日本人のロボット愛が突き抜けてる! 「ロボコン」ならぬ「ヘボコン」が大盛況
子どもたちの長い夏休みも、お盆休みを迎えるといよいよ後半戦に。そこで気になるのは夏休みの宿題の進み具合だ。中でも自由研究や自由工作は、テーマ探しから始めなければならない難関である。ロボットみたいなものでも作ろうか、という子もいるかも知れない。
台湾メディア・聯合新聞網は10日、香港人がなんとなく作った「ロボットのようなもの」が、日本で開催された「ヘボいロボットコンテスト」において表彰されたとする記事を掲載した。記事は「香港人の創意がまた爆発した」として、日本で7日に行われた「ヘボコン」(ヘボいロボットコンテスト)世界大会において香港代表が制作したロボットが「アイデア大賞」と、相撲競技部門優勝の栄冠に輝いたと紹介している。
「ヘボコン」は日本で生まれた「技術のない人のための、自作ロボット競技大会」だ。記事は専門知識のない素人が作ったロボットによって競われ、その外観や能力がしばしば人びとの笑いを誘うというエンターテインメント性を持っていると説明。その上で、香港代表のKitManさんが作った「おじさん型ロボット」が、デザインのヘボさと自らあっという間に場外に出て負ける性能のヘボさを遺憾なく発揮し、その萌えっぷりから「アイデア大賞」を獲得したと伝えた。
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また、同じく香港のRickyさんが手がけたロボットが競技において並み居る強豪を押しのけて優勝。記事は、このロボットが「リモコンに見えるほうが本体で、本体に見えるトラ型の機械が実はリモコン」という奇妙な代物であること、別のロボットを作ろうとした所失敗し、急いであり合わせの材料でやっつけ的に作ったところ誕生したロボットであることを紹介している。
記事は、「ヘボコン」のベースとなる理念として「失敗を楽しむこと」、「うまくいかない状況を楽しむこと」があると説明。香港でも昨年大会が行われ、その際には「勝者に何の賞品も出ないにも関わらず、あっという間に申し込み枠がいっぱいになった」とその人気ぶりを伝えた。
見栄えの悪いもの、できないこと、うまくいかないことをみんなで楽しんでやろう、という実に前向きな精神に支えられた「ヘボコン」は、本家の「ロボコン」に負けないほど魅力的なイベントである。今回話題になったのは、香港の人たちの素晴らしき「創意」だったが、きっと中国の内地にもギャラリーを大いに楽しませてくれる逸材がゴロゴロしているはず。ぜひ見てみたい。
http://news.searchina.net/id/1616354?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
朝日新聞は、人工知能(AI)や人間の能力を超えるロボットの開発が進むなか、ロボットの「ヘボさ」を競う日本発の大会が、世界的な人気を呼んでいるとし、その名も「ヘボコン」。これまでに25カ国以上で開催され、速さや賢さとは無縁のロボットの愛嬌(あいきょう)ある戦いが、世界中にファンを作っていると報じた。
5月下旬、米シリコンバレーで開かれたもの作りの祭典「メーカーフェア」。3Dプリンターやドローンの展示に人が集まるなか、ヘボコンが開かれている一角から歓声が上がった。 スタンフォード大大学院で宇宙工学を専攻するカレン・ルングさん(25)は「ヘボコンが来ると知って、駆けつけたんです」。その場に用意されていたおもちゃの車輪、風船、猫のぬいぐるみなどを組み合わせてロボットを作り上げた。
ヘボコンの発案者はニフティの娯楽サイト「デイリーポータルZ」編集者、石川大樹さん(35)だ。悪戦苦闘して工作の記事を書く同僚を見て、「世の中には完成品しか出てこない。作るのをあきらめたり、うまく動かなかったりするロボットを集めたらおもしろいのでは」と考えた。2014年、ブログで大会を呼びかけると、1日で20人の申し込みがあった。
基本ルールは、二つのロボットが縦50センチ、横100センチのベニヤ板上で相撲のように対戦し、板から出たり倒れたりしたら負け。高度なロボット技術を戦わせる「ロボットコンテスト(ロボコン)」と違い、要件は「技術的に稚拙であること」。遠隔操作や自動操縦など、規定より技術力が高すぎると減点される。目的は勝つことではなく、いかにみんなを笑わせるかだ。
