造船メーカーだけに非ず、韓国の建設会社の国外における受注額も激減
韓国の各造船メーカーの受注が激減していることはすでに報じられているが、韓国の建設会社の国外における受注額も激減しているという。韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、原油価格に持ち直しの動きが見られるものの、韓国の建設会社の2016年上半期における国外での受注額は「谷底まで急落した」と伝え、前年同期比40%減となったことを紹介した。
記事は、韓国の海外建設協会の発表を引用し、今年の国外における建設プロジェクトの受注額は前年同期比40%減の約141億3837万ドル(約1兆5015億円)にとどまったことを紹介し、12年以降としては最低の水準にまで落ち込んだことを伝えた。
受注を地域別に見た場合、中東では同44%減、中南米で同68.4%減となった。太平洋地域および北米地域やアフリカでの受注額は大きく伸びたものの、中東および中南米における減少をカバーできるほどではなかったという。
韓国の建設会社は中東でのプロジェクト受注に偏重しており、国際原油価格の低迷に伴い、受注額が大きく減少している。韓国企業は受注額を重視する姿勢から、収益を重視する姿勢に転換し始めており、「手当たり次第に受注せず、慎重に選択するようになったことも受注額の急激な減少につながっている」という。
現代建設が1965年にタイの高速道路建設を受注したのが韓国の建設会社にとって初の国外でのプロジェクト受注だった。当時は300万ドル(約3億1860万円)の赤字を計上したが、1993年には累計受注額が1000億ドル(約10兆6203億円)を突破、06年には2000億ドル(約21兆2406億円)、15年には7000億ドル(約74兆3421億円)を突破するなど、飛躍的な成長を見せていたが、今年の受注額の急減は韓国の建設会社の国外における成長が踊り場に差し掛かっていることを意味するのではないだろうか。
http://news.searchina.net/id/1612100?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
中央日報は昨年5月、韓国建設会社の海外建設工事受注が危機を迎えている。原油安のため中東地域の工事発注が大幅に減少し、2011年以来4年ぶりに年間受注額が600億ドルを下回るという予想も出ていると報じている。
海外建設協会によると、韓国建設会社の今年の海外受注実績は231億3426万ドルで、前年同期(311億1993万ドル)比25.7%減少した。 多くの大手建設会社はいわゆる「受注の崖」に直面した。大宇建設の今年の海外受注額は1億4347万ドルと、前年同期(32億1247万ドル)の20分の1にもならない。
サムスン物産とサムスンエンジニアリングの今年の受注額もそれぞれ3億494万ドル、5億4831万ドルで、前年同期(19億8658万ドル、41億6252万ドル)比でそれぞれ85%減、87%減となった。現代建設は5億808万ドルを受注し、昨年の5分の1にすぎない。 パク・ギプン海外建設協会会長は「政府が受注を支援しているが、原油安が長期化し、下半期にも中東地域の建設受注実績は期待に及ばないだろう」と予想した。
そして今年上半期における韓国建設会社の海外受注実績が大きく落ち込んだことが分かったと中央日報が報じた。
14日、海外建設協会によると、今月13日基準のことしの海外建設受注額は合計141億3837万ドル(約1兆5000万円)で、昨年同期間の受注実績(235億3801万ドル)に比べて40%減少した。これは同期実績基準137億6578万ドルにとどまった2012年に続き4年ぶりの最低値となる。
地域別では伝統的に受注が多かった中東が66億6058万ドルにとどまり44%減少した。中南米地域も13億1380万ドルで68.4%減った。海外建設協会関係者は、最近になって国際原油価格が上昇しているが産油国が採算性を厳しく吟味しており実際の発注につながるまでには時間が必要な状況として、上半期にこれといった大型プロジェクトの受注がなかったことも不振の原因だと伝えた。
