イ・ジェヨン副会長に令状発行…サムスンのトップのうち初の逮捕
パク・ヨンス特別検察官チームは、朴槿恵(パク・クネ)大統領に433億ウォン(約43億円)の賄賂を渡した容疑などでサムスン電子のイ・ジェヨン副会長(49)を17日拘束した。先月19日未明に1回めの拘束令状の却下で朴大統領とイ副会長の賄賂罪の捜査の岐路に立たされた特検チームは、拘束令状の再請求という正面突破カードを切り出した末に、1次捜査期間の満了(2月28日)を10日ほど控えて起死回生した。
イ副会長の贈賄容疑に対する犯罪の疎明が裁判所の拘束令状の審査段階である程度認められたため、朴大統領の収賄容疑の立証も一段と容易になる見通しだ。
ソウル中央地裁のハン・ジョンソク令状専担判事は前日、イ副会長の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った後、「新たに構成された犯罪容疑の事実と追加で収集された証拠資料などを総合したとき、拘束の事由と必要性が認められる」とし、特検チームが請求した拘束令状を同日未明5時36分に発行した。京畿道儀旺(ウィワン)のソウル拘置所に拘禁されていたイ副会長は、直ちにの収容手続きを踏んで収監された。サムスングループのトップのうち、逮捕されたのはイ副会長が初めてだ。
イ副会長の直接・間接的な指示を受け、チェ・スンシル氏(61・拘束起訴)の娘のチョン・ユラ氏(21)のドイツでの乗馬訓練費支援実務を総括したパク・サンジン・サムスン電子社長(64)の拘束令状は、同日裁判所で棄却された。裁判所は「被疑者の地位と権限の範囲、実質的な役割などに照らしてみたとき、拘束の事由と必要性を認め難い」とした。
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特検チームは、前日に裁判所で7時間30分にわたって行われたイ副会長の拘束前被疑者尋問にヤン・ジェシク特別検察官補(51・司法研修院21期)とユン・ソクヨル捜査チーム長(57・23期)、ハン・ドンフン部長検察官(44・27期)まで参加させ、総力戦を繰り広げた。イ副会長の拘束令状が再び棄却された場合、特検チームの最も核心的な捜査対象である朴大統領の収賄容疑の基礎工事の下段部分がまるごと崩れることになるからだ。また、超豪華弁護人団を構成したイ副会長側との気迫争いで圧されないようにするという意志も込められていた。
裁判所が1次拘束令状請求の際の判断とは異なり拘束の必要性を認めたのは、特検チームが昨年9~10月にチェ氏の国政壟断がメディアに報道された後、イ副会長側がチェ氏を迂回的に支援し続け、双方の契約内容を隠ぺいすることに合意した追加の物証を確保したのが功を奏したという分析だ。特検チームは、パク社長とともにドイツでチョン氏の乗馬訓練支援業務を担当したファン・ソンス・サムスン電子専務兼大韓乗馬協会副会長の電子メールから、昨年10月にチェ氏と結んだ秘密契約の内容が書かれた文書を確保した。ここにはイ副会長側がチェ氏との関係を隠ぺいしようと、2015年8月にチェ氏と結んだチョン氏び乗馬訓練支援契約を破棄し、秘密裏に三者契約を交わすやり方で新たな支援を約定した内容が書かれているという。特検チームはイ副会長側が当時数十億ウォンにのぼる馬「ウラジミール」をチェ氏に買い与え、このことを隠すことにした痕跡も確保した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/26547.html
【管理人コメント】
何とも朴槿恵とチェ・スンシルにサムスン副会長と賄賂パッケージである。財閥企業はトップが賄賂や不正で捕まっているケースは多々ある。しかしこれほど厄介な関わり合いは珍しい。朴槿恵が大統領資質に欠け、友人と他人名義の携帯で電話をする。挙句にチェ・スンシルは大統領府にフリーパスである。それだけでも問題だが、とどめはそれを利用したサムスン副会長と言える。
人間良いことよりは悪い事へ知恵が働くが、大統領府の前代未聞に、それを利用するサムスンであるから厄介だ。こればかりは金で何とか収拾がつく問題ではなさそうだが…。大統領府の結末云々よりはサムスン副会長の今後のほうに関心がある。サムスンは事件とは裏腹に利益を上げて絶好調な昨年であったが…。
イ副会長の贈賄容疑に対する犯罪の疎明が裁判所の拘束令状の審査段階である程度認められたため、朴大統領の収賄容疑の立証も一段と容易になる見通しだ。
ソウル中央地裁のハン・ジョンソク令状専担判事は前日、イ副会長の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った後、「新たに構成された犯罪容疑の事実と追加で収集された証拠資料などを総合したとき、拘束の事由と必要性が認められる」とし、特検チームが請求した拘束令状を同日未明5時36分に発行した。京畿道儀旺(ウィワン)のソウル拘置所に拘禁されていたイ副会長は、直ちにの収容手続きを踏んで収監された。サムスングループのトップのうち、逮捕されたのはイ副会長が初めてだ。
イ副会長の直接・間接的な指示を受け、チェ・スンシル氏(61・拘束起訴)の娘のチョン・ユラ氏(21)のドイツでの乗馬訓練費支援実務を総括したパク・サンジン・サムスン電子社長(64)の拘束令状は、同日裁判所で棄却された。裁判所は「被疑者の地位と権限の範囲、実質的な役割などに照らしてみたとき、拘束の事由と必要性を認め難い」とした。
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特検チームは、前日に裁判所で7時間30分にわたって行われたイ副会長の拘束前被疑者尋問にヤン・ジェシク特別検察官補(51・司法研修院21期)とユン・ソクヨル捜査チーム長(57・23期)、ハン・ドンフン部長検察官(44・27期)まで参加させ、総力戦を繰り広げた。イ副会長の拘束令状が再び棄却された場合、特検チームの最も核心的な捜査対象である朴大統領の収賄容疑の基礎工事の下段部分がまるごと崩れることになるからだ。また、超豪華弁護人団を構成したイ副会長側との気迫争いで圧されないようにするという意志も込められていた。
裁判所が1次拘束令状請求の際の判断とは異なり拘束の必要性を認めたのは、特検チームが昨年9~10月にチェ氏の国政壟断がメディアに報道された後、イ副会長側がチェ氏を迂回的に支援し続け、双方の契約内容を隠ぺいすることに合意した追加の物証を確保したのが功を奏したという分析だ。特検チームは、パク社長とともにドイツでチョン氏の乗馬訓練支援業務を担当したファン・ソンス・サムスン電子専務兼大韓乗馬協会副会長の電子メールから、昨年10月にチェ氏と結んだ秘密契約の内容が書かれた文書を確保した。ここにはイ副会長側がチェ氏との関係を隠ぺいしようと、2015年8月にチェ氏と結んだチョン氏び乗馬訓練支援契約を破棄し、秘密裏に三者契約を交わすやり方で新たな支援を約定した内容が書かれているという。特検チームはイ副会長側が当時数十億ウォンにのぼる馬「ウラジミール」をチェ氏に買い与え、このことを隠すことにした痕跡も確保した。
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管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp
贈賄と脱税。息子はまだ一回目の逮捕。
親父の一回目逮捕は 55歳のとき。息子は48歳だからこちらば早い。
ここだけみれば、息子の方が大物だ。
違うのは、親父には助けてくれる大統領がいたこと。
息子は大統領に贈賄だから、全然話が違う。