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SRT開通100日、韓国の鉄道はどう変わったか

昨年12月の水西発高速鉄道(SRT)の開通により、韓国の鉄道運行開始から117年を経て「鉄道競争体制」が幕を開けた。乗客にとっては鉄道の利用機会の増大、実質的な価格引き下げ、高速鉄道の駅へのアクセス性向上、サービス改善など前向きな効果がもたらされたと分析されている。鉄道競争体制の導入が議論されていたころは「競争体制は、結局は鉄道民営化につながり、ソウル-釜山間の高速鉄道の料金が30万ウォン(現在のレートで約3万円)にまで上昇する」「大きな実益はない」という主張が降り注いだが、相反する結果が出たというわけだ。SRTを運営する(株)SRは、韓国鉄道公社(KORAIL)と産業・企業銀行などが出資して設立した会社だ。

韓国交通研究院が3月27日に発表した資料「鉄道競争100日の記録」によると、KORAILの独占体制が破られたことで生じた最大の効果としては、乗客の高速鉄道利用機会の拡大が挙げられる。合計32編成のSRTが新たに運行し始めたことで、平日基準で1日5万1130席(週末は5万7801席)となっていた高速鉄道に、新たな座席が追加供給された。 交通研のチェ・ジンソク鉄道安全・産業研究センター長は「もし『独占企業』のKORAILがSRTを運営していたら、ソウル・竜山駅発の列車の収益に影響がない程度にまで水西発の列車を減便していただろう。別会社のSRが設立されたことで、座席の増加が大幅にできた」と語った。休暇シーズンや週末などに高速鉄道の切符が買えないとか、座席がなくて車内で立っていなければならないといった不便が減ったのだ。

「競争」は、価格引き下げ効果、アクセス性改善、サービス改善にもつながった。まず、水西・東灘・芝制駅からSRTに乗る人々の「駅へのアクセス時間」は平均29.4分で、KORAILの韓国高速鉄道(KTX)を利用する場合(平均32.4分)に比べて短い。するとKORAILも駅へのアクセス性を改善するため、京釜線KTXはソウル、湖南線KTXは竜山を発着駅として固定していた原則を破り、ソウル駅・竜山駅どちらでも京釜線・湖南線KTXを利用できるようにした。また、今年1月に舍堂駅-光明駅間のシャトルバスを導入したのに続き、今年7月から富川・松内駅-光明駅間のシャトルバスも運行すると決めた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033101598.html

【管理人 補足記事&コメント】
水西平沢高速線は、大韓民国ソウル特別市江南区の水西駅と京畿道平沢市を結ぶ高速鉄道路線である。2004年のKTX開業以来、ソウル市内のソウル駅・龍山駅 - 衿川区庁駅間で、在来線の京釜線を経由している。この区間の線路容量飽和に起因する問題が発生し、解消するためとソウル江南・江東地域や首都圏東南部地域の高速鉄道利用の便宜を図るため、事業が推進された。当初はソウル江南地区発の湖南高速線の一部として構想されていた。しかし五松以南の優先着工決定により立ち消えとなり、その後当路線が再計画された。京釜高速線の分岐点(起点から59.2km、ソウル駅から78.4km・天安牙山駅の北17.6km地点)から60.9kmの新線と、3駅を設置し、総事業費は3兆9,017億ウォン。開業により、ソウル市内 - 釜山間の所要時間が2時間09分に、木浦までは2時間06分なった。

ハンギョレ新聞は、ソウル水西駅から忠清北道五松(オソン)駅までの試乗会を実施し、SRTの出発駅である水西駅は、ソウル地下鉄3号線、盆唐線と地下通路でつながっており、地下鉄から降りSRT乗り場までは5分足らず。水西駅を出発した高速鉄道は、東灘駅を過ぎ芝制駅までの56.9キロメートルはトンネルの中を走り、窓の外の風景は全く見えず、約20分間暗闇の中を走り、まるで高速地下鉄に乗ったようだったと報じている。当初は昨年末に開通する予定だったが、「軟弱地盤問題」でトンネルに亀裂が生じ、今年8月の開通からさらに12月初旬に延期された。水西~東灘区間が地震の危険のある新葛(シンガル)断層だということが明らかになり、安全問題も議論になった…。



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[ 2017年04月02日 09:40 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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