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不況の韓国で日雇い職半減、ありつけるかどうかは人脈次第

ソウル市九老区の南九老駅5番出口の付近には、早朝に日雇い労働希望者が集まる「人力市場」と呼ばれる場所がある。ソウル最大規模で、毎日200-300人の求職者が集まる。

今月16日午前3時35分。九老区庁(区役所)の職員4人がテントを設営し始めた。10分ほどで、男性7人が入れるくらいの休憩所が2カ所でき上がった。テント内には暖房器具と麦茶も用意された。午前4時を過ぎると、帽子を目深にかぶった登山服姿の50-60代男性たちが続々と入ってきた。6時ごろには100人余りに増えた。休憩所前にはワゴン車が5-10分間隔で停車し、5-6人を乗せて走り去っていった。

意外に静かだった。求人側と求職者がやかましく交渉するような光景は見られなかった。ある男性(57)は「最近はオヤジ(仲介者)に気に入られている人だけが連絡を受けて仕事を得る」と明かす。オ・ジンソクさん(61)は、手元の携帯電話をちらちらと見ながら仲介業者からの電話を待っていた。オさんは「ここも人脈社会。いくらもない仕事が、オヤジと顔見知りの人、故郷が同じ人にばかり割り振られる」と話した。

人力市場は、建設業が活況だった1970年代に自然と形成された。現在、ソウルには5区に7カ所が残っている。九老、広津、銅雀区に各1カ所、陽川、中浪区に各2カ所だ。このうち5カ所で12日から19日にかけて会った求職者たちは「冬は夏に比べて仕事は半分以下に減るが、今年の冬は不況のせいで昨年の冬の半分に減った」「こんなにつらい冬はIMF(1990年代後半のアジア通貨危機を指す)以降で初めてだ」と口々に語った。

旧正月(今年は1月28日)が目前に迫るなか、日雇いで生計を立てる家長たちはこのシーズンを何とか乗り切ろうと朝早くから人力市場に足を運ぶ。最近では、この場所は事前に連絡を受けた人が車に乗って仕事場に向かうための待合所に変わっている。建設現場から仕事をもらってくるオヤジと呼ばれる仲介者は、作業の1-2日前に求職者に連絡を取る。選ぶ基準は地縁や人脈。作業の熟練度はさほど関係がないという。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/27/2017012700741.html

【管理人 補足記事&コメント】
日本では2000年当時が失業率が非常に高く、瞬間値では10%を楽に超える状況下で、45歳以上では自国で仕事が見つからず、仮に中小企業に入社しても、仕事のスピードや過酷な労働と金額が合わずにすぐ退職するケースが多発したわけで、結局中国などの日系企業などへ就職した時代でもあった。しかし退職した人にとっては大変だが、日本社会・経済は大変な状態と化したかと言えば、普通に働いている人たちは気が付かないまま過ぎたわけであるから、10%失業率が与える周りの環境下というのは見た目では判断しにくい。

日本では今では人材不足であり、職を選ばなければ仕事はいくらでもあるわけだが、逆に企業は有望な人材を求める時代となり、人材不足が加速するという珍現象と化している。韓国は財閥社会であるから、失業率20%の状態になれたとはいえ、大半が失業すれば大混乱となるだろう。40%がゾンビ企業というのは、320~340万社もある企業の4割は赤字企業なわけで、50%が非正規雇用と考えれば、生産人口の半分近い人たちが、パートやアルバイトで渡り歩くことになる。

日本とて40%が非正規雇用時代となった。ただ日本のパートタイム社会は、中小企業基盤であるから、常に移動しているわけではない。その違いは大きいと言える。一方、朝鮮日報記事では建設作業の日当は技術職が20万-25万ウォン(約2万-2万4000円)、一般職が11万ウォン(約1万1000円)ほどというが、そんなに高ければ日雇い作業のほうが良いだろう。人脈労働とはいえ、平均年収を超えるほどの金額が得られるはずはないと思うが…。事実ならばごく限定的となる。



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[ 2017年01月30日 10:16 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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