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大都市周辺に原発が10基もあっていいのか

原子力安全委員会(原安委)が23日、議論が絶えない新古里(シンコリ)5、6号機の建設を許可した。計画どおり建設が進むと、釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)地域は、すでに稼動中の8基に加えて2基増え、世界最高の原発密集地になる。多い人口と重要な国家産業施設が集中する場所で重大な事故でも起きれば、想像を絶する事態となる。新古里原発団地の30キロ範囲内には、釜山、蔚山、慶尚南道の住民380万人が暮らしている。

原安委は今回の審議で、一地域に多数の原発を建てることによる安全性を検討した結果、「多数ある原発の安全性は確保された」と結論を下した。安全に関わる重要な設備は原子炉と共有されていないため、一つの事故が他の原発の事故にはつながらないというのだ。だが、原安委は実務委員会の検討で、多数の原発のリスク評価と安全目標設定のための研究が追加で必要とする結論を下し、この問題に対する評価の不十分さを自ら認めている。世界のいかなる国も、これほどの人口過密地域に原発を密集させて建設した経験がないため、安全性を評価する方法など見つかるはずもない。大都市の周辺に10基も原発を作りながら、多数の原発の危険性を考慮したまともな検証もないのは深刻な問題だ。

福島第1原発事故以来、原子力専門家は「重大事故が発生しうる」ことを前提として受け入れている。いかに最新の設計をしても、安全文化、規制など技術外の要因が作用し、予想を超える地震、津波、火災、洪水、テロなどが事故を招くおそれがある。こうした点を踏まえ、原発を可能にするには、人口密集地から離すというのが最も単純かつ確実な安全対策だ。


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夏場の電気料金を削るほど電力予備率も高く、長引く低成長とともに電力消費も予想を下回っている。原発の追加建設を無理に急ぐ理由はない。新古里5、6号機建設を急がず、できる限り慎重に安全性を検討すべきであろう。
韓国ハンギョレ新聞社
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/24480.html

【管理人 補足記事&コメント】
韓国メディアは1990年代、釜山機張郡にある古里(コリ)原子力発電所が、甲状腺癌を誘発する放射性物質のヨード131を、世界の他の原子力発電所に較べ多くて3000万倍も排出していたことがわかったと報じている。

環境運動連合とチェ・ウォンシク国会議員(国民の党)は9日、「国連科学委員会(UNSCEAR)が国連総会に提出した『2000年放射能被爆報告書』と韓国水力原子力から受け取った資料『古里原子力発電所放射性廃棄物排出放射能量』を分析したところ、1990~1997年の8年間に古里原子力発電所1~4号機から排出された大気中のヨード131の量が、当時世界で稼動中の原発430余機のうちで最も多かったことが分かった」と明らかにした。

この期間に古里原子力発電所1~4号機から排出されたヨード131の量は29.6254ギガベクレル(G Bq)だった。 次いで多く排出した米国のハッチ1~2号機(19.91ギガベクレル)に較べて10ギガベクレル、3番目に多く排出したウクライナのダンジネス1~2号機(13.608ギガベクレル)に較べて16ギガベクレル多かった。 1ベクレル(Bq)は1秒間に一度放射性物質が崩壊することを意味し、1ギガベクレルは10億ベクレルと同じだ。

ヨード131が小数点以下6位まで全く排出されなかった日本の22機などに較べて2962万倍も多かった。 古里原子力発電所1~4号機を別にすれば、ヨード131を1ギガベクレル以上排出した原発は、蔚珍(ウルチン)1~2号機など58基あった。

年度別に見れば、1992年古里原子力発電所1~4号機のヨード131排出量は、世界で最も多い16ギガベクレルだった。 小数点以下6桁まで排出されなかったドイツの原子力発電所4機などに比べれば1600万倍多い。 同じ年に世界で1ギガベクレル以上排出した原子力発電所は21基あった。

1993年にも古里原子力発電所1~4号機は世界で最も多い13.2ギガベクレルを排出した。 2位は米国のハッチ1~2号機で9.25ギガベクレルだった。 3位はウクライナのダンジネス1~2号機で6ギガベクレルだった。同じ年に小数点以下6桁まで排出されなかった原子力発電所に比べて古里原子力発電所1~4号機の排出量は1320万倍も多かった。

一方、2014年10月、釜山地方裁判所東部支所民事2部は、古里原子力発電所周辺住民パク氏(48)が韓水原を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、甲状腺癌の発病に対する原子力発電所の責任を認め、パク氏に慰謝料1500万ウォンを支給せよと判決した。 これを契機に古里原子力発電所など韓国国内の原子力発電所周辺住民592人が「原子力発電所の放射性物質のために甲状腺癌などの被害を被った」として共同訴訟を進めている。

※ヨード(Iodine)131:核分裂で発生するラジオアイソトープ。 自然状態で存在するヨードは127で放射能はない。 ヨード131は半減期が8日と短いが、国連科学委員会は甲状腺癌を誘発する放射性物質と規定した。
いま中国同様に最も危険なのが韓国原発とされているが…



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[ 2016年06月25日 09:57 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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