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あふれる中国製品、韓国化学・鉄鋼業界の生存競争

蔚山市南区の石油化学団地にあるハンファ綜合化学のプラントを訪れた。合成繊維の原料となる高純度テレフタル酸(PTA)の生産ライン3本のうち、第1ラインがある建物の出入り口は閉ざされており、周辺には赤いテープが張られていた。「サバイバル100」と書かれた横断幕も見られた。今年1月初めに掲げられたものだといい、生き残りのために100週間、骨身を削るコスト削減をしようと呼びかけるものだ。

年産40万トンのPTA第1生産ラインは、昨年10月に稼働を中断した。2011年に大規模な改修で効率を高めたが、中国製PTAの供給が増え、販売先がなくなったため、蔚山工場での生産量を30%削減した。同社関係者は「3-4年前までは生産量の半分を中国に輸出していたが、現在は中国国内でも供給過剰となっており、輸出が激減した」と話した。

中国の高度成長期には対中輸出による特需で潤ったが、現在は供給過剰で生き残りが懸念されるという韓国主力産業の現状を端的に示している。国際的レベルの生産設備を備えた中国企業が本格的な増産に入り、韓国企業の立つ瀬はどんどん狭くなっている。

■PTAの対中輸出、4年で95%減
蔚山の石油化学団地にあるロッテケミカルも状況は似ている。同社は年産110万トン体制でPTAを生産していたが、生産ラインの半数近くを他の石油化学製品の生産に切り替えた。SK油化は2年前からPTAプラントの稼働を中断したまま、工場は遊休状態だ。


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韓国の石油化学メーカーは、11年にPTAだけで37億ドル相当を中国に輸出したが、昨年は1億9000万ドルの輸出にとどまった。世界的にPTA需要の半分を占める中国が国内生産量を増やし、自給率が100%を超えた結果だ。現在中国はPTA生産能力が需要を2000万トン上回っている。最大市場だった中国への輸出が断たれ、韓国メーカーはPTA生産量を最近3年間で30%削減した。韓国政府は4月、「5大ぜい弱業種」に石油化学産業を指定し、PTAを典型例として挙げた。業界関係者は「問題は第2、第3のPTAが出てくることだ」と話した。実際にPTAだけでなく、ポリ塩化ビニル(PVC)などの汎用(はんよう)製品は中国による自給率が続々と100%を超えている。

■中国製品に苦しむ韓国主力産業
鉄鋼業界も中国製品の影響で苦しんでいる。年初来、建設現場で使われる中国製鉄筋は昨年の約2倍に増えた。韓国の建設景気が回復する中、国産品よりも20%程度安い中国製鉄筋が押し寄せている。主な中国製鋼材の韓国でのシェアは30%を上回った。

中国産の石油製品もじきに韓国企業を脅かしそうだ。中国の石油精製能力は過去10年間で倍増した。供給が1億トン以上過剰となっているにもかかわらず、今年は雲南省昆明市で年産1000万トン規模の精製能力を備えたプラントが稼働を開始するなど、プラントの増設が止まらない。石油化学製品の輸入大国だった中国は輸出国へと変貌した。原油安で韓国の石油精製メーカーの収益性が改善したため、現在は目立たないが、韓国の石油精製業界は世界市場で中国との厳しい競争を目前に控えている。

先端産業分野でも状況はそれほど変わりない。中国の液晶パネル最大手、京東方科技集団(BOE)は、中国政府の支援を受け、大規模投資を行っており、安徽省合肥市に第10.5世代のパネル工場を建設する。2018年までに20兆ウォン(約1兆7900億円)を投資する計画だ。液晶パネル業界における「世代」とは、どれだけ大型のパネルを生産できるかを示す指標だ。韓国企業は現在第8世代、中国企業は第8.5世代で、世代という面では韓国が既に中国に劣っている。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/24/2016062402011.html

【管理人 補足記事&コメント】
朝鮮日報は、中国の供給過剰は世界の通商戦争の導火線になっているとした。中国のアルミニウム生産量は昨年3200万トンで、10年前に比べ倍増した。中国産アルミニウムが輸出市場にあふれ、アルミニウムの国際価格は最近5年間で40%暴落した。米国内のアルミニウム精錬工場は2000年当時の23カ所から昨年の4カ所まで激減し、数千人が働き口を失った。米国は最近開いた米中戦略経済対話で中国にアルミニウムの減産を要求したと伝えている。

韓国メディアは、中国の過剰生産を語ってはいられないのではないか…。
韓国も過剰生産である。そもそも大企業経営は大量在庫に大量受注でコストを下げた価格交渉で受注してきたわけで、それが日本企業より有利となり、受注決断が早いと絶賛されたが、日本企業のシステムからすれば、ジャストインタイムに看板方式では、そういう不透明な受注はできないわけで、当時は日本は何故不利なのかとか…、サムスン経営本が売れたのではないか…。先行きを考慮すれば、今の現状が待ち受けていたわけで、そういう意味では日本企業の先読みは成功だろう。



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[ 2016年06月26日 09:43 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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