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北朝鮮、今度はSLBM発射…

北朝鮮が、韓米政府による地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD<サード>)の配備が決定された翌日の9日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実験発射を行ったが、10キロメートルの高度で空中爆発したものと推定される。韓米日3国政府は「国連安全保障理事会(安保理)決議の違反」として、一斉に糾弾した。

合同参謀本部(合参)は「北朝鮮が9日午前11時、咸鏡南道新浦(シンポ)から南東方向の海上で、潜水艦発射弾道ミサイルと推定されるミサイル1発を発射した。射出は正常に行われたが、初期飛行は失敗したものと推定される」と明らかにした。米戦略司令部も「潜水艦発射弾道ミサイル『北極星』(KN11)と推定されるミサイルが新浦から発射され、北朝鮮と日本の間の海(日本海)に落ちたことを(レーダーが)捉えた」と発表した。北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルの試験発射は4月23日以来76日ぶりのことだ。

北朝鮮の弾道ミサイルは新浦級(2000トン級)潜水艦から発射され、水面上でロケット点火に成功したが、空中で爆発したものと軍当局は把握している。爆発直前、ミサイルは高度10キロメートルに達したが、距離としては数キロメートルの飛行にとどまったものと推定される。今回の試験発射からして、北朝鮮は潜水艦からミサイルを水面上まで押し上げた後、エンジンを点火する「コールド・ランチング」技術は保有しているが、まだ飛行技術は完成していないものと分析される。


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北朝鮮は4月23日の試験発射同様、今回も固体燃料エンジンで実験したものと推定される。軍当局者は「北朝鮮が2カ月前の試験発射後に公開した写真のロケットの火炎の色を見ると、典型的な固体燃料の特性が表れていた。さらに分析してみなければならないが、今回も固体燃料エンジンで飛行実験を行ったものと見られる」と話した。

しかし、今回の試験発射は技術的なレベルからして前回(4月23日)を下回るものだった。前回の実験では、ミサイルが30キロメートル飛行した後、空中で爆発した。しかし、軍当局者は「北朝鮮が潜水艦発射ミサイルをまだ開発中であるため、様々な実験をしているものと思われる。 一度や二度の実験結果だけで技術的に後退したとは断定できない」と指摘した。

北朝鮮の今回の発射は、米政府が金正恩委員長を北朝鮮人権侵害の責任者として明示した制裁対象リストを発表したことを受け、「超強硬対応」(7月7日、外務省声明)を宣言した直後であり、韓米がTHAAD配備を公式に発表した翌日に行われたことから、韓米両国を向けた武力抗議と見られる。特に、THAADが潜水艦発射ミサイルの迎撃には限界があることを浮き彫りにしようとする意図があるものと分析される。

合参は、今回の発射に対する「立場」を表明し、「北朝鮮は6月22日(中距離地対地ミサイル)『ムスダン』の試験発射に続き、9日、潜水艦発射弾道ミサイル試験発射まで行い、国連安保理決議を反する弾道ミサイルの発射行為を繰り返している。韓国軍は北朝鮮のこうした挑発行為を強く糾弾する」と明らかにした。政府は「外交部報道官論評」を発表し、「主要国と緊密に協力し、安保理決議の徹底した履行を含めたさらに強力な対北朝鮮制裁と圧迫を続けていく」としたうえで、「韓米連合防衛能力に基づいて北朝鮮に対する抑止力を強化し続ける」と強調した。
韓国ハンギョレ新聞社
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24598.html

【管理人 補足記事&コメント】
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、射程に限らず潜水艦から発射する弾道ミサイルを指す。現用兵器は全て核弾頭を装備する戦略兵器であり、爆撃機および大陸間弾道ミサイルと並ぶ主要な核兵器運搬手段である。SLBMは、原子力潜水艦に装備しなければ価値を大きく減じることになるが、元々潜水艦の開発・建造が出来る国家は少なく、さらに原子力機関の開発が可能な国家は限られる。

潜水艦発射弾道ミサイル。有効射程 2800~8300km。 1960年4月ポラリス・ミサイルの水中発射に成功したアメリカ海軍は,以後,ポラリスをはじめとして,ポセイドン・ミサイルを原子力潜水艦に搭載,1970年代末にはトライデント・ミサイルを実用化した。

北朝鮮の潜水艦は老朽化が激しいとはいえ、保有数でトップレベルとなる。潜水艦発射弾道ミサイル発射の成功は厄介だ。空中で爆発したとはいえ、発射自体の成功には自信を得たのではないか…。



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[ 2016年07月11日 09:52 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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