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韓国部品・素材業界の好況、景気の活性化にはつながらず

韓国の部品・素材企業の業績は好調だが、国内景気の活性化にはつながっていない。かつては半導体景気が上向けばサムスン電子の工場がある京畿道の華城、器興はもちろんその周辺の都市までが活気を取り戻したが、いまではそうした姿は見られない。大企業と輸出企業の業績が良くなれば中小企業や低所得層にもその恩恵が及ぶという、いわゆる「トリクルダウン効果」が表れていないのだ。

専門家らはその理由について、造船・海運・自動車など韓国の景気をけん引してきた主要産業が業績悪化と構造調整の余波に苦しんでいるためと指摘する。現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の造船大手3社は、構造調整で苦しい日々を送っている。現代重工業は今年、船舶建造用のドック2基の稼働を中断する計画で、サムスン重工業はドック1基を売却する予定だ。造船3社は昨年7000人を削減したが、今年はさらに1万4000人のリストラを計画している。海運業界も、昨年の韓進海運破綻の余波が続いている。

こうした状況のため、大半の企業は景気の先行きを悲観している。経済団体の全国経済人連合会(全経連)が売上高上位600社を対象に調査する景況判断指数(BSI)の2月の見通しは87.7と、ここ12カ月で最低を記録した。指数が100を上回ると景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満なら景気を悲観的にみる企業の方が多いことを意味する。

消費者心理も大きく冷え込んでいる。韓国銀行が調査した今年1月の消費者心理指数は93.3で、リーマン・ショック直後の2009年3月以来の低水準となった。 専門家らは、久しぶりに訪れた部品・素材業界の好況を国内景気の活性化につなげるべきだと指摘している。韓国科学技術院(KAIST)テクノ経営大学院の李炳泰(イ・ビョンテ)教授は「部品・素材企業の業績好調が景気の改善と雇用拡大に直接つながっていない。輸出と内需をつなぐ輪をたくさんつくるべきだ」と助言した。また、ソウル大学のパク・ヒジェ教授(機械航空工学部)は「中小企業を含め、しっかりした部品・素材企業をたくさん育ててこそ、景気改善を肌で感じられるようになるだろう」と話した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/27/2017012700763.html

【管理人 補足記事&コメント】
統計庁の経済総調査(2010年基準)によると、韓国の全産業で事業体数が335万5000となる。1764万7000人が従事している。このうち、製造業の従業者は19・4%(341万8000人)で最も多く、次に多いのが卸・小売業(261万8000人)。韓国の生産人口は3000万人と考えれば、上記以外は契約社員やパート或いはアルバイトとなる。

ただ韓国中小企業の60%は大企業に従属している部品企業である。従って実態としては中小企業の大半は正社員ではないことが伺える。当然企業体力も規模も日本の中小企業とと比較して劣るわけあるから、部品企業は部品を買ってもらうために財閥幹部に金を納めている裏構図もあり、政府の援助がなければ資金繰りに追われるだけである。

韓国の素材業界とはいえ、日本企業の傘下であるから、国内景気の活性化までは無理である。造船・海運・自動車などが落ち込めば、大手企業のみならず、関連する中小企業は大低迷となる。従って40%がゾンビ企業というわけで、実態は恐ろしい状態と言えるが…。



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[ 2017年01月30日 08:47 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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