用船部門の売却や有償増資などを通じて約2兆5000億ウォンの資金を調達した。しかし海運業界の低迷が長引き、昨年営業利益が369億ウォンに上る中でも負債額は6兆6402億ウォン、借入金は5兆6000億ウォンに達する結果となった。
東亜日報
http://japanese.donga.com/List/3/02/27/532743/1

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【管理人 補足記事&コメント】
韓進グループ(は、大韓民国のコングロマリット(財閥、チェボル)の一つ。持株会社の下に、海運会社の韓進海運(ハンジン・シッピング)、航空会社の大韓航空、陸運会社の韓進交通などの会社があり、物流を中心に事業を展開している。造船などを手がける韓進重工業も元は同一グループであったが、独占規制公正取引法の影響で2005年に別グループとして独立している。ドイツのブレーメンに本社を置く海運会社セネター・ラインズの株式の半数以上を所有して傘下に収めており、韓進海運のコンテナ船部門とあわせたハンジン・セネターは世界第7位のコンテナ運送会社となっている。現在は、創業者である趙重勲の長男、趙亮鎬が会長・グループ代表を務めている。

韓進グループのチョ・ヤンホ会長が大韓航空の社内取締役に再選任された。大韓航空は18日午前、大韓航空本社にて開かれた株主総会で韓進グループのチョ・ヤンホ会長と大韓航空のチ・チャンフン社長の社内取締役の選任の件を議決した。またことしの取締役報酬限度は前年同様50億ウォンと決定した。 一方、大韓航空のチ・チャンフン社長はこの日株主総会で「原油価格の下落による営業費用減少が予想される」と世界的な景気後退と中国の低成長基調、米国の金利引き上げなどに懸念を示した。

さて、韓進グループだが、負債比率が2013年末時点で、452.4%で、10大グループの中で最も高い。これは、10大グループで二番目に高いハンファグループ144.8%の3倍に達する。サムスングループ(43.0%)とポスコグループ(54.3%)、現代自動車グループ(65.7%)、ロッテグループ(65.8%)、SKグループ(86.8%)、LGグループ(99.4%)などのグループと比較すると5~10倍高いレベルである。 問題は、サムスン・現代自動車、SK、LG、ポスコ[005490]など残りのグループの負債比率が2010年以降改善されるか小幅高まるのににとどまったが、韓進グループの負債比率は10大グループの中で唯一急に高まっているという点である。 韓進グループの負債比率は、2010年248.3%、2011年381.9%、2012年437.3%、2013年452.4%などで3年ぶりに船に迫るほど急騰した。

このグループの負債総額は▲2010年23兆9000億ウォン▲2011年29兆7000億ウォン▲2012年30兆8000億ウォン▲2013年32兆4000億ウォンなどで3年、新しい8兆5千億ウォンが増えた。負債総額でチャン・短期借入金は、2013年15兆ウォンに2012年の11兆6000億ウォンより3兆4000億ウォンが増加した。 という事を考えれば、厄介な韓進海運の経営権を放棄するのも当然だろう。




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[ 2016年04月25日 10:53 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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