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習主席の前でシリアを攻撃したトランプ大統領

米国は昨日、化学兵器を使って民間人を殺害したシリア政府軍をミサイルで攻撃した。米国のトランプ大統領がシリアの化学兵器使用について「人類に対する侮辱であり、一線を越えた」と批判した翌日のことだ。トランプ大統領の命令を受け、地中海に展開していた米駆逐艦から発射された59発の巡航ミサイル「トマホーク」がシリア政府軍の空軍基地を破壊した。トランプ政権発足後、米軍がシリア問題で軍事力を行使するのはこれがはじめてだ。

トランプ大統領はこれまで他国に干渉しないとする孤立主義の原則を掲げてきたが、今回の攻撃はその原則が見直され、時には軍事力を使って他国の問題に干渉することを示した点でも注目すべきだろう。また今回の攻撃が、米中首脳会談に出席するため米国を訪問中の習近平・国家主席との晩餐会直後に始まった点も見過ごせない。北朝鮮と北朝鮮を後押しする中国の双方に一種の警告メッセージを送る形にもなったからだ。北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が化学物質を使って金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害したような事件が再び発生し、核とミサイルを使って何らかの徴発行為を繰り返した場合、今回のシリア攻撃と同じような事態が発生する可能性があることを示唆したわけだ。

米国のオバマ前大統領はシリアのアサド政権が化学兵器を使用した時に何の行動も起こさず、国内外から大きな批判を受けた。しかしトランプ大統領はシリアが化学兵器を使ってから72時間以内にただちに報復攻撃に乗り出したことで「決断力のある指導者」というイメージを持たせることに成功した。シリアを後押しするロシアにも特に配慮はしなかった。

トランプ大統領はここ3週間ほどの間に「北朝鮮はこれまで米国をもてあそんだ」「中国が北朝鮮問題を解決しないのなら、われわれがやる」「(北朝鮮問題は)全人類の問題」などと発言し金正恩政権を何度も批判してきた。もちろんこれらの発言だけで北朝鮮への先制攻撃が行われると決まったわけではない。韓半島(朝鮮半島)とシリアは軍事的にも政治的にも状況が大きく異なるからだ。しかし北朝鮮が6回目の核実験を強行し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を再び発射した場合、先制攻撃とまでは行かなくとも何らかの軍事行動、あるいはそれに準ずる何かがいつ行われるかわからないと思わせたのは間違いないだろう。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/08/2017040800538.html

【管理人 補足記事&コメント】
米軍はトランプ大統領の命令を受け、地中海に展開する米軍艦2隻から巡航ミサイル「トマホーク」50~60発を発射した。米政府当局者はミサイルの標的としたシリア政府軍の飛行場について、民間人に化学兵器攻撃を行った軍用機の拠点だったと話している。トランプ大統領は中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談のため滞在しているフロリダ州の別荘で記者団に対して、「アサド大統領は無力な人々の息の根を止めた」「シリアが禁止されている化学兵器を使用したことに議論の余地はない。国連安保理の要求を無視した」「難民危機は深まるばかりで、地域の不安定化も続いている」と述べた。

一方、アサド政権の後ろ盾として軍事的な連携を続けているロシアのプーチン大統領は、今回の米国のミサイル攻撃を激しく批判。ロシア大統領府によると、プーチン大統領は米国のミサイル攻撃は国際法違反で、米ロ関係に深刻な悪影響を与えるとの認識を示した。安倍晋三首相は7日、「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する」と記者団に語っている。日本の立ち位置は微妙だが、中国の習近平との会談中であるから習近平も心中穏やかではないだろう。

北朝鮮への圧力ともなるわけで、アメリカを恐れる北朝鮮も、トランプ大統領が何を実施するのかわからない人材であるだけに、北朝鮮攻撃もあると感じたのではないか…。テロには敏感なアメリカであるとはいえ、トランプ大統領自身が中国そしてロシアとの関係を上手に活用できるほどの外交力は持ち合わせないわけで、当面目が離せない。



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[ 2017年04月08日 10:44 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(0)
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