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圧倒的シェア誇りながら時代に取り残され、凋落した中国自動車企業を知っているか?

中国の自動車業界は長らく、現地企業と外資企業との合弁という形を通じて、日本をはじめとする各国の優れた技術を呼びこむとともに現地企業の発展、成長を促してきた。しかし、いくら良いパートナーに恵まれたとしても、自らに進取の精神がなければ会社として成長することはできないのは言うまでもない。

中国メディア・今日頭条は8月30日、かつては中国を代表する自動車企業が成長に失敗し、なおかつ日本企業との合弁も上手くいかないことで「忘れ去られた存在」になった事例として江西省の昌河汽車を紹介する記事を掲載した。 記事は、1980年代初期に誕生した「CH1010」というタイプのミニワゴン車を同社が発売したことを紹介。輸送能力、荷物の積載能力の高さから郵便、警察など公的機関で重用され、当時の国内で「無敵の地位」を誇ったという。自動車販売数が6年連続数全国1位を記録したこともあったとした。

90年代に入ると国内のコンパクトカー業界は群雄割拠の状況となり、同社は弱体化していったと説明。そこで95年6月には日本のスズキなどと合弁会社を設立したと伝えた。しかし、かつての栄光頼みのコンパクトカー事業は軌道に乗らず赤字が続き、2012年には長安自動車への吸収合併に関連する問題で大規模なストライキまで発生したと紹介。スズキも経営資源を長安鈴木に集中させようとして昌河との「離婚」を申し出るも、現在に至るまで実現していない状況が続いていると説明。昌河鈴木は今や「スズキ」の名前だけ残り、合弁開始から20年で発売されたのはスプラッシュなどわずか4車種に留まるなど、技術的なサポートも得ていない状態となっており「かつて期待された合弁ブランドが、最終的には鈴木にとって『たたむことのできない風呂敷』になってしまった」と伝えている。

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記事は最後に、「かつて販売数1位を誇った栄誉を、昌河は伝承することができなかった。これは今の国産ブランドの問題点とも言える。国外の技術ばかりに頼っていて、われわれはどうするのか」と問題提起して締めくくった。

昌河の「凋落」は、街じゅうに昌河のミニワゴンが走っていた頃の栄光が忘れられず、時代についていくことができずに大胆な改革ができなかったことが要因の1つとして挙げられそうだ。驕れる者は久しからずと言うが、栄華を極めた者ほど柔軟性や危機意識、向上心を持ちづらくなるゆえなのだろう。
http://news.searchina.net/id/1617787?page=1

【管理人 補足記事&コメント】
2013年11月日本経済新聞は、中国自動車大手の北京汽車集団(北京市)は中堅の江西昌河汽車(江西省)を買収すると報じた。8千万元(約13億円)超を投じ、昌河の株式の70%を取得する契約を25日に地元の江西省政府と結んだ。2017年までに昌河で年50万台の生産能力を確保し、国内上位メーカーを追う。昌河は日本のスズキの合弁相手で、09年から大手の長安汽車集団(重慶市)の傘下にあった。

北京汽車は12年の販売台数が国内5位の169万台。昌河は生産能力が年27万台の小型車メーカーで、残り30%の株式は江西省政府傘下の企業が保有を続ける。昌河は長安汽車とは商品戦略の食い違いや、長安がスズキとの合弁を長安本体に一本化する方針を示したことなどが原因で対立。省政府傘下の企業が10月までに長安から昌河の全株を取得した。

その前からいろいろと日本企業との連携模索や中国企業の大リストラなどなどを抱えていたわけで、結果として今日の三菱エンジンを積んだ車が走ってよかったのではないか…。結局は日本技術である。しかし、今後は厳しくなる。エコへの動きが加速する中でどの様になるのかは難しい判断となる…。。。




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[ 2016年09月01日 19:17 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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