週刊現代掲載で波紋 現場から反発の声「無用な混乱招く」
週刊現代が8号連続で掲載した医療特集が波紋を広げている。「医者に出されても飲み続けてはいけない」とした薬特集では、一般的に広く処方されている多数の薬が危険視された。服用する患者らは不安を募らせる事態に発展し、現場の医師からは「無用な混乱を招いている」との反発の声も上がっている。 (三宅陽子)
「もらっている薬は飲んではいけないのか…」
千葉県松戸市の「松戸神経内科」で現在、服用する薬について、患者が主治医を詰問する場面が増えている。中には、深刻な面持ちで家族や友人から「飲んではいけないと言われた」と訴えてくる者もいる。
「薬を飲む必要性について丁寧に説明すると納得していただけるが、『もう飲みたくない』という方も出ている」
同院の高橋宏和医師はそう説明する。
患者らが“不安の種”として挙げるのが、週刊現代が6月11日号から特集した医療記事だ。初回では「言いなりになっていたら寿命が縮みます」などの見出しとともに、生活習慣病などの治療に用いられる49種の薬を提示。次号以降も、薬の副作用にまつわる話などを紹介し、医療現場からは「異論」も上がる。
「一番の問題点は、確率でいえば例外的な副作用を断りなく一般化し、全員に重篤な副作用が出るかのように印象を操作していることだ」 高橋医師はそう語る。
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例えば、高コレステロール血症の治療薬クレストールは、横紋筋融解症を起こすことがあるなどとされたが、クレストールの添付文書に示された同症の発生確率は0・1%未満。確率で言えば1000人に1人以下だ。認知症の治療薬アリセプトについても、記事には「飲み続けると、暴力的になるケースがある」といったおどろおどろしい表現が踊る。
「確かに、こうした症状がまれに起こるのは事実。ただ、『暴言を吐くようになった』といった報告があれば、薬の量を減らすとか、止めるといった判断が出てくる。記事は一度処方されると、自動的に同じ薬が続くような印象を与えている」(高橋医師)
70種類以上の病気が原因になるといわれる認知症は、薬の処方も見極めが難しい。定期通院などを通じて薬の微調整・見直しが行われていくものだが、記事を読む限り、こうした治療過程は存在しないような印象さえ受けるという。 記事では、抗血栓薬のプラビックスや高血圧治療に用いられる降圧剤(ARBなど)など、医療現場で広く用いられてきた薬も「飲み続けてはいけない」とされた。しかしそもそも、医療現場で用いられる薬は、専門家の間でその妥当性が話し合われ、処方する目安が示されている。
例えば、高血圧治療なら、日本高血圧学会が出すガイドラインが存在する。その中では、ARBなども選択肢の一つとして示されており、医師はこうした指針を参考に受け持つ患者にとって「妥当」と考えられる治療を行っている。 「薬には副作用があり得るが、使うことで得られるメリットもある。リスクに気をつけながら使っていくのが人間の知恵で、そこを一切無視して恐ろしい副作用があるから『飲むな』というのは不必要に患者を混乱と不安に陥れるだけ。それは非常に偏った見方ではないか」(高橋医師)
現場の医師が訴えるのはリスクを踏まえて使用するという忘れてはならない視点だ。
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160726/dms1607261550001-n1.htm
【管理人コメント】
私は若い時から実は血圧の薬漬けでしたので、ある程度はわかりますね~。
まぁ~記事内容はまんざら間違ってはいないともいえます。血圧を例に取れば昔は利尿作用を引き起こすタイプの薬が使われていた時期がありました。実は調べると良くないのですね~。主治医にもよるのですが、出来るだけ専門医にかかる事が望ましいです。大学病院などの専門医は、心電図とレントゲン或はエコー写真等から、薬が違うと指摘され、新たに処方された薬で、すぐ血圧が下がりましたね~。その先生は、利尿作用系の薬について、長期にのんでは…云々との説明されて、今の薬になったわけで、やはり専門医にかかる事がまず重要であるという事です。
そして直近5年間に大手術を経験し、やはり大学病院の専門医は信用できるのではと思いますね~。薬も新薬があり、かなり適切に処方が可能です。がしかし退院後、近い総合病院に変わり薬を引き継いでもらったのですが、若い時の薬違いとは別の問題がありましたね~。 先生によって、薬名称ではなく、成分でカルテに記載する先生もいるわけで、成分では薬名称ではないので、薬が微妙に違ってくる。薬剤師とよく相談する事ですね~。
自分でもある程度飲んでいる薬くらいは勉強する事です。
専門医によく診察してもらって、薬も決めてもらう事です。その名称で引き継いでもらう事が重要です~。
さらに言えば、薬剤師からジェネリックを紹介されるわけですが、安定剤などでは成分が同じでも、製造方法が違うので、効き目が変わって大変な事になる事があります。私などは安定剤をジェネリックに変えて動機が止まらず、体が異常と化してしまいました。原因を自分で見つけて、薬剤師に告げて元に戻したという事があります。
まぁ~医師も薬剤師も何でも専門ではないので、患者もそれなりに勉強が必要という事ですかね~。
「もらっている薬は飲んではいけないのか…」
千葉県松戸市の「松戸神経内科」で現在、服用する薬について、患者が主治医を詰問する場面が増えている。中には、深刻な面持ちで家族や友人から「飲んではいけないと言われた」と訴えてくる者もいる。
「薬を飲む必要性について丁寧に説明すると納得していただけるが、『もう飲みたくない』という方も出ている」
同院の高橋宏和医師はそう説明する。
患者らが“不安の種”として挙げるのが、週刊現代が6月11日号から特集した医療記事だ。初回では「言いなりになっていたら寿命が縮みます」などの見出しとともに、生活習慣病などの治療に用いられる49種の薬を提示。次号以降も、薬の副作用にまつわる話などを紹介し、医療現場からは「異論」も上がる。
