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韓国小中高生の幸福指数はOECD最下位圏

韓国の小中高生の主観による幸福指数が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最下位圏を抜け出せていないことが分かった。延世大学社会発展研究所が国連児童基金(ユニセフ)の子ども・青少年幸福指数を利用して全国の小中高生7343人を対象に調査、1日に発表した結果によると、韓国の小中高生の主観的幸福指数は調査対象のOECD加盟国22カ国中20位(88点)だったという。韓国より幸福指数が低い国はベルギー(86点)とチェコ共和国(81点)だけだった。韓国は昨年の調査では22カ国中、最下位だった。

今年の調査で幸福指数1位だったのはオーストリアの(116点)。以下、スペイン(115点)、ノルウェー(112点)、オランダ(111点)の順だった。主観的幸福指数とは、小中高生に健康状態・学校生活の満足度・日常生活の満足度などを聞いて調査したものだ。韓国の小中高生は貧困家庭の割合や教育資材・書籍保有比率などに基づき調査した「物質的幸福指数」でフィンランド(118点)に次ぐ2位(115点)だった。具体的に見ると、韓国の小中高生のうち、睡眠不足の経験があるのは小学生24.4%、中学生37.6%、高校生59.4%で、学年が上がるほど大幅に増えている。自殺の衝動に駆られた経験が3回以上ある「自殺危険集団」の割合は小学生5.6%、中学生6.5%、高校生9.1%だった。

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「幸福のために最も必要だと思うことは何か」という質問には、低学年では「仲が良い家庭」という回答が多かったが、学年が上がるほど「お金」という回答が増えた。小学校4年生は幸福の要素として40.7%が「仲が良い家庭」を、5.2%が「お金」と答えたが、高校3年生は33.0%が「お金」が最も重要な要素だと答えた。
http://www.chosunonline.com/

【管理人 補足記事&コメント】
幸福度指標とは、幸福度を具体的に見えるように各種指標で表したもので、個々人の「幸福」をある程度、地域、時系列で比較可能にした物差しであり、評価のためのツールとなる。GDPを超えた指標である幸福度指標の作成が、日本だけでなく、欧州、北米、オセアニア、そしてアジアの国々で進んでいる。日本では、特に所得の増加にも関わらず主観的幸福感が低いという主観的幸福を巡る我が国固有の課題がある。

日本の場合は、先進国で1人当たり所得が高いにもかかわらず主観的な幸福感が低い、幸福を感じられていないのではないかという議論があり、そういったことも幸福度指標を開発する背景にある。幸福度指標をつくることにどういう意義があるのかということだが、「幸せ」に光を当てることによって、これまで政策などで焦点を当てられることが非常に少なかった「個々人がどういう気持ちで暮らしているのか」という気持ちの有り様に注目することだとしている様だ。

日本における幸福度の原因・背景・要因を探ることにより、国、社会、地域が人々の幸福度を支えるに当たって、いい点、悪い点、あるいは改善した点、悪化した点を明らかにすることができるわけで、自分の幸せだけではなくて、社会全体の幸せ幸福を深めていくためには、国、社会、地域がどこを目指そうとしているのかということを皆で議論し、手がかりを提供することが重要となる。政策との関係では、実証に基づく政策立案に資する観点から、指標によって明らかになった事実に対して政策の優先順位付けや政策の改良、新たな政策提案を促すことはさらに重要となる。




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[ 2017年05月02日 11:27 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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