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中国最大の政治エリート集団「共青団」に切り込んだ習近平主席の野望

先週は、巷間(こうかん)言われている「習近平国家主席vs李克強首相の対立」は対等の権力闘争ではなく、習氏が権力を完全支配するための一つの過程ではないかとの見方を紹介した。 背景にあるのは、「習近平」という人物の危機感であろう。その危機感の答えとして選択した“超ポピュリズム”という政治スタイルである。

俗に「ゾウから降りてアリに乗った」と表現される習氏の選択は、中南海における自身のポジションを絶対的なものとする一方、大衆という実態の見えない“空気”を飽きさせないための仕掛けを次々と世に送り出さなければならないとの宿命を背負っているともいえるのだろう。

このことは、実は米国に見られるトランプ現象にも似ている。例えばトランプ陣営が次々に過激な発言を繰り出し続けていることにも共通点を見いだすことはできるのだ。 先ごろ当選したフィリピンのドゥテルテ氏も、欧州の先進各国で躍進し続ける極右政党にも同じ傾向が見られる。 こうした“空気”を醸成している人々の間にあるのは既存の政治エリートに対する否定だ。

既存の権威への挑戦は、いま民意を背景に世界的な盛り上がりを見せている。その一方で、中国においてそれは民意を先取りする形で習氏が人工的に仕掛けたといっても過言ではないのだろう。


党中央総書記に就任した直後から習氏は従来“タブー”とされてきた壁に果敢に挑み続けた。史上初となる政治局常務委員の逮捕、最高ポストの軍人の逮捕を断行し、官僚の既得権となっていた副収入(賄賂)にも本格的なメスを入れた。昨年末からは過去のリーダーが二の足を踏んだ軍事改革にも着手し、今年からは国有企業改革も断行するというのだ。

同じ流れでいま注目されているのは政治エリートの象徴とされた共産主義青年団(共青団)への切り込みである。2015年10月30日から12月29日まで、中央規律検査委員会の巡視隊(第二巡視組)が共青団組織に対する査察を行っている。その結果が公表されたのが今年2月2日のことである。 会見に臨んだ巡視組・李五四組長は席上、「党のリーダーシップの弱体」、「党の群団工作会議(2014年12月29日に開かれた会議の報告)の精神が十分に浸透していない」、「理論と実践を結合して実際の仕事に生かされていない」などと厳しく指摘している。

胡錦濤前国家主席はじめ現首相の李克強氏などそうそうたる人材を送り出してきた組織に対し、末端幹部がこんな指摘ができるのは、その背後に習氏の意向が働いているからに他ならない。 大きな改革を断行する前に巡視隊を投入するのは、習氏のパターンでもある。その意味では、中国最大の政治エリート集団とて、その例外ではないことを印象付けるショーがこれから始まるのかもしれない。
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160622/frn1606221550002-n1.htm

【管理人コメント】
頭の悪い習近平と、外交能力の高い李首相とで、争っても、中国内では李首相を支持する国民は多いのではないか…。
政治の支配力では、まだ習近平に分がありそうだが…、以前に比べたら衰えてきたのではないだろうか。。。

中国もそろそろ政治を変える転換期に来ているわけで、特に中国と言う大国においては、政治が変わらなければ国は変わらない。今後の経済低迷を受けて、経済と近隣国への圧力とで、無理を押し通せば崩れるだろうし、協力へ舵を切れば道は開ける…。

何にしても当面は注視する必要がある…。



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[ 2016年06月22日 18:48 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(2)
悪循環
国の最高権力者だから「野望」じゃないでしょう。
「野望」というのはチャレンジャーが持つ意志のこと。
習近平は政策失敗と批判勢力封じ込めの悪循環を
続けていて、世界の大国の中で一番貧弱な指導者です。

習近平の周りにはブレインがいないのだろう。
李克強がブレインのポジションのはずだったが、
そういう分担にはならなかったようだ。
これは習近平のほうが勝手に李克強を敵視して
周囲にそう感じさせているのではないか。
かといって李克強を切るわけでもない。
指導者の正と副の関係としては最悪です。
[ 2016/06/22 20:17 ] [ 編集 ]
権力者
権力者になると自分の席を狙う地位の者を叩き蹴落とすもの。二番手は仲間を作りそれに対抗し均衡が保たれる。ソ連時代スターリンは権力を一手に握れたが、フルフチョフは失敗した。今の中国は習近平により李克強が孤立し対抗できない状況になりつつある。そうなると権力者は一層力を増し、二番手はほぼいなくなる。

戦争に負けるか、経済の混乱などの大きな失政がないと独裁者はなかなか倒されない。フルフチョフはキューバ危機の対応に失敗し失脚、毛沢東は大躍進政策の失敗で一度権力の座を降りた。習近平は自ら経済成長が落ちると述べており、経済が停滞しても失政にならないよう布石を打っている。経済政策での失敗で責任を取らされる危険を避けたと見えるし、責任を李克強に押し付けることもあり得る。

残る習近平失脚のあるのは南シナ海でアメリカと戦い敗北するシナリオだ。中国海軍にはまだアメリカと戦う戦力はなく、通常なら中国から仕掛けることはないはず。アメリカがどのあたりまで中国の膨張を許すかがカギとなる。オバマは間もなく任期を終えるので、次の大統領がどう中国と対応するかで決まると思う。

ヒラリー女史がサッチャーを見習うか、それともオバマの路線を継承するか
[ 2016/06/23 06:04 ] [ 編集 ]
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