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サムスン未来戦略室解体の意味

サムスンの競争力は一糸乱れぬさまに代弁される「管理」だった。サムスン電子の「神話」はサムスン電子だけの功績ではない。サムスン電機、サムスンSDIなど系列各社の役員が集まり、討論を行い、重複する投資や研究開発を防ぎ、必要な部分は支援し合い、相乗効果を生んだおかげだった。そうした過程で考えが及ばなかった部分が明らかになり、互いに刺激を受けたという。

「管理のサムスン」をつくり出した中心軸は徹底したトップダウン方式で運営された未来戦略室だった。未来戦略室は設置から58年目で完全に解体された。今回の決定は特別検事の捜査で李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が逮捕された中で下されたため、社会的意味は縮小してしまった。しかし、サムスンの歴史で分かれ道になる今回の変革は他の企業だけでなく、韓国社会にも少なからぬ意味をもたらす。サムスンに詳しい関係者は「サムスンの危機の本質は新たなシステムに移行しなければ、未来がないということだった」と話した。

目前に迫る第4次産業革命の時代の本質はCPU(中央演算処理装置)の消滅だ。これまでインターネット情報技術は全ての情報をCPUに集中させ、分析を行い、指示を下す方式だった。これからは違う。現場と相対する末端での迅速な決定が求められるのが第4次産業革命だ。サムスンだけでなく、企業の大半は「産業革命」という大げさな名前が付いた革新期に生き残るために思い切った変化が求められる。これまでのやり方を見直したり補完したりするだけで乗り越えるのは難しい。
 
今回の未来戦略室解体は、結局のところ、長きにわたりサムスンを支配してきた成功の方程式を自ら打破しないと成功しない。それは容易ではないはずだ。しかし、始まったからには変革が成功することを望む。そして、そうした変化の成功が韓国社会全体にも意味ある衝撃を与えることを願っている。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/09/2017030901684_2.html

【管理人 補足記事&コメント】
日本と並ぶモノづくり大国ドイツでは今、「インダストリー4.0」と呼ばれる産業改革プロジェクトが産官学の共同で進められている。これは工場の生産設備や物流の現場などをインターネットで結び、AIで自動管理することにより、製造業の生産性や効率性、柔軟性などを飛躍的に高めようとする試みだ。

ドイツ政府はインダストリー4.0を文字通り「第4次産業革命」と位置付けている。第1次産業革命は、18世紀の英国から世界に広がった繊維工場などへの「蒸気機関」の導入、第2次は20世紀に入ってからの米国を中心とする「モーターやベルト・コンベヤーなど電気技術」、第3次は20世紀後半の日本を中心とする「エレクトロニクス(ミクロ世界を解明する量子物理学に基づき、電子を自在に操作する技術)」、そして第4次産業革命は、これから始まる「インターネットやAI」の製造業への導入というわけだ。

たとえば製造ラインを流れる半製品が「自分にどんな部品が足りないか」を製造装置に知らせると、装置がその部品を見つけてきて、この半製品に組み込む。あるいは半製品が「自分はこれからどういう工程で、どのような作られ方をしなければならないか」を製造装置に知らせると、装置がその指示通りに最終製品を完成させる。これによって従来のような規格化製品だけではなく、ある種のカスタム・メイド商品も大量生産できるようになる。だが、これは製造設備の一つに過ぎない。

コンピュータが与えられたデータから注目すべき特徴を見つけ、特徴から概念を取り出すことができるようにするわけで、CPU(中央演算処理装置)の消滅と朝鮮日報では言うが、そうではない。サムスンにも言えるわけで、勘違いする未来戦略室など、そもそも必要がない。現場管理が日本人であったことの重要性を、改めて理解するのではないか…。



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[ 2017年03月12日 11:05 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(2)
一線を越えた副会長
記事のように産業史で語らず、企業統治手法で語る方が
意味があるでしょう。

サムスンのガバナンスは中世の王国の強権統治そのままで、
順法、倫理の枠を超えて、非合法、道徳違反と何でもあり。
手段を選ばす、トップダウンの企業目的を徹底させる会議が
「未来戦略室」だった。

なので、一線を越えない(ばれない)うちはうまくいくが、
副会長が一線を越えたのがばれてしまった。
「未来戦略室」より上位にいたはずの「監査室」が機能
しなかった。これがトップの暴走を許したサムスンの弱点。
第一番の対策は李一族を経営から除くことでしょう。
[ 2017/03/12 12:26 ] [ 編集 ]
良い番頭さんがいないと..
企業のサクセス・ストーリーにも様々ありますが、 良い番頭さん役って重要ですね。

 そういう意味で、 南鮮社会ってとにかくトップダウンで、 番頭さんの出る幕なんて無いように思えます、 番頭の人格なんか一顧だにしないというか、 酬いもしない感もあるし。

 ナンバー2もナンバー2で、 常にトップの寝首を掻くか、 横領するか、 持ち逃げするかを考えてるように感じてしまう。

 まっ、 違うのカモしれませんけど。 総じて他人を認めない、 そういう感覚を知らない、 彼ら自らそうは思わなくても、 真の意味でそれはない。

 砂の民心と言うべきか?
[ 2017/03/12 15:16 ] [ 編集 ]
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