「麻生-ペンス」ナンバー2対話、トランプ大統領に決断促した安倍晋三首相
麻生太郎副総理とペンス副大統領による「経済対話」の枠組みは、日米首脳会談の「目玉」となったが、日米のナンバー2という超ハイレベルで対話を行うことが決まったのは会談当日のことだった。
トランプ米大統領に経済と安全保障を「取引」させないために、対話の枠組みを「オファー」したのは日本側だった。しかし、具体的に誰をトップに据えるかで調整は難航した。
米側では当初、経済と日本事情に精通するウィルバー・ロス商務長官や、米国家通商会議のピーター・ナバロ委員長の名前が浮上していたとされる。財務、外務両省幹部がワシントンに乗り込み協議を続けたが、米側は政権発足から日も浅く、閣僚たちも全員が議会の承認を得たわけではなかった。首相同行筋は「ワシントンについて、両首脳でその議論をするまで、実際にどうなるかは分からなかった」と振り返る。
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そして迎えた首脳会談。
安倍首相「こちらは麻生副総理にお願いしたいと思っているのですが」
麻生氏のカウンターパートとなるのはペンス副大統領だ。トランプ氏はすぐに応じた。
トランプ氏「では、あなたにお願いしたい」
ペンス氏「そういう仕事をするのは大変光栄だ…」
ただ、ペンス氏はこう付け加えた。「光栄だが、わたしはその方面であまり経験がないから…」
一方で、日米双方が共同声明の内容を最終的にまとめたのは首脳会談の前日だった。日本側は「これなら百パーセント、いける」と評価したが、実際にトランプ氏のゴーサインが下りたのは10日。こちらも会談当日のことだった。
http://www.sankei.com/politics/news/170212/plt1702120006-n1.html
【管理人 補足記事&コメント】
読売新聞は、安倍首相は10日午後(日本時間11日未明)、トランプ米大統領とワシントンで初の首脳会談を行い、日米同盟と経済関係を強化していく方針を確認し、共同声明を発表したと報じた。麻生副総理兼財務相とペンス副大統領をトップとし、貿易や財政・金融など分野横断的な経済対話の枠組みを新設することで合意し、米国の核による日本防衛や沖縄県の尖閣諸島が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象であることなどを共同声明に明記し、トランプ氏の年内来日で調整することでも一致したと伝えている。
トランプ大統領にとって日本を有効活用する裏には、自国の反発があるわけで、単に雇用促進だけでなく、しっかりした外交実施が大きな焦点となる。それを土台にとしない限り、自国民も他の先進国家も、アメリカに協力する姿勢とならないわけで、日本は仲介役だけでなく、アメリカとともにという対等を確立した安倍総理であるから、今後の動きは重要となる。日米首脳会談としては、失敗の可能性がないわけで、投資や雇用という面では日本有利の話となる。当然その見返りは軍事と連携し、日本をともに守るための協力につながるだろう。
と考えれば、日本政府がしっかりとした外交を実施している限り、日本主導で進められる可能性が強まる。
そういうチャンスにぜひ結び付けてほしいものである。
トランプ米大統領に経済と安全保障を「取引」させないために、対話の枠組みを「オファー」したのは日本側だった。しかし、具体的に誰をトップに据えるかで調整は難航した。
米側では当初、経済と日本事情に精通するウィルバー・ロス商務長官や、米国家通商会議のピーター・ナバロ委員長の名前が浮上していたとされる。財務、外務両省幹部がワシントンに乗り込み協議を続けたが、米側は政権発足から日も浅く、閣僚たちも全員が議会の承認を得たわけではなかった。首相同行筋は「ワシントンについて、両首脳でその議論をするまで、実際にどうなるかは分からなかった」と振り返る。
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そして迎えた首脳会談。
安倍首相「こちらは麻生副総理にお願いしたいと思っているのですが」
麻生氏のカウンターパートとなるのはペンス副大統領だ。トランプ氏はすぐに応じた。
トランプ氏「では、あなたにお願いしたい」
ペンス氏「そういう仕事をするのは大変光栄だ…」
ただ、ペンス氏はこう付け加えた。「光栄だが、わたしはその方面であまり経験がないから…」
一方で、日米双方が共同声明の内容を最終的にまとめたのは首脳会談の前日だった。日本側は「これなら百パーセント、いける」と評価したが、実際にトランプ氏のゴーサインが下りたのは10日。こちらも会談当日のことだった。
http://www.sankei.com/politics/news/170212/plt1702120006-n1.html
【管理人 補足記事&コメント】
読売新聞は、安倍首相は10日午後(日本時間11日未明)、トランプ米大統領とワシントンで初の首脳会談を行い、日米同盟と経済関係を強化していく方針を確認し、共同声明を発表したと報じた。麻生副総理兼財務相とペンス副大統領をトップとし、貿易や財政・金融など分野横断的な経済対話の枠組みを新設することで合意し、米国の核による日本防衛や沖縄県の尖閣諸島が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象であることなどを共同声明に明記し、トランプ氏の年内来日で調整することでも一致したと伝えている。
トランプ大統領にとって日本を有効活用する裏には、自国の反発があるわけで、単に雇用促進だけでなく、しっかりした外交実施が大きな焦点となる。それを土台にとしない限り、自国民も他の先進国家も、アメリカに協力する姿勢とならないわけで、日本は仲介役だけでなく、アメリカとともにという対等を確立した安倍総理であるから、今後の動きは重要となる。日米首脳会談としては、失敗の可能性がないわけで、投資や雇用という面では日本有利の話となる。当然その見返りは軍事と連携し、日本をともに守るための協力につながるだろう。
と考えれば、日本政府がしっかりとした外交を実施している限り、日本主導で進められる可能性が強まる。
そういうチャンスにぜひ結び付けてほしいものである。
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米国に取っての平等とは..