4年ぶりと言うとさして問題が無いように感じるが、原油安もあるとはいえ、まだウォン安状態である。さらに言えばアメリカの利上げもいずれあるだろうし、為替介入していれば、いきなりのウォン下落となる可能性もある。日本の失われた20年と同じ…云々と言う記事を見かけるが、そんなレベルではない…。
記事は、韓国の海外建設協会の発表を引用し、今年の国外における建設プロジェクトの受注額は前年同期比40%減の約141億3837万ドル(約1兆5015億円)にとどまったことを紹介し、12年以降としては最低の水準にまで落ち込んだことを伝えた。
受注を地域別に見た場合、中東では同44%減、中南米で同68.4%減となった。太平洋地域および北米地域やアフリカでの受注額は大きく伸びたものの、中東および中南米における減少をカバーできるほどではなかったという。
韓国の建設会社は中東でのプロジェクト受注に偏重しており、国際原油価格の低迷に伴い、受注額が大きく減少している。韓国企業は受注額を重視する姿勢から、収益を重視する姿勢に転換し始めており、「手当たり次第に受注せず、慎重に選択するようになったことも受注額の急激な減少につながっている」という。
現代建設が1965年にタイの高速道路建設を受注したのが韓国の建設会社にとって初の国外でのプロジェクト受注だった。当時は300万ドル(約3億1860万円)の赤字を計上したが、1993年には累計受注額が1000億ドル(約10兆6203億円)を突破、06年には2000億ドル(約21兆2406億円)、15年には7000億ドル(約74兆3421億円)を突破するなど、飛躍的な成長を見せていたが、今年の受注額の急減は韓国の建設会社の国外における成長が踊り場に差し掛かっていることを意味するのではないだろうか。
http://news.searchina.net/id/1612100?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
中央日報は昨年5月、韓国建設会社の海外建設工事受注が危機を迎えている。原油安のため中東地域の工事発注が大幅に減少し、2011年以来4年ぶりに年間受注額が600億ドルを下回るという予想も出ていると報じている。
海外建設協会によると、韓国建設会社の今年の海外受注実績は231億3426万ドルで、前年同期(311億1993万ドル)比25.7%減少した。 多くの大手建設会社はいわゆる「受注の崖」に直面した。大宇建設の今年の海外受注額は1億4347万ドルと、前年同期(32億1247万ドル)の20分の1にもならない。
サムスン物産とサムスンエンジニアリングの今年の受注額もそれぞれ3億494万ドル、5億4831万ドルで、前年同期(19億8658万ドル、41億6252万ドル)比でそれぞれ85%減、87%減となった。現代建設は5億808万ドルを受注し、昨年の5分の1にすぎない。 パク・ギプン海外建設協会会長は「政府が受注を支援しているが、原油安が長期化し、下半期にも中東地域の建設受注実績は期待に及ばないだろう」と予想した。
そして今年上半期における韓国建設会社の海外受注実績が大きく落ち込んだことが分かったと中央日報が報じた。
14日、海外建設協会によると、今月13日基準のことしの海外建設受注額は合計141億3837万ドル(約1兆5000万円)で、昨年同期間の受注実績(235億3801万ドル)に比べて40%減少した。これは同期実績基準137億6578万ドルにとどまった2012年に続き4年ぶりの最低値となる。
地域別では伝統的に受注が多かった中東が66億6058万ドルにとどまり44%減少した。中南米地域も13億1380万ドルで68.4%減った。海外建設協会関係者は、最近になって国際原油価格が上昇しているが産油国が採算性を厳しく吟味しており実際の発注につながるまでには時間が必要な状況として、上半期にこれといった大型プロジェクトの受注がなかったことも不振の原因だと伝えた。
4年ぶりと言うとさして問題が無いように感じるが、原油安もあるとはいえ、まだウォン安状態である。さらに言えばアメリカの利上げもいずれあるだろうし、為替介入していれば、いきなりのウォン下落となる可能性もある。日本の失われた20年と同じ…云々と言う記事を見かけるが、そんなレベルではない…。
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