AIIB、G20前にカナダ取り込み 悪あがき中国 先進国を分断する狙いも
新たにカナダが加盟申請を決めた中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)。9月4~5日に浙江省杭州で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合を前に、経済面でのリーダーシップのアピールに必死の習近平政権だが、AIIBは今後さらに暴走する懸念も指摘されている。
中国中央テレビは、中国を訪問中のカナダのトルドー首相が8月31日、北京で習主席らと会談し、参加の意向を伝えたと報じた。両国をめぐっては、6月に王毅外相がカナダを訪問した際、カナダ人記者に中国の人権問題を指摘され、激高するという失態を犯している。そのカナダに経済的メリットをちらつかせてAIIBに取り込んだ形だ。 カナダの加盟申請により、先進7カ国(G7)でAIIBへの加盟を見送っているのは日本と米国の2カ国となった。中国が先進国を分断する狙いもうかがえる。
中国としては、G20で中国の東シナ海や南シナ海での軍事的覇権が議題となって議長の習主席が矢面に立つことはなんとしても回避したいところだ。そのため関心を経済問題に集中させようと躍起になっている。 AIIBの創設メンバーは57カ国だが、金立群総裁は参加希望国が「30カ国以上」としており、規模では日米主導のアジア開発銀行(ADB)の67カ国・地域を大きく上回る可能性もある。
しかし、国際金融機関としての中身は伴っていない。現状では各国代表による理事会が融資案件を決めているが、来年以降は北京の経営陣の判断で進められる見通しだ。また、韓国人副総裁が突如更迭されたように、人事面でも習政権の意向が強く反映されており、“中国のための銀行”という色合いは強まるばかりだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160901/frn1609011700006-n1.htm
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【管理人 補足記事&コメント】
中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が6月25、26の両日、本部のある北京で開いた初の年次総会を取材した。印象的だったのは、アジア開発銀行(ADB)など既存の国際金融機関との「協調」をしきりにアピールする中国政府高官らの姿だ。「AIIBは世界銀行やADBと補完関係を築き、共同で国際経済の発展を促すことができる」。開幕式に出席した中国の張高麗副首相は強調した。
続いて登壇したAIIBの金立群総裁(元中国財政次官)も世界銀行、ADBの名前をあげて、複数の国際金融機関と協力関係を築くことができたと紹介。「AIIBはグローバルパートナーだ」と訴えた。年次総会中に開かれた記者会見でも象徴的な場面があった。AIIBの最大出資者である中国政府の意向が今後の組織運営に強い影響を与えるのではないかと指摘された金総裁は「AIIBは中国の銀行ではない」と色をなして反論した。 習近平国家主席の肝煎りで発足したAIIBには常に「既存の国際金融秩序への挑戦者」とのレッテルがつきまとう。張副首相らが低姿勢に徹したのは、そうした国際社会の疑念を払拭(ふっしょく)する狙いがあったとみられる。
AIIBの加盟国数は57。金総裁によると、新たに24カ国が加盟の意思を内々に打診しており、最終的な加盟国数は90カ国前後に膨らむ見通しだという。加盟国数だけを見れば日米が主導するADB(加盟67カ国・地域)を圧倒することになり、一見、順調な船出をしたようにも見える。
しかし、その台所事情は苦しい。組織を支える職員数は総会時点で39人、内定者を含めても約60人しかいない。年内に100人に増やすべく世界でリクルート中だが、国際融資に精通した人材の確保は容易に進まず、「現段階では組織を維持、運営するのがやっとという状況」(国際金融筋)。 これに対し、AIIBが主力業務とするインフラ投資は1件あたりの融資金額が大きいうえ、事業リスクの評価も難しい。AIIBは今年の融資目標を12億ドルに設定しているものの、うかつに手を出せば大量の焦げ付きを出す恐れもある。発足早々のつまずきは、習近平指導部の顔に泥を塗る形になるだけに、何としても避ける必要があった。
融資実行に不可欠な人材も、ノウハウも少なく、発足直後で事業リスクを見極める時間もない−−。こうした状況で融資目標を達成するには、既存の国際金融機関が選定、評価した案件に「協調融資」の形でお金を出すのが一番の早道だ。 実際、年次総会に報告されたAIIB初の融資4件(融資総額は計約5億ドル)のうち、3件を世界銀行などとの協調融資が占めた。裏返せば、ADBなどとの協調路線をとる以外、AIIBには選択肢がなかったというのが実態だ。
中国は日本にすり寄るしか道は無い。世界銀行の運営はそんな簡単ではないだろう。アジア開発銀行は中国環境汚染で、融資しているわけで、今この状況下でアジア・インフラ銀行から融資はできないわけで、すでに日本に頼っている部分がある。互いに力を合わせてと言うが、ほとんど中国内の環境汚染に使われるのではないか…。元々の野望である。気が付けばアジア・インフラ銀行幹部の席に鳩山が座っている何てこともあるのではないか…。。。
中国中央テレビは、中国を訪問中のカナダのトルドー首相が8月31日、北京で習主席らと会談し、参加の意向を伝えたと報じた。両国をめぐっては、6月に王毅外相がカナダを訪問した際、カナダ人記者に中国の人権問題を指摘され、激高するという失態を犯している。そのカナダに経済的メリットをちらつかせてAIIBに取り込んだ形だ。 カナダの加盟申請により、先進7カ国(G7)でAIIBへの加盟を見送っているのは日本と米国の2カ国となった。中国が先進国を分断する狙いもうかがえる。