[ 米国≧他国 ] であって初めて成立するようですからね。
それは自動車の関税一つ取っても分かります。 それから、 軽自動車が非関税障壁とかも。
それでも、 愚生には理解できませんがアメ車好きって人は居るんすよね、 不思議でなりません。
80年代の輸出自主規制の時、 トヨタが、 アメ車の 「キャバリエ」 という車を、 トヨタ・ブランドにリバッチして売った事が在りましたが、1000kmも走らないうちからトラブルが続出で、トヨタ・ディーラーは散々な目に遭ったとか。
アメ車なんか、 どこが好いねん?
米国メーカーは、 何か困るとすぐロビーに頼る、 そういう悪しき伝統になっている。 形を変えた砲艦外交と言えるカモ。
そんな 「ジャイアン」 のような餓鬼である米国を、 騙し騙し上手く誘導するのも、 日本の役目なのかもと思ったりもしますが。
それは自動車の関税一つ取っても分かります。 それから、 軽自動車が非関税障壁とかも。
それでも、 愚生には理解できませんがアメ車好きって人は居るんすよね、 不思議でなりません。
80年代の輸出自主規制の時、 トヨタが、 アメ車の 「キャバリエ」 という車を、 トヨタ・ブランドにリバッチして売った事が在りましたが、1000kmも走らないうちからトラブルが続出で、トヨタ・ディーラーは散々な目に遭ったとか。
アメ車なんか、 どこが好いねん?
米国メーカーは、 何か困るとすぐロビーに頼る、 そういう悪しき伝統になっている。 形を変えた砲艦外交と言えるカモ。
そんな 「ジャイアン」 のような餓鬼である米国を、 騙し騙し上手く誘導するのも、 日本の役目なのかもと思ったりもしますが。
[ 2017/02/12 11:44 ]
[ 編集 ]
人脈構築
安倍総理からトランプ大統領へ、
(わたしとあなたは経済の素人だから、
まず専門担当同士で話をさせよう)
これは、日本側の押しですね。
麻生副総理が出れば、つりあわせるには
副大統領になる。
岸田外相が同席したが、向こう側は
ロス商務長官は不出席(議会未承認のため)
外交には人脈構築が肝心です。
一度会えば、次から電話ができる。
(わたしとあなたは経済の素人だから、
まず専門担当同士で話をさせよう)
これは、日本側の押しですね。
麻生副総理が出れば、つりあわせるには
副大統領になる。
岸田外相が同席したが、向こう側は
ロス商務長官は不出席(議会未承認のため)
外交には人脈構築が肝心です。
一度会えば、次から電話ができる。
[ 2017/02/12 22:25 ]
[ 編集 ]
千載一遇のチャンス
トランプ大統領が日本を重視せざるを得ない国際環境がある。
メキシコとは当面の喧嘩相手だし、オーストラリアとは移民問題でお互いそっぽを向いている。
EU各国とは移民政策でいまいちな感じ。中国とは「一つの中国」で微妙。
トランプ大統領としては日本が擦り寄って来ている今がチャンス。取り敢えず厚遇して仲間に引き入れ、仲介役もしくはクッション役に利用価値がある。
日本もそれを承知でゴルフ三昧。まぁ大人の政治ですわ。
良きにつけ悪しきにつけ日本にとっては千載一遇のチャンスと思われ。安倍総理もトランプ大統領に負けず「日本ファースト」を貫いて頂きたい。
ついでに、目障りな隣国なんざ無視が正解と思われ。
メキシコとは当面の喧嘩相手だし、オーストラリアとは移民問題でお互いそっぽを向いている。
EU各国とは移民政策でいまいちな感じ。中国とは「一つの中国」で微妙。
トランプ大統領としては日本が擦り寄って来ている今がチャンス。取り敢えず厚遇して仲間に引き入れ、仲介役もしくはクッション役に利用価値がある。
日本もそれを承知でゴルフ三昧。まぁ大人の政治ですわ。
良きにつけ悪しきにつけ日本にとっては千載一遇のチャンスと思われ。安倍総理もトランプ大統領に負けず「日本ファースト」を貫いて頂きたい。
ついでに、目障りな隣国なんざ無視が正解と思われ。
[ 2017/02/13 16:45 ]
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連絡先 monma@asahinet.jp
それを実現するために努力したのがTPPなのに、アメリカがご破算にしようとしている。
トランプが問題にしている自動車にしても、日本は関税をかけていないがアメリカは関税をかけている。
日米の自動車貿易の不均衡は、不公正が原因ではなく完全に技術的な問題だということは常識である。
むしろ貿易障壁を設けているのはアメリカで、それを無くせば米自動車産業は完全に壊滅する。
麻生さんは、武士の情けでそこまで言わないと思うが…
交渉は相手の自尊心を立てることも大切。
上手くいくことを願っています。