LGディスプレイ、POLEDに2兆ウォンを投資
LGディスプレイはその前日に開かれた取締役会で、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)事業所内のP9工場に、月1万5000枚規模の第6世代(1500x1850mm)POLEDの生産ラインの構築を決めたと、27日明らかにした。現在液晶表示装置(LCD)や大型有機発光ダイオード(OLED)を生産するP9工場に、2018年第3四半期(7〜9月)までに中小型POLED生産ラインを増設するという。
POLEDは、ガラス基板の代わりにプラスチックを使うため、円形など様々な2次元のデザインができる。畳む、伸ばす、丸める等の3次元デザインも可能だ。すでに主要メーカー各社がフレキシブル試作品を披露しているので、近いうちに早いテンポで大衆化が進むものとみられる。ディスプレイ専門市場調査会社「IHS」は、POLED市場は今年の5900万台から2020年は4億1600万台分へと成長するだろうと見込んでいる。
今回の投資背景について、LGディスプレイの韓相範(ハン・サンボム)副会長は、「OLEDへのパラダイムの転換は新しい挑戦であり、チャンスでもある」とし、「適時投資や投資効率性の最大化を通じて、浮上しているOLED市場で必ず先導的立場を確保していきたい」と説明した。韓副会長は最近行われた記者懇談会でも、「POLEDはモバイル市場のメガトレンドなので、追従していきたい」と語った経緯がある。
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三星(サムスン)電子にPOLEDを納入してきた三星ディスプレイとは違い、LGディスプレイは、LG電子やアップルなど、主要顧客企業のニーズに合わせ、中小型パネルはLCDを主力に生産してきた。IHSによると、今年第1四半期(1〜3月)のOLEDパネル市場で、三星ディスプレイは97.7%のシェアで、事実上市場を独占している。LGディスプレイは0.9%で2位、台湾のAUOが0.7%で3位となっている。
しかし、アップルが遅くとも2018年に販売するアイフォーンの新製品に、LCDの代わりにOLEDを使うことを決めたことで、LGディスプレイも、これ以上投資を遅らせるわけにはいかない。これに先立って、LGディスプレイは昨年7月、慶尚北道亀尾市(キョンサンブクド・クミシ)の事業所にある第6世代POLED生産ライン(E5)に1兆500億ウォンを投資することにした。E5の年間生産規模も1万5000枚ほどであるので、LGディスプレイは2018年の下半期(7〜12月)になれば、年間3万枚規模のPOLED生産ラインを備えることになる。計10兆ウォンを投入して、現在建設工事が行われている坡州P10工場にも、超大型OLEDと共にモバイル用POLED生産ラインが建設されるという。
LGディスプレイの関係者は、「POLED市場は早いテンポで膨らむものとみられ、P10が完成されるまで待つのではなく、スペースに余裕のあるP9に先制的に生産ラインを作るべきだという趣旨だ」と説明した。LGディスプレイは同日、第2四半期(4〜6月)に売上高5兆8551億ウォンに営業利益444億ウォンを上げたと公示した。2012年第2四半期を皮切りに、17期連続の黒字となる。売り上げは前期の5兆9892億ウォン比2%が減少したが、営業利益は12%が伸びた。
東亜日報
http://japanese.donga.com/List/3/02/27/659248/1
【管理人 補足記事&コメント】
LGディスプレイがPOLED(プラスチック基板の有機ELパネル)スマートフォン時代で先行するために、坡州(パジュ)事業所に約2兆ウォン規模のPOLED投資を行うと27日発表した。LGディスプレイ(代表取締役副会長はハンサンボム、韓相範/ www.lgdisplay.com)は26日、定例理事会を開き、京畿道坡州事業所内P9工場に月1万5000枚規模の6世代(1,500㎜×1,850㎜)プラスチックOLED生産ライン構築のための1兆9,900億ウォンの投資を決定した。
POLEDは、ガラス基板の代わりにプラスチックを使用するため、円形、多角形などの2次元デザインはもちろんベンダブル、ローラーブ、フォルダブルなど、フレキシブルディスプレイに代表される3次元デザインへの革新を可能にする。OLED専門リサーチ会社であるUBIリサーチ、2016年のフレキシブルOLED出荷量が約7,670万台から2020年に6億5,310万台に大きく成長すると見込んでいる。また、他のディスプレイ市場調査会社IHSは、フレキシブルOLED市場が2016年には約5,900万台から2020年には約4億1,600万台に成長すると期待する。
LGディスプレイは、これらの市場の拡大に積極的に対応するために、亀尾(グミ)事業所に6世代POLED生産ライン(E5)を投資したのに続き、坡州事業所にも約2兆ウォンの6世代生産ライン(E6)を追加投資する。一方、LGディスプレイは今回の投資の効率性を最大化するために、坡州に約5,000億ウォン規模の関連インフラ整備を進めており、亀尾に続き、坡州でフレキシブルOLEDの生産が2018年に本格化すれば、LGディスプレイはPOLED、スマートフォンの事業拡大の工場を準備できることになる。
LGディスプレイは今回の投資を発表した第6世代生産ラインのほか、月1万4,000枚規模の第4.5世代POLED生産ラインでスマートウォッチなどを生産しており、現在建設工事中のP10工場に、今後10兆以上を投資して、OLED大型ディスプレイの事業の拡大を目指す覚悟だ。2013年1月、世界初の55インチOLED TVパネルを量産し、本格的な大型OLED時代の幕開けを宣言したことがあるLGディスプレイは、POLEDにおいても2013年10月に世界初の6インチのスマートフォン用POLEDを量産したこと続いて2014年9月には世界初の1.3インチの円形POLEDを量産するなど、着実に関連する技術と工程のノウハウを蓄積してきている。
