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三星SDI、米に世界最大規模のESSバッテリーを供給

東亜日報は、三星(サムスン)SDIが、米カリフォルニア州に史上最大規模のエネルギー貯蔵装置(ESS)用バッテリーを供給したと、26日明らかにしたと報じた。

三星SDIは、この地域の電力供給網構築プロジェクトに参加し、240MWh規模のESSバッテリーを供給した。240MWhは、米家庭4万世帯が4時間使用できる電力量であり、これまで発注されたESS契約物量の中では最も大きい。昨年の米電力用ESS市場(590MWh)の半分近い規模と言える。米当局は、電力需要が急増する夏と冬にガス発電機を追加で使用する代わりに、ESSに余剰電力を貯蔵しておいて、必要なときに使用する計画だ。ESSを使用すれば、二酸化炭素排出量の削減効果を得ることができる。

三星SDIの趙南成(チョ・ナムソン)社長は、「三星SDIバッテリーの競争力が認められた結果であり、カリフォルニア地域の電力供給の安定に大きく貢献できるだろう」と明らかにした。三星SDIは、グローバル自動車メーカー各社が選んだ電気自動車バッテリーと同じ製品をESSに適用して、市場の信頼性を高めた。

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【管理人コメント】
カリフォルニア州は、2020年までに再生可能エネルギーによる電力販売比率を33%にする目標を設定している。同州の電力会社は、この目標を達成する勢いで太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入を進めていた。 しかし、再生可能エネルギーの大規模導入に伴って生じる、電圧変動などの電力系統への悪影響が顕著になってきたため、同州は民間電力会社 3 社(米Southern California Edison(SCE)社、PG&E社、米San Diego Gas & Electric(SDG&E)社)に、2020 年までに合計1325MWのエネルギー貯蔵用蓄電池の設置を義務付けたと伝えられている。

州政府が電力会社に対して、蓄電池の設置を義務付ける法律を制定したのは、これが米国で最初の例とである。蓄電池の調達義務量は、蓄電池を系統に接続する場所に応じて、(1)送電網、(2)配電網、(3)需要家側の3つに分かれている。送電網や配電網に設置する蓄電池は、いわゆる電力系統用の大型蓄電池となる。発電所や変電所に設置し、揚水発電所と同様の役割を担う。つまり、大規模風力・太陽光発電所のように変動する発電機と併用して、変動を緩和したり、出力が一定となるように制御したりするものであるとしている。

米国のEVメーカー、テスラモーターズは昨年9月15日、南カリフォルニア エジソン ミラローマ変電所に、20MW/80MWhパワーパックシステムを供給すると発表している。米国カリフォルニア州では2015年10月、天然ガス貯蔵施設で大規模なガス漏れ事故が発生した。この事故を受けて、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は、非常事態宣言を発令した。2016年5月には、カリフォルニア州公益事業委員会が、エネルギー貯蔵(ストレージ)手段を至急確保することを命じている。

結局テスラーにつながるのだが…。テスラーには自動車用EV事業と上記事業に分かれているわけで、自動車用は一応パナソニック独占としている。その一方でテスラは、「南カリフォルニア エジソンと協力し、テスラ パワーパック システムは電力網に組み込まれるストレージの新たな時代の到来を告げる画期的なプロジェクトになるだろう」とコメントしている。




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[ 2017年02月27日 10:15 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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