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財閥の「継承の公式」が変わる

暁星(ヒョスン)グループと東亜(トンア)ソシオグループが総帥の生前に経営権継承を相次いで断行したことで、総帥の死後に継承が行われてきた韓国財閥の「継承の公式」に変化が起きている。 暁星グループは昨年12月29日、チョ・ソクレ会長が退き、長男のチョ・ヒョンジュン社長が会長に昇進した。東亜ソシオグループも2日、カン・シンホ会長が退き、四男のカン・チョンソク副会長が会長に昇進した。両グループはいずれも創業2世から3世体制への転換だ。

暁星と東亜ソシオの経営継承は、財閥総帥が寿命を全うしてようやく継承が行われてきた従来の継承の公式とは異なる「破格」という点で、韓国の財閥体制における大きな変化と受け止められている。主要財閥の中で総帥が生きている間に経営権を譲るという伝統が確実に定着しているのは、財界4位グループのLGがほぼ唯一だ。

財界ではこのような変化を、昨年のロッテグループの兄弟間経営権紛争の教訓と解釈する見方が多い。財界20位のグループのある役員は「ロッテは辛格浩(シン・ギョクホ、重光 武雄)総括会長が90歳を過ぎで正常な経営活動が厳しいにも関わらず継承を遅らせ、辛東彬(シン・ドンビン、重光 昭夫)会長と辛東主(シン・ドンジュ、重光 宏之)前副会長の兄弟間経営権紛争を招き、グループ全体を危機に陥れたという指摘を受けたではないか」と話した。サムスンが李健煕(イ・ゴンヒ)会長の突然の空白以降、経営権承継リスクと携帯電話事業の苦戦などビジネスリスクが重なり、危機を迎えたのも反面教師となっている。

(略)
財界の関心は、次に経営継承が行われる可能性が高いグループはどこかに注がれている。財界2位の現代(ヒュンダイ)自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長は1938年生まれで、来年80歳だ。先月チェ・スンシル氏の国政壟断関連の国会聴聞会に証人として出席した時、国会議員らの質問の内容をきちんと理解できていないような様子を見せもした。鄭会長の一人息子のチョン・ウィソン副会長は47歳で、2005年に起亜(キア)自動車社長を経て、2009年から現代自動車副会長を務めている。ある現代自動車グループの元役員は「鄭夢九会長は現代自動車を世界の自動車業界5位に引き上げた主役だが、最近は肉体的・精神的に以前の姿ではない。現代自動車が危機状況で新しい変化を果敢に試みるよりも、現状維持に汲々としているように映るのもこれと無関係ではないという見方が多い」と話した。

経済改革連帯のキム・サンジョ所長は「財閥はすでにグローバル企業に成長したため、経営権継承は単純な総帥の家族問題ではない」とし、「王の死後になって太子が即位する封建王朝式の継承方式から脱却するのはもちろん、後継者が最高経営者に就く前に経営のビジョンとリーダーシップを十分に評価される経営能力検証プロセスまで含めた『最高経営者継承プログラム』を施行しなければ、今後は3世の成功はもちろん、会社の発展を保障できない時代になった」と話した。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/26128.html

【管理人コメント】
外資系企業は結果をすぐ求められるというが、本来高度な教育訓練の実施があってこそである。
まして経営権継承となれば、高度な経営学が無ければ無理である。韓国財閥の経営は日本の中小企業経営であるから、気が付けば多くの企業を傘下におさめ、合併や分離を繰り返している。

一般的には、国内企業は給与は低いが人材の離職率は比較的低く安定性があり、人事評価もプロセス重視で上下関係がしっかりしているところが多い。それに対し、外資系企業は給与は高いが離職率も高く、人事評価は成果重視だが上下関係はフラットな社風が目立つ。韓国の外資系企業の上下関係は異常値と言える。

本来は成果を出せば、勤続年数や性別年齢に捕われることなく、早い段階での昇格や給与アップが可能であり、その代わりに個人の担う仕事の裁量や責任は増える。ただし、キャリアを短期間で築きたい人にはチャンスの多い職場と言える。

経営権云々は韓国企業とっては重要だが、企業内のシステムはさらに重要となる。役職ばかりが多いという古いシステムが多く、本来の外資企業の特徴を生かせないわけで、技術横並びとなった状態で、低迷する外資系企業では困りごとだが…。



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[ 2017年01月04日 08:49 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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