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「WDが半導体売却を妨害」東芝が1200億円規模の訴訟提起

東芝がメモリー半導体事業部売却をめぐり対立している米ウェスタンデジタル(WD)を相手取り1200億円規模の損害賠償請求訴訟を28日に東京地裁に起こした。 提訴の理由は不正競争行為防止法違反だ。東芝メモリー半導体事業部売却に対する拒否権があるというWDの主張は虚偽であり、売却競争をゆがめているということだ。東芝はこの日声明でWDに対し、「看過できない妨害行為を持続している」と主張した。東芝は21日にSKハイニックスと日本産業革新機構が参加した韓日米連合コンソーシアムを優先交渉者に選定した。

これに対しWDは東芝が自社の同意なく半導体事業を第三者に譲渡する権利はないとして売却に反対している。WDは東芝とジョイントベンチャーを設立し主力工場である四日市工場を共同運営している。WDはこれに先立ち25日、「SKハイニックスが資金を出すことだけで参加するのはありえない」という内容の意見書を東芝に送っている。 東芝はWDが虚偽事実を流布しており、自社の機密情報を不正に取得していると批判している。合わせて東芝はこの日WD社員の自社システムへのアクセスを遮断することにした。
http://japanese.joins.com/

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【管理人 補足記事&コメント】
東芝は発表文で提訴の理由について、WDは、4月に分社した東芝メモリの他社への売却にはWDの同意が必要で東芝は同意権を侵害していると虚偽の告知をしたり、合弁事業や共同開発に関するアクセス権を持つWDの子会社の従業員をWDに転籍させるなどして東芝メモリの機密情報を不正に取得、使用しているとした。東芝はこれらが不正競争防止法や民法上の不法行為に当たるとしており、差し止めを求める仮処分命令も申し立てた。今回の訴訟と合わせ同日から合弁事業や共同開発に関する情報からWDのアクセス遮断することも決めた。一方、WDは東芝メモリの売却は合弁契約に違反するとして、米裁判所に差し止めを請求している。

マッコーリー証券アナリストは、東芝が提訴した狙いについて「東芝はWDに反対されることなく、東芝メモリの売却を進めたいという意思をはっきりさせた」と指摘。ただ「両社の関係悪化を際立たせるものになった」とし、両社の今後の交渉は依然として厳しいものになるとの見方を示している。東芝はこの日の取締役会で、3次元フラッシュメモリー生産拡大に向け、東芝メモリの四日市工場に導入する生産設備と工場増築を承認。東芝メモリが今年度中に総額約1800億円を投資することを決めた。生産設備への米サンディスク(WD子会社)投資参加は協議中で、参加しない場合は東芝メモリ単独で導入するという。

最後まで荒れ模様の東芝メモリー売却となる。政策銀と革新機構は、「新株の1/3を握れば重要事件の決定に拒否権を発動できる」から応札すると言っている。しかし、メモリビジネスの本質は、巨額な設備投資を、いつ、どこで行うか、という果断な決断をすることである。つまり、メモリビジネスとは、タイミング勝負となる。日韓米連合が上手に対応できるのかと問えば無理だろう。本来ならばもっと高い金額で、3次元NANDのビジネスが花開くように経営が実施できるCEOがいる企業に売却してほしかったが…。ところでSKハイニックスが今一つサムスンに比べてこの分野で劣るのは、かなり歩留まりが悪いのだろう。彼らにとっては必至な状態と言える。鴻海連合だとサムスンへの圧力大で面白味がわいたかもしれないが…。




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[ 2017年06月29日 10:58 ] カテゴリ:日本政治 | TB(0) | CM(0)
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