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ソウルの小学1、2年は2学期から「宿題のない学校」に

ソウル地域の小学1、2年の生徒は今年2学期から学校が宿題を出さない「宿題のない学校」に通うことになる

ソウル市教育庁のチョ・ヒヨン教育監(教育委員会委員長に相当)は27日、「8つの遊ぶ権利政策提案」を持参してソウル市教育庁を訪れた47人の小学生に「これからは小学校低学年に学校が宿題を出さないようにする『宿題のない学校』を作る予定だ。『試験のない学校』も推進中」と伝えた。その場にいた生徒に、いつから施行されるのかと問われ、同庁のイ・ヨンファン初等教育課長は「宿題のない学校は2学期から施行する予定で、試験のない学校は試験が必要と考えている人たちもいるので、さらに論議が必要」と答えた。

ソウル市教育庁によると、今年2学期が始まる9月からソウルの小学校599校の1、2年生を対象に「宿題のない学校」政策の実施を目指して準備が進んでいる。これに向け現在、ソウル市教育庁初等教育課は校長、教頭、1、2年の教師など8人が参加した教育課程再構成研究チームを立ち上げ、政策効果を研究している。同庁は夏休みが終わる8月末に内容を公開し、学校の教師や父兄を対象に意見の収れんに乗り出す。

宿題のない学校の政策が実施されると、公式には小学1、2年の生徒に自宅でする宿題を出せなくなる。現在も小学校の奨学計画に「母親の宿題をなくす」という項目があり、親の助けが必要な宿題は出さないのが原則だが、生徒本人がする宿題まで出さない方針だ。


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同庁のチョン・ジスク初等教育課程担当奨学士は「授業の権限は教師にあるので強制はできないが、政策レベルで原則を立てる」とし、「学校に来た生徒が本当に楽しいと思えるよう教え合う定型化された授業だけでなく、さまざまな方法の学びを通じて成長できるようにするのが目標」と説明した。試験のない学校政策は来年3月実施を目標に10月に公式に発表される予定だ。
韓国ハンギョレ新聞社
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24783.html

【管理人 補足記事&コメント】
デューク大学のハリス・クーパー氏は宿題に関する研究を行う第一人者で、クーパー氏によると、宿題によって得られる利益は年齢に依存しており、特に小学生の年齢の子どもが宿題をどれだけやっても成績が向上するという証拠は見つかっていないという。中学生でも宿題が成績を向上させる「良い影響」を得ることはほとんどなく、高校生になってようやく宿題で学術的な利益を得られるようになります。ただし、1日2時間が限度で、それ以上宿題に時間をかけると利益は減少していくとのこと。

「宿題をすると頭が良くなる」という一握りの神話的研究を払拭するべく、クーパー氏は1989年と2006年のおよそ200の研究結果を分析しました。多数の研究結果を総合的に解析した結果、小学生レベルの子どもが行う宿題に学術的な利益は発見されず、そればかりか子どもに悪い影響をもたらしていることまで判明している。幼稚園から小学校への入学は子どもにとって向学心を深める機会となりますが、宿題をさせることは学習に対する興味を失わせる影響があると、クーパー氏は説明している。

これまでの「宿題支持説」では、宿題は学校学習を強化しつつ「責任能力」を養うひとつのツールであり、親との自宅教育につながる機会になると言われていた。これに対してクーパー氏は、子どもの責任能力は養う機会は、親に言いつけられる雑用やペットの世話など、日々たくさん存在するほか、学校学習は子どもにとって重要ですが、「良い睡眠」「家族との時間」「遊ぶ時間」もまた子どもにとって重要な要素であり、宿題でこれらの時間を削っても良い影響は得られないとしている。

なお、子どもと親が一緒に声に出して本を読んだり、子どもが読書を嫌がる場合は、親が子どもに本を朗読してあげたりすることも、宿題より良い影響が得られることもわかっており、子どもに「楽しい」と感じさせることが重要だそうで、クーパー氏は「小学校の宿題は禁止するに値する」と断言しており、宿題のない文化の中で、子どもたちが放課後を有意義に過ごして日々楽しく学習できる生活を送ることを推奨している。



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[ 2016年07月29日 09:22 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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