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遠心力がまさったG20 「協調」に失敗した世にも不思議な首脳会議

中国の杭州で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議は、世にも不思議な会議であった。中国の華麗な外交舞台なのに、政治も経済も協調より遠心力しか働かなかった。裁かれる側の中国が、法廷を仕切る“裁判長席”にいては「問題の極小化」しか考えないからだろう。

議長の習近平国家主席は、開幕式で「世界経済という名の船を先導して広い海へ走らせる」と華々しく宣言したが、実態は違った。欧州連合(EU)からは中国の安価な鉄鋼が国際市場にあふれ、過剰生産が「欧州で万単位の雇用が失われている」と批判された。具体的な解消策もなく、「経済失速を防ぐための政策総動員」とは空疎なお題目であった。 それは政治分野も同じ。中国は南シナ海の領有権をめぐるハーグの仲裁裁判所から人工島の造成などで「クロ裁定」が出て非難される立場だが、徹底的に無視した。中国に幸いしたのは、米欧も経済苦境から自信をなくし、内向きのまま漂っているからだ。

米紙によると、中国は事前に2つのカードを使い分けていた。1つはシンガポールの外交官が挙げる「偽りのジレンマ」戦術だった。実際には多くの選択肢があるのに、白か黒かの2つの選択肢しか考慮できない状況に相手国を追い込む。もう1つは、日本や欧米向けによく使う「原告の論理」戦術で、13億人の感情を傷つけたと罪悪感を植え付けて譲歩を誘う。


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「偽りのジレンマ」戦術は、南シナ海で領有権を争う東南アジアの国々に対して最も有効だった。中国に反旗を翻すなら投資や貿易の恩恵を受けられなくなると、反発を抑止できた。米豪同盟のオーストラリアは、鉄鉱石輸出で中国に依存するから、中国の掌中にありがちだ。対中貿易が経済を支える韓国もまた、そのジレンマにあえいできた国だろう。5日午前の中韓首脳会談では、習氏が最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備に反対の意向を直接伝えた。習氏は「うまく処理しなければ、摩擦を高める」との圧力で撤回を求めた。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が聞き流したのは、韓国が核恐怖の中で生きているからである。実際、その日の正午過ぎ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射したから、習氏の発言にはまるで説得力がなかった。 それにしても、過去の国際会議で、これほど米国大統領の影が薄いサミットはなかった。オバマ大統領は「アジア・リバランス」としてアジア回帰の再均衡を打ち出しながら、実行が伴わない。柱である環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の行方もままならないありさまだ。

中国は政権末期でレガシー(政治的遺産)がほしいオバマ氏に、地球温暖化対策「パリ協定」への批准という最低限の譲歩を用意したが、大半は無視した。 中国はハーグ仲裁裁定後の1カ月間、米国の出方を慎重に見極め、言葉だけにとどまると判断した。習氏が「G20の結束」を強調しているさなかも、南シナ海のスカボロー礁に、中国軍艦2隻を含む艦船10隻を公然と停泊させていた。 杭州G20は、中国による「問題の極小化」は成功したが、G20そのものは協調に失敗した。中国は今後、11月の米大統領選をシリ目に、岩礁埋め立てなど挑発的な行動に移行する。
(産経新聞 東京特派員)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160912/frn1609121615010-n1.htm

【管理人コメント】
「中華民族の偉大なる復興」「海洋強国」という覇権的スローガンを掲げながら通商国家として他国に受け入れてもらうなどということは不可能だ。 対外貿易と国内政治の二律背反性が、現在の中国に混乱をもたらす大きな要因となっている。習近平の外交は失敗の連続だ。今回中国はG20議長国とはいえ、成果の出せない会議は無駄に終わった…。



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[ 2016年09月12日 19:37 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(1)
二期やるのか
オバマは今年一杯で終りだが、習近平は2期やれれば2023年まで。
1期で降りるなら2018年まで。政局を切り抜ければ2期だが、
成果を出すのは難しいだろう。
生産調整などの「守り」のテーマが多く、「攻め」のテーマはしょぼい。
東シナ海の岩礁基地は作ってナンボのものか。
西の砂漠の「一帯一路」は2023年までやってもヨーロッパまで
届かないだろう。
[ 2016/09/12 23:00 ] [ 編集 ]
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