たまには面白みのある題材も必要だろう~。
話しかけると壊れて行くロボットなども面白いのではないか~。
台湾メディア・聯合新聞網は10日、香港人がなんとなく作った「ロボットのようなもの」が、日本で開催された「ヘボいロボットコンテスト」において表彰されたとする記事を掲載した。記事は「香港人の創意がまた爆発した」として、日本で7日に行われた「ヘボコン」(ヘボいロボットコンテスト)世界大会において香港代表が制作したロボットが「アイデア大賞」と、相撲競技部門優勝の栄冠に輝いたと紹介している。
「ヘボコン」は日本で生まれた「技術のない人のための、自作ロボット競技大会」だ。記事は専門知識のない素人が作ったロボットによって競われ、その外観や能力がしばしば人びとの笑いを誘うというエンターテインメント性を持っていると説明。その上で、香港代表のKitManさんが作った「おじさん型ロボット」が、デザインのヘボさと自らあっという間に場外に出て負ける性能のヘボさを遺憾なく発揮し、その萌えっぷりから「アイデア大賞」を獲得したと伝えた。
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また、同じく香港のRickyさんが手がけたロボットが競技において並み居る強豪を押しのけて優勝。記事は、このロボットが「リモコンに見えるほうが本体で、本体に見えるトラ型の機械が実はリモコン」という奇妙な代物であること、別のロボットを作ろうとした所失敗し、急いであり合わせの材料でやっつけ的に作ったところ誕生したロボットであることを紹介している。
記事は、「ヘボコン」のベースとなる理念として「失敗を楽しむこと」、「うまくいかない状況を楽しむこと」があると説明。香港でも昨年大会が行われ、その際には「勝者に何の賞品も出ないにも関わらず、あっという間に申し込み枠がいっぱいになった」とその人気ぶりを伝えた。
見栄えの悪いもの、できないこと、うまくいかないことをみんなで楽しんでやろう、という実に前向きな精神に支えられた「ヘボコン」は、本家の「ロボコン」に負けないほど魅力的なイベントである。今回話題になったのは、香港の人たちの素晴らしき「創意」だったが、きっと中国の内地にもギャラリーを大いに楽しませてくれる逸材がゴロゴロしているはず。ぜひ見てみたい。
http://news.searchina.net/id/1616354?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
朝日新聞は、人工知能(AI)や人間の能力を超えるロボットの開発が進むなか、ロボットの「ヘボさ」を競う日本発の大会が、世界的な人気を呼んでいるとし、その名も「ヘボコン」。これまでに25カ国以上で開催され、速さや賢さとは無縁のロボットの愛嬌(あいきょう)ある戦いが、世界中にファンを作っていると報じた。
5月下旬、米シリコンバレーで開かれたもの作りの祭典「メーカーフェア」。3Dプリンターやドローンの展示に人が集まるなか、ヘボコンが開かれている一角から歓声が上がった。 スタンフォード大大学院で宇宙工学を専攻するカレン・ルングさん(25)は「ヘボコンが来ると知って、駆けつけたんです」。その場に用意されていたおもちゃの車輪、風船、猫のぬいぐるみなどを組み合わせてロボットを作り上げた。
ヘボコンの発案者はニフティの娯楽サイト「デイリーポータルZ」編集者、石川大樹さん(35)だ。悪戦苦闘して工作の記事を書く同僚を見て、「世の中には完成品しか出てこない。作るのをあきらめたり、うまく動かなかったりするロボットを集めたらおもしろいのでは」と考えた。2014年、ブログで大会を呼びかけると、1日で20人の申し込みがあった。
基本ルールは、二つのロボットが縦50センチ、横100センチのベニヤ板上で相撲のように対戦し、板から出たり倒れたりしたら負け。高度なロボット技術を戦わせる「ロボットコンテスト(ロボコン)」と違い、要件は「技術的に稚拙であること」。遠隔操作や自動操縦など、規定より技術力が高すぎると減点される。目的は勝つことではなく、いかにみんなを笑わせるかだ。
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