POLEDは、ガラス基板の代わりにプラスチックを使うため、円形など様々な2次元のデザインができる。畳む、伸ばす、丸める等の3次元デザインも可能だ。すでに主要メーカー各社がフレキシブル試作品を披露しているので、近いうちに早いテンポで大衆化が進むものとみられる。ディスプレイ専門市場調査会社「IHS」は、POLED市場は今年の5900万台から2020年は4億1600万台分へと成長するだろうと見込んでいる。
今回の投資背景について、LGディスプレイの韓相範(ハン・サンボム)副会長は、「OLEDへのパラダイムの転換は新しい挑戦であり、チャンスでもある」とし、「適時投資や投資効率性の最大化を通じて、浮上しているOLED市場で必ず先導的立場を確保していきたい」と説明した。韓副会長は最近行われた記者懇談会でも、「POLEDはモバイル市場のメガトレンドなので、追従していきたい」と語った経緯がある。
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三星(サムスン)電子にPOLEDを納入してきた三星ディスプレイとは違い、LGディスプレイは、LG電子やアップルなど、主要顧客企業のニーズに合わせ、中小型パネルはLCDを主力に生産してきた。IHSによると、今年第1四半期(1〜3月)のOLEDパネル市場で、三星ディスプレイは97.7%のシェアで、事実上市場を独占している。LGディスプレイは0.9%で2位、台湾のAUOが0.7%で3位となっている。
しかし、アップルが遅くとも2018年に販売するアイフォーンの新製品に、LCDの代わりにOLEDを使うことを決めたことで、LGディスプレイも、これ以上投資を遅らせるわけにはいかない。これに先立って、LGディスプレイは昨年7月、慶尚北道亀尾市(キョンサンブクド・クミシ)の事業所にある第6世代POLED生産ライン(E5)に1兆500億ウォンを投資することにした。E5の年間生産規模も1万5000枚ほどであるので、LGディスプレイは2018年の下半期(7〜12月)になれば、年間3万枚規模のPOLED生産ラインを備えることになる。計10兆ウォンを投入して、現在建設工事が行われている坡州P10工場にも、超大型OLEDと共にモバイル用POLED生産ラインが建設されるという。
LGディスプレイの関係者は、「POLED市場は早いテンポで膨らむものとみられ、P10が完成されるまで待つのではなく、スペースに余裕のあるP9に先制的に生産ラインを作るべきだという趣旨だ」と説明した。LGディスプレイは同日、第2四半期(4〜6月)に売上高5兆8551億ウォンに営業利益444億ウォンを上げたと公示した。2012年第2四半期を皮切りに、17期連続の黒字となる。売り上げは前期の5兆9892億ウォン比2%が減少したが、営業利益は12%が伸びた。
東亜日報
http://japanese.donga.com/List/3/02/27/659248/1
【管理人 補足記事&コメント】
LGディスプレイがPOLED(プラスチック基板の有機ELパネル)スマートフォン時代で先行するために、坡州(パジュ)事業所に約2兆ウォン規模のPOLED投資を行うと27日発表した。LGディスプレイ(代表取締役副会長はハンサンボム、韓相範/ www.lgdisplay.com)は26日、定例理事会を開き、京畿道坡州事業所内P9工場に月1万5000枚規模の6世代(1,500㎜×1,850㎜)プラスチックOLED生産ライン構築のための1兆9,900億ウォンの投資を決定した。
POLEDは、ガラス基板の代わりにプラスチックを使用するため、円形、多角形などの2次元デザインはもちろんベンダブル、ローラーブ、フォルダブルなど、フレキシブルディスプレイに代表される3次元デザインへの革新を可能にする。OLED専門リサーチ会社であるUBIリサーチ、2016年のフレキシブルOLED出荷量が約7,670万台から2020年に6億5,310万台に大きく成長すると見込んでいる。また、他のディスプレイ市場調査会社IHSは、フレキシブルOLED市場が2016年には約5,900万台から2020年には約4億1,600万台に成長すると期待する。
LGディスプレイは、これらの市場の拡大に積極的に対応するために、亀尾(グミ)事業所に6世代POLED生産ライン(E5)を投資したのに続き、坡州事業所にも約2兆ウォンの6世代生産ライン(E6)を追加投資する。一方、LGディスプレイは今回の投資の効率性を最大化するために、坡州に約5,000億ウォン規模の関連インフラ整備を進めており、亀尾に続き、坡州でフレキシブルOLEDの生産が2018年に本格化すれば、LGディスプレイはPOLED、スマートフォンの事業拡大の工場を準備できることになる。
LGディスプレイは今回の投資を発表した第6世代生産ラインのほか、月1万4,000枚規模の第4.5世代POLED生産ラインでスマートウォッチなどを生産しており、現在建設工事中のP10工場に、今後10兆以上を投資して、OLED大型ディスプレイの事業の拡大を目指す覚悟だ。2013年1月、世界初の55インチOLED TVパネルを量産し、本格的な大型OLED時代の幕開けを宣言したことがあるLGディスプレイは、POLEDにおいても2013年10月に世界初の6インチのスマートフォン用POLEDを量産したこと続いて2014年9月には世界初の1.3インチの円形POLEDを量産するなど、着実に関連する技術と工程のノウハウを蓄積してきている。
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こいつら加工だけだって!
有機ELは研究開発まで日本が牛耳ってるって。韓国は組み立てだけです。
[ 2016/07/28 12:53 ]
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