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加湿器殺菌剤事件の企業犯罪とダンピング資本主義

オキシー加湿器殺菌剤事態を見て、セウォル号、MERS事態の悪夢を想起した。 韓国の政府与党は200人以上の国民が命を失い、少なくとも30万人余の被害者が発生しても、その責任を認めないのみならず、国民の生命を守ることに極めて消極的だ。 2013年に野党が被害者救済法案を提出した時、企画財政部と与党は「因果関係が明確でない」として法案処理に反対した。

セウォル号事故の対処とそっくりだ。 「交通事故」のようなものであり、企業と被害者の間の訴訟で解決しろという。 外国に本社を置く多国籍企業が有害製品を作り、その韓国支社が販売をしたのだから原因提供者は外国企業だ。 しかし加湿器殺菌剤被害は唯一韓国でのみ起きた。 米国環境庁と加湿器殺菌剤製造企業はかなり以前から毒性警告文を通じてこのような事故を予防したという。 韓国政府の対応を問題にせざるをえない。

企業オーナーが会計帳簿を操作したり、税金を踏み倒したり、価格談合などで公正取引秩序に違反するというのが通常の企業犯罪だ。 しかし、さらに深刻な企業犯罪は、利益のために毒性物質を使い、すべての安全性検査や政府の規制を避けることだ。 消費者と労働者の健康と貴重な「生命」を脅かしてまで利益を握ろうとする多国籍企業の行動は、このグローバル化された新自由主義時代の最大の「人為的危険」だ。 ところで、経済成長と企業競争力の名分の下に国家が消費者保護や労働者保護を次順位に繰り下げる後発国家において「企業」の自由は最大化され、消費者や労働者の健康と生命はつまらないものとして扱われる。 これは一種のソーシャルダンピングである。


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【管理人 補足記事&コメント】
今回の加湿器殺菌剤事件のように、被害が孤立分散的であるのみならず因果関係の糾明に相当な専門性が要求される場合、生産企業や企業主に責任を問うことは容易でない。 特に韓国のように企業が露骨な法律違反を犯しても課徴金も微小で企業主がほとんど処罰を受けなかったり、例え拘束されても直ちに赦免復権される国では、企業の反社会的行動を法的に断罪することはかなり難しい。

5年前、韓国政府は被害疫学調査を実施したが公正取引委員会はオキシー製品の有毒性を発見しても5千万ウォンの課徴金賦課に終わったし、検察は捜査意志を見せなかった。 結局これほどまでに消費者の死の行進が続いた理由も、金大中(キムデジュン)政権後に韓国が企業競争力を最優先目標にする「企業国家」に変わり、政界、政府、司法府、言論、専門家が企業犯罪のほう助者、ないしは弁護人の役割をしたためだ。 彼らは全て経済のために企業を生かし、企業主の士気を高めなければならないという論理で企業犯罪という概念自体を消した。

企業監視など経済民主主義、司法の正義、そして職業倫理のない資本主義は、最も浅薄で堕落したもので、人命を価値の低いものとして扱い金を儲けた@ダンピング資本主義だ。 韓国の市場経済、企業文化、教育、法曹人養成制度は全て原点から再検討しなければならない。 民主主義なき資本主義は戦争よりさらに危険だ。
韓国ハンギョレ新聞社
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/24173.html

韓国環境省は韓国P&G対し、布用消臭・除菌スプレー「ファブリーズ」に含まれている殺菌剤の成分を公表するよう要請した。加湿器の殺菌剤で200人以上の死傷者が出た事件を受けて、市民の間からファブリーズに含まれている成分が人体に有害なのではないかと懸念する声が高まったためだ。韓国で販売されているファブリーズには「微生物抑制剤」などとの表記はあるが、詳しい成分は記載されていない。韓国P&Gは要請を受け、週内にホームページ上で成分を公開するという。5月16日、聯合ニュースなどが報じた。

問題視されている物質は、BIT(ベンゾイソチアゾリン)、第4期アンモニウムクロライドなどの成分だ。イソチアゾリノンの誘導体には、イソチアゾリン系(イソチアゾロン系)と総称される殺菌・防かび・防藻・防腐剤が数種類あり、食品・医療用を除く、シャンプー・化粧品・糊その他工業製品用の防腐剤、冷却水用殺菌剤等として広く用いられる。次のような種類がある。
メチルイソチアゾリノン(MIT、MI)
クロロメチルイソチアゾリノン(CMIT、CMI)
オクチルイソチアゾリノン(OIT、OI)
ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT、DCOI)
ベンズイソチアゾリノン(BIT)

べンズイソチアゾリノン(BIT)を利用した特許も公開されてます。
殺菌または抗菌性1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン組成物 - 特開平8−3004
http://www.fa-navi.jp/patent/details/000455110.html

欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物サッカリン中の不純物1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンに関する科学パネルの意見書を公表してます。サッカリンに含まれるBITの量が最大水準であったとしても、安全性の観点から懸念は生じないと思われるとしている。

化学物質における安全性は、使い方によっては、当然人体に影響するわけで、ファブリーズの除菌成分である塩化ベンゼトニウムは細菌の細胞膜を腐食して変性させたり、たんぱく質を変性させたり、酵素の働きを止めて殺すわけであるから、人が数ccていどでも誤って飲んだりすると危険である。当然蒸気を吸っても鼻水が出たり、喘息などのアレルギー症状が起こることもあるが…。



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[ 2016年05月18日 09:37 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(1)
見当違いないつものパターン
この事件は不透明なことが多くどのような顛末になるかわかりませんが、それでも韓国人の行動パターンはいつもと同じ。製造した韓国企業をイギリスのオキシー社が買収したため製造責任を問われ、現地責任者は謝罪会見で平手打ちまでされた。被害者なら暴力を振るっても許される思いあがった行動、感情だけが先行し冷静な判断ができないのはいつものこと。また外国企業にはすぐに過剰反応する点もまた同じ。
加湿器は多くの国で製造販売されているが問題が起きたのは韓国だけだから、韓国特有の問題が潜んでいたと言える。加湿器の消毒薬の使用に注意喚起もないまま販売した企業とそれを放置した政府に一番の責任を問われよう。韓国は製造責任について基準がないも同然だが、また今回も感情論ばかり先に立って実質的な対策ができないままうやむやに終わるのもいつも通りだろう。
さらにこれだけの被害にも関わらず、何一つ報道してこなかったメディアは何をしていたのだろう。反日と言えばどんなこまかなことでも針小棒大に書き立てるが、この事件について5年以上も何も報道してこなかった韓国メディアの不思議さもいつものことだ。
[ 2016/05/18 12:13 ] [ 編集 ]
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