中国としては、G20で中国の東シナ海や南シナ海での軍事的覇権が議題となって議長の習主席が矢面に立つことはなんとしても回避したいところだ。そのため関心を経済問題に集中させようと躍起になっている。 AIIBの創設メンバーは57カ国だが、金立群総裁は参加希望国が「30カ国以上」としており、規模では日米主導のアジア開発銀行(ADB)の67カ国・地域を大きく上回る可能性もある。
しかし、国際金融機関としての中身は伴っていない。現状では各国代表による理事会が融資案件を決めているが、来年以降は北京の経営陣の判断で進められる見通しだ。また、韓国人副総裁が突如更迭されたように、人事面でも習政権の意向が強く反映されており、“中国のための銀行”という色合いは強まるばかりだ。
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中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が6月25、26の両日、本部のある北京で開いた初の年次総会を取材した。印象的だったのは、アジア開発銀行(ADB)など既存の国際金融機関との「協調」をしきりにアピールする中国政府高官らの姿だ。「AIIBは世界銀行やADBと補完関係を築き、共同で国際経済の発展を促すことができる」。開幕式に出席した中国の張高麗副首相は強調した。
続いて登壇したAIIBの金立群総裁(元中国財政次官)も世界銀行、ADBの名前をあげて、複数の国際金融機関と協力関係を築くことができたと紹介。「AIIBはグローバルパートナーだ」と訴えた。年次総会中に開かれた記者会見でも象徴的な場面があった。AIIBの最大出資者である中国政府の意向が今後の組織運営に強い影響を与えるのではないかと指摘された金総裁は「AIIBは中国の銀行ではない」と色をなして反論した。 習近平国家主席の肝煎りで発足したAIIBには常に「既存の国際金融秩序への挑戦者」とのレッテルがつきまとう。張副首相らが低姿勢に徹したのは、そうした国際社会の疑念を払拭(ふっしょく)する狙いがあったとみられる。
AIIBの加盟国数は57。金総裁によると、新たに24カ国が加盟の意思を内々に打診しており、最終的な加盟国数は90カ国前後に膨らむ見通しだという。加盟国数だけを見れば日米が主導するADB(加盟67カ国・地域)を圧倒することになり、一見、順調な船出をしたようにも見える。
しかし、その台所事情は苦しい。組織を支える職員数は総会時点で39人、内定者を含めても約60人しかいない。年内に100人に増やすべく世界でリクルート中だが、国際融資に精通した人材の確保は容易に進まず、「現段階では組織を維持、運営するのがやっとという状況」(国際金融筋)。 これに対し、AIIBが主力業務とするインフラ投資は1件あたりの融資金額が大きいうえ、事業リスクの評価も難しい。AIIBは今年の融資目標を12億ドルに設定しているものの、うかつに手を出せば大量の焦げ付きを出す恐れもある。発足早々のつまずきは、習近平指導部の顔に泥を塗る形になるだけに、何としても避ける必要があった。
融資実行に不可欠な人材も、ノウハウも少なく、発足直後で事業リスクを見極める時間もない−−。こうした状況で融資目標を達成するには、既存の国際金融機関が選定、評価した案件に「協調融資」の形でお金を出すのが一番の早道だ。 実際、年次総会に報告されたAIIB初の融資4件(融資総額は計約5億ドル)のうち、3件を世界銀行などとの協調融資が占めた。裏返せば、ADBなどとの協調路線をとる以外、AIIBには選択肢がなかったというのが実態だ。
中国は日本にすり寄るしか道は無い。世界銀行の運営はそんな簡単ではないだろう。アジア開発銀行は中国環境汚染で、融資しているわけで、今この状況下でアジア・インフラ銀行から融資はできないわけで、すでに日本に頼っている部分がある。互いに力を合わせてと言うが、ほとんど中国内の環境汚染に使われるのではないか…。元々の野望である。気が付けばアジア・インフラ銀行幹部の席に鳩山が座っている何てこともあるのではないか…。。。
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街金
AIIBは街金でしか無く、その街金に資金を貸し付けているのは(イギリス、フランス、ドイツ、韓国など)最貧国から生き血を吸おうとしている、蚊ボウフラの類いです。
本来ならば投資をしてその国を豊かにしてから利潤の恩恵を受けるべきが、投資をして自国だけが利益を得ようとするのがAIIBです、100年前の植民地主義(イギリス(インド)、フランス(ベトナム)、ヒリピィン(アメリカ)、インドネシア(オランダ)他)、ですアジア人(中国)がアジア人(カンボジア、タイ、ヒリピィン、ベトナム、ミャンマーなど)から搾取するAIIBに日本が投資しないのは当然の事でしょう。
カナディアン、オーストラリアンは白人です、利益(自分達の主張が正し)だけの人種ですアジア人など気にもしていまい。
本来ならば投資をしてその国を豊かにしてから利潤の恩恵を受けるべきが、投資をして自国だけが利益を得ようとするのがAIIBです、100年前の植民地主義(イギリス(インド)、フランス(ベトナム)、ヒリピィン(アメリカ)、インドネシア(オランダ)他)、ですアジア人(中国)がアジア人(カンボジア、タイ、ヒリピィン、ベトナム、ミャンマーなど)から搾取するAIIBに日本が投資しないのは当然の事でしょう。
カナディアン、オーストラリアンは白人です、利益(自分達の主張が正し)だけの人種ですアジア人など気にもしていまい。
[ 2016/09/02 19:46 ]
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人を出してくれという要請にカナダが応えたのでしょう。
日本はAIIBに参加しなくてもいいのです。
パキスタンの道路工事案件はAIIBが単独では力不足で
ADBが横から助けるというモデルを作った。
融資を受ける側は頼れる融資元は一つより二つの方がいい。
AIIBはまだ単独大型融資の実績がない。
AIIBの力不足をおいておいて、日米に対抗だとか、
本質をはずれた論評が盛んです。
何故そうなるかというと、中国の狙いは、融資による
国際協調よりも、中国の力誇示だからです。