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ポスコ、「未来産業のコメ」リチウムを国内で初生産

電気自動車市場の成長などを受け、リチウムイオン2次電池の需要が爆発的に増えるものとみられる中、ポスコが国内初にリチウム生産工場の運転を開始した。今年、非鉄鋼分野の事業強化を前面に打ち出し、未来産業用素材開発に拍車をかけているポスコの変身を巡って、「未来産業のコメ」の生産に乗り出したという評価が出ている。

ポスコは7日、全羅南道光陽(チョンラナムド・クァンヤン)製鉄所内の8500平方メートルの敷地に建設したリチウム生産工場(PosLX)で、權五俊(クォン・オジュン)会長などが出席した中、工場の完成式典を行った。独自の技術開発に取り掛かってから7年ぶりに、年間2500トン規模の炭酸リチウムを生産できる工場の稼動に入ったのだ。炭酸リチウム2500トンは、ノートパソコンのバッテリー7000万個を生産できる量と言える。ポスコ側は、生産に12〜18ヶ月間がかかる従来の自然蒸発式リチウム抽出法と違って、短くは8時間、長くても1ヵ月以内に純度の高いリチウムを抽出できる技術を確保したと説明した。リチウム回収率も同様に、従来の30〜40%から80%以上へと上昇した。生産された炭酸リチウムは、2次電池を作るLG化学や三星(サムスン)SDI、2次電池の陽極材を作るポスコESMに供給する。

韓国は世界有数の2次電池生産国であるが、主原料である炭酸リチウムは全量輸入に頼ってきた。しかし、ポスコが炭酸リチウム生産に乗り出したことで、国内メーカー各社N原料需給の心配は一層軽減されることになった。完成式典にLG化学の李雄範(イ・ウンボム)社長や三星SDIの趙南成(チョ・ナムソン)社長が出席したのも、このような理由からだ。

2次電池や電気自動車専門調査機関「SNEリサーチ」は最近、2020年に世界のリチウムイオン2次電池の市場は、昨年に比べ5.5倍(容量基準)も成長するだろうという予測を発表したことがある。ポスコは今後、塩分含有量の高い湖である塩湖を確保して、炭酸リチウムの原料であるリン酸リチウムも独自に生産し、国内外炭酸リチウムの生産量を4万トンにまで拡大する計画だ。ポスコはまた、今年4000億ウォンを追加投資して、エネルギー素材やマグネシウム、チタンなどの軽量素材の研究開発に集中すると明らかにした。

これと関連して専門家らは、1973年6月9日に浦項(ポハン)製鉄所の第1高炉で溶銑を作り出してから、「産業のコメ」と言われた鉄鋼製品を作ってきたポスコが、今や、「未来産業のコメ」とも言える素材生産に領域を拡大していることに注目している。今後、生産が大幅に増える電気自動車やロボット、ドローンなどはすべて、高性能バッテリーや軽量構造材料を必要とすることに焦点を合わせて変身しているという。
http://japanese.donga.com/List/3/02/27/843359/1

【管理人 補足記事&コメント】
リチウムの多くが炭酸リチウムなどリチウム化合物の形で使用されている。炭酸リチウムは、リチウムイオン電池(以下 LIB)のニッケル系以外の正極材・電解質で使用され、近年需要が増加している。この他、耐熱ガラス・HDD ガラス添加剤(窯業添加剤)、鉄鋼連続鋳造用のフラックス、弾性表面波フィルター、医薬品にも利用されている。

水酸化リチウムは、LIBのニッケル系正極材が主要用途であり、そのほか自動車等のグリースでも利用されている。臭化リチウムは、ビル・工場などの大型空調用吸収式冷凍機の冷媒吸収材での利用がほとんどである。塩化リチウムは、空調除湿剤、溶接フラックス等で使用されている。金属リチウムは、一次電池の負極材としての箔や、合成ゴム触媒用のブチルリチウム原料となっている。以上の化合物としての利用のほかに、ガラス産業において融点降下剤としてリチウム鉱石が直接利用される。

2012 年のリチウム生産量は前年比109%の 37,000t(純分換算量、炭酸リチウム換算では約197,000t)であった。主要生産国はチリ、豪州、中国の3カ国であり、2012年はこれら上位3 カ国で世界生産の約9 割を占める。将来的な HEV や EV でのリチウムイオン電池向け需要の増加を見込んで行われた主要生産国での設備増強に対して、実需が伸び悩んだことから近年では生産能力を下回る生産が行われている。 また需要の伸びに呼応して年々生産量は増加している。リチウム化合物は、塩湖のかん水からの生産のほか、スポンジュメン(リチア輝石)、ペタライト(葉長石)等の鉱石から生産される。

主要生産国はチリ、豪州、中国の3カ国であり、2012年はこれら上位3 カ国で世界生産の約9 割を占める。将来的な HEV や EV でのリチウムイオン電池向け需要の増加を見込んで行われた主要生産国での設備増強に対して、実需が伸び悩んだことから近年では生産能力を下回る生産が行われているが、需要の伸びに呼応して年々生産量は増加している。



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[ 2017年02月08日 09:07 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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