「一番の問題点は、確率でいえば例外的な副作用を断りなく一般化し、全員に重篤な副作用が出るかのように印象を操作していることだ」 高橋医師はそう語る。
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「確かに、こうした症状がまれに起こるのは事実。ただ、『暴言を吐くようになった』といった報告があれば、薬の量を減らすとか、止めるといった判断が出てくる。記事は一度処方されると、自動的に同じ薬が続くような印象を与えている」(高橋医師)
70種類以上の病気が原因になるといわれる認知症は、薬の処方も見極めが難しい。定期通院などを通じて薬の微調整・見直しが行われていくものだが、記事を読む限り、こうした治療過程は存在しないような印象さえ受けるという。 記事では、抗血栓薬のプラビックスや高血圧治療に用いられる降圧剤(ARBなど)など、医療現場で広く用いられてきた薬も「飲み続けてはいけない」とされた。しかしそもそも、医療現場で用いられる薬は、専門家の間でその妥当性が話し合われ、処方する目安が示されている。
例えば、高血圧治療なら、日本高血圧学会が出すガイドラインが存在する。その中では、ARBなども選択肢の一つとして示されており、医師はこうした指針を参考に受け持つ患者にとって「妥当」と考えられる治療を行っている。 「薬には副作用があり得るが、使うことで得られるメリットもある。リスクに気をつけながら使っていくのが人間の知恵で、そこを一切無視して恐ろしい副作用があるから『飲むな』というのは不必要に患者を混乱と不安に陥れるだけ。それは非常に偏った見方ではないか」(高橋医師)
現場の医師が訴えるのはリスクを踏まえて使用するという忘れてはならない視点だ。
ZAKZAK
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私は若い時から実は血圧の薬漬けでしたので、ある程度はわかりますね~。
まぁ~記事内容はまんざら間違ってはいないともいえます。血圧を例に取れば昔は利尿作用を引き起こすタイプの薬が使われていた時期がありました。実は調べると良くないのですね~。主治医にもよるのですが、出来るだけ専門医にかかる事が望ましいです。大学病院などの専門医は、心電図とレントゲン或はエコー写真等から、薬が違うと指摘され、新たに処方された薬で、すぐ血圧が下がりましたね~。その先生は、利尿作用系の薬について、長期にのんでは…云々との説明されて、今の薬になったわけで、やはり専門医にかかる事がまず重要であるという事です。
そして直近5年間に大手術を経験し、やはり大学病院の専門医は信用できるのではと思いますね~。薬も新薬があり、かなり適切に処方が可能です。がしかし退院後、近い総合病院に変わり薬を引き継いでもらったのですが、若い時の薬違いとは別の問題がありましたね~。 先生によって、薬名称ではなく、成分でカルテに記載する先生もいるわけで、成分では薬名称ではないので、薬が微妙に違ってくる。薬剤師とよく相談する事ですね~。
自分でもある程度飲んでいる薬くらいは勉強する事です。
専門医によく診察してもらって、薬も決めてもらう事です。その名称で引き継いでもらう事が重要です~。
さらに言えば、薬剤師からジェネリックを紹介されるわけですが、安定剤などでは成分が同じでも、製造方法が違うので、効き目が変わって大変な事になる事があります。私などは安定剤をジェネリックに変えて動機が止まらず、体が異常と化してしまいました。原因を自分で見つけて、薬剤師に告げて元に戻したという事があります。
まぁ~医師も薬剤師も何でも専門ではないので、患者もそれなりに勉強が必要という事ですかね~。
≪ 質さえ高ければ、日本の消費者も中国製品を評価する! | HOME | 技術もサービスも高品質、さらに食事もおいしい!日本への医療観光が人気 ≫
私の祖父は、それこそ馬に喰わせるくらい大量の薬を処方されてたのを記憶しています。
当時は、医療機関が直接、薬を出してましたからね。
薬価基準などの関係で、医療機関は患者に薬を大量に出せば出すほど、実際の仕入れ価格との差額で儲かったようです。
現在のように、外部薬局で医師の処方した薬を買うようになる前の話です。
あの頃なら確かに、お題のような事例が溢れていたと思いますが、現在でも抜け道的な方法も有るのでしょうか?
父が町医者では手に負えなくなり、紹介状を貰って日大付属病院に入院する事になったとき、それまで受診していた全ての町医者が処方していた薬を調べるように言われて調べました、その処方箋開示も有料の町医者も居ましたが、日大病院の医師曰わく、「何じゃこりゃ?」でした。
セカンド・オピニオン等も必要なのかも知れませんね。
当時は、医療機関が直接、薬を出してましたからね。
薬価基準などの関係で、医療機関は患者に薬を大量に出せば出すほど、実際の仕入れ価格との差額で儲かったようです。
現在のように、外部薬局で医師の処方した薬を買うようになる前の話です。
あの頃なら確かに、お題のような事例が溢れていたと思いますが、現在でも抜け道的な方法も有るのでしょうか?
父が町医者では手に負えなくなり、紹介状を貰って日大付属病院に入院する事になったとき、それまで受診していた全ての町医者が処方していた薬を調べるように言われて調べました、その処方箋開示も有料の町医者も居ましたが、日大病院の医師曰わく、「何じゃこりゃ?」でした。
セカンド・オピニオン等も必要なのかも知れませんね。
[ 2016/07/27 08:36 ]
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若い時と今とでは体のつくりが違ってきていて、体のあちこちにガタがきてます。痛みや症状を言うと、すぐ降圧剤や痛み止めを勧められるのは、何かおかしいのではと思います。こんなふてくされを言うのも老いの現象なのですかねぇ~。