トランプ氏と電撃会談、政商・孫社長の狙い 米で6兆円投資し5万人の新規雇用創出
ソフトバンクグループの孫正義社長(59)は6日、ドナルド・トランプ次期米大統領(70)とニューヨークのトランプタワーで会談し、米国内で500億ドル(約5兆7000億円)を投資し、5万人の新規雇用を創出すると表明した。「究極のトップ営業」の裏には孫氏のしたたかな野望がうかがえる。
トランプ氏が米大統領選後に日本の大企業経営者と会談したことが明らかになるのは初めて。孫氏が共通の友人に依頼して実現したという。 トランプ氏の住居があるトランプタワーで行われた約45分間の会談後、記者団の取材に応じた孫氏は、投資や雇用創出の計画を説明したと明らかにしたうえで「米国内のベンチャー企業に投資する」と話した。また、規制緩和を支持するトランプ氏の大統領就任を祝いたいと同氏に伝えたとも明かした。
一緒に姿を現したトランプ氏は、孫氏を「産業界で偉大な男の一人だ」と持ち上げた。ツイッターでは「われわれが選挙で勝たなければこんなことは決してしなかっただろうとマサは話した」とつぶやいた。
ソフトバンクは、サウジアラビアの政府系ファンドの出資も受けて最大10兆円規模のファンドを立ち上げるなど、AI(人工知能)をはじめとするハイテク関連への投資に積極的だ。ただ、これだけではわざわざ次期米大統領に会いに行った意味はない。ソフトバンクは2013年に米携帯電話4位のスプリントを買収。さらに同3位のTモバイルUSと合併させようとしていたが、14年に米連邦通信委員会と司法省の反対で買収を断念していた。
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引き続き合併に意欲的とされる孫氏は「(買収について)今日は話していないが、トランプ氏はさまざまな規制緩和を積極的にすると話していた」と含みを持たせた。米株式市場でスプリントが一時4%高、TモバイルUSも一時3%高と急騰。7日午前の東京市場ではソフトバンク株が年初来高値を更新した。孫氏は9月末には韓国の朴槿恵大統領を表敬訪問し、10年間で5兆ウォン(約4600億円)を目標に対韓投資を進める考えを示した。その後、朴氏の疑惑発覚で実現は不透明となったが、各国のトップと話をつける孫氏の政商ぶりがいかんなく発揮されている。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161208/dms1612081530009-n1.htm
【管理人 補足記事&コメント】
孫氏は米西海岸にも豪邸を構え、米国でIT人脈を広げてきた。シリコンバレーはヒラリー氏の民主党支持層圏である。民主党系の政治家や経済人とは親しいが、トランプ氏はおろか共和党系の人脈が強いとは言えないだろう。しかし孫氏はわずか1カ月弱の間にトランプ氏と会談のための「アポ取り」を成功した事になる。
次期大統領が不動産王と呼ばれた実業家で、世界的な投資家として有名になった孫氏に興味がわいたという事だろうか…。500億ドル投資というお土産を持って行った孫氏だが、トランプ氏と会談した本当の目的は何なのか…。
「今後は僕の時間の45%は(英半導体設計大手の)アーム、そして45%は米スプリントにあてる」。7月に孫氏は3.3兆円でアームの買収を決めた後の会見でこう語っていたわけで、トランプ氏との電撃会談の直前から、スプリントと(米携帯電話3位の)TモバイルUSとの統合が再びスタートするのではという憶測があったのも事実。 実は2014年に孫氏はスプリントとTモバイルUSとの統合を画策したが、同年夏に統合交渉が頓挫した悔しさは想像以上だった様だ…。
アメリカ大統領をも利用して、過去の失敗を成功に導くわけであるから孫氏の人脈も恐ろしいと言えば恐ろしいが…。
もっとも今後成功するかどうかは未知数だが、日本にとって有益であることを祈りたい…。
トランプ氏が米大統領選後に日本の大企業経営者と会談したことが明らかになるのは初めて。孫氏が共通の友人に依頼して実現したという。 トランプ氏の住居があるトランプタワーで行われた約45分間の会談後、記者団の取材に応じた孫氏は、投資や雇用創出の計画を説明したと明らかにしたうえで「米国内のベンチャー企業に投資する」と話した。また、規制緩和を支持するトランプ氏の大統領就任を祝いたいと同氏に伝えたとも明かした。
一緒に姿を現したトランプ氏は、孫氏を「産業界で偉大な男の一人だ」と持ち上げた。ツイッターでは「われわれが選挙で勝たなければこんなことは決してしなかっただろうとマサは話した」とつぶやいた。
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引き続き合併に意欲的とされる孫氏は「(買収について)今日は話していないが、トランプ氏はさまざまな規制緩和を積極的にすると話していた」と含みを持たせた。米株式市場でスプリントが一時4%高、TモバイルUSも一時3%高と急騰。7日午前の東京市場ではソフトバンク株が年初来高値を更新した。孫氏は9月末には韓国の朴槿恵大統領を表敬訪問し、10年間で5兆ウォン(約4600億円)を目標に対韓投資を進める考えを示した。その後、朴氏の疑惑発覚で実現は不透明となったが、各国のトップと話をつける孫氏の政商ぶりがいかんなく発揮されている。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161208/dms1612081530009-n1.htm
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500億ドル投資、5万人の新規雇用を創出、まことに結構な話です。
初対面だから、トランプ氏は「何をいつまでに」と突っ込んだ話はしない。
孫氏としては、「資金の用意は可能だ」くらいの意味でしょう。
逆に、「回したい資金があるから投資先を作ってくれ」というのが
孫氏の本音じゃないのか。