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韓国、2年連続で輸出減少…貿易額はかろうじて9000億ドル超え

世界的な需要不振と供給過剰の中で、造船業やスマートフォンの輸出が打撃を受け、韓国の2016年の輸出額が2015年に続いて2年連続で減少した。保護貿易主義強化の可能性などで今年の輸出環境も良くないという見通しが続く。

産業通商資源部は2016年の輸出額が前年比5.9%減少した4955億ドル(約58兆円)で、2015年(-8%)に続いて2年連続で減少したと1日明らかにした。輸入は前年比7.1%減少した4057億ドル(約47兆円)で、貿易収支の黒字幅は898億ドル(約1兆円)で、前年(903億ドル)に比べ0.5%減少した。産業部は「2016年の輸出は世界貿易の鈍化、主力品目の単価下落、自動車業界でのストライキおよび新型スマートフォンの販売中止などにより減少した」と説明した。輸出が2年連続で減ったのは1957~58年以来58年ぶりだ。また、輸出額が5000億ドル以下に落ちたのは2010年以来6年ぶりだ。

輸出と輸入を合計した貿易規模は9012億ドル(約105兆円)であり、9000億ドルをかろうじて超えた。韓国の貿易規模は2011年に初めて突破した1兆ドル規模を4年間維持してきた。史上最大を記録した2014年(1兆981億ドル)に比べると、昨年の韓国の貿易規模は2000億ドル近く減少(1969億ドル)した。

産業部は昨年末に輸出が回復傾向を示した点は肯定的だと評価した。先月の輸出は451億ドルで前年同期比6.4%増加した。一般機械、石油化学、自動車が回復傾向を牽引した。月別輸出は9月-5.9%、10月-3.2%だったが、11月に2.5%増に反転した後、2カ月連続で増加した。

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ただし、昨年末の回復傾向がどれだけ続くかは断言し難いという分析が出ている。産業研究院は最近の報告書で「2017年には貿易量の増加が予測されるが、保護貿易主義の強化、対外環境の不安など否定的な要因が常に存在する」とし、「輸出は増加傾向に転じるであろうが、非常に緩慢な流れが予想されるなど、貿易収支は前年より小幅減少した黒字が続く見通し」と明らかにした。

韓国貿易協会も昨年11月に出した報告書で「輸出は2017年に増加傾向に転じると期待」するとしながらも、「保護貿易主義の拡散、過剰供給など不安要因も少なくない状況」と明らかにした。貿易協会は2017年の輸出入に影響を及ぼす環境要因として、世界的な低成長▽ブレグジットなど不確実性▽保護貿易主義の拡散を挙げた。貿易協会などは輸出の増加傾向が低いなか、原油価格の上昇などで輸入の増加傾向は一層険しくなると予想している。したがって貿易収支の黒字幅は減少すると見通している。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/26105.html

【管理人コメント】
ウォン安は過去のように輸出回復の決定的な要因では無くなった。通貨価値が下落するため、輸入減少効果が大きいというのが韓国銀行の分析だが、収入の減少は韓国経済の冷え込みを意味する。最近の交易伸び率鈍化は、先進国の需要不振のためだという従来の認識とは違い、新興国貿易鈍化が大きな要因として作用したという専門家の意見だ。

専門家にもいろいろあるが…、技術限界点で売れる商品がない韓国企業であるから、当然スマホも自動車も低迷する。日本技術の土台から、研究開発や人材投資をしっかり実施しないで、ヘッドハンティングに頼りすぎ、デザインで商品を売るという戦略は一時的には成功するが、高い技術が求められる時代へ進むほどに陰りが出るわけで、大企業とはいえ、世界企業に追いつき追い越せ状態と打って変わり、IT関連企業は半導体などの部品に特化し、自動車産業はほどほどの売り上げでしかなくなるだろう。

韓国経済をけん引するサムスンも現代自も、すでに大企業というレベルではなくなり、日本企業が肥大化しつつある。企業体力から考慮すれば韓国企業に勝ち目はない。唯一サムスンがどうなるのかくらいの関心でしかないが…。




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[ 2017年01月02日 09:33 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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