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THAAD配備めぐる米国の疑念は払拭したが…中国をどう説得するのか

韓米両国の最も敏感な懸案であるTHAAD(高高度防衛ミサイル)の朝鮮半島への配備問題は、今回の韓米首脳会談で公式議題として採択されなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はTHAADの配備をめぐる米国側の“疑念”に対して積極的に釈明し、韓米両国の連携を対外的に誇示したが、THAAD配備に強く反発する中国に対する説得が主な“課題”として浮上した。

文大統領は先月30日(以下現地時間)、米ワシントンDCの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた「専門家招請晩餐」での演説で、「THAAD配備問題で韓米同盟の将来を心配する人もいる」としたうえで、「私は韓米間の決定を尊重する」と明らかにした。しかし、「THAADの配備に関する韓国政府の議論は民主的正当性や手続き的な透明性を保つための手順に関わるもの」だとし、「これは、ろうそく革命によって誕生した韓国政府においては非常に重要なこと」だと強調した。「韓米間による従来のTHAAD合意を見直すことはない」という態度を強調しながらも、「手続き的正当性」を名分に掲げ、THAAD配備に対する“曖昧性”を最大限維持するためと見られる。

文大統領は演説の後、「中国との関係をどう解決するのか」という質問に対し、「THAAD配備は韓国の主権問題」としたうえで、「韓国の主権的な決定について中国が不当に干渉するのは正しくない」と明らかにした。また、「THAAD配備に関する中国の懸念は理解するが、中国がそれを理由に経済的報復を行うのは正しくないだけではなく、不当なことであり、撤回することを強く求める」と強調した。

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文大統領はさらに、「韓国政府はTHAAD配備を最終決定するまで手続き的正当性を踏まえていくことにしており、その過程で中国とも十分に協議できると思う」と付け加えた。 文大統領が、環境影響評価(アセスメント)などを掲げてTHAAD配備の日程を遅らせたものの、「(配備決定を)覆すことはない」と明らかにしたため、中国との接点を見出すのは容易ではないものと見られる。特に、ドナルド・トランプ米大統領との首脳会談後に公開された共同声明で。「韓米日3カ国の協力を増進させていくという公約を再確認した」と発表した部分にも、中国が敏感に反応する可能性が高い。
http://japan.hani.co.kr/

【管理人 補足記事&コメント】
中国への半導体輸出増加で韓国経済は維持しているようなものであるから、当然次に中国が実施するであろうネタは半導体圧力だろう。スマホはすでに自国内では優位となっているわけで、THAAD問題でこじれが大きくなるほどに、半導体輸出減にかじ取りが行われるのではないか。サムスン副会長が起訴され、習近平とつながりが薄れているわけで、サムスン以外の企業からDRAMやフラッシュメモリーを得られれば良いわけで、サムスンへ圧力がかかってくるのは目に見えている。

今の韓国経済において、輸出増加は造船と半導体で輸出の30%を占めるわけで、造船業は現状の為替では利益が得られないと考えれば、半導体が減少するのは致命傷となる。THAAD問題で中国を説得できるネタがない。投資でごまかすにも、今の韓国に負債はあっても資金はない。中国から輸入を増やせば、韓米FTAでアメリカからの輸入も増やす時期も近いわけで、中国とアメリカ依存の貿易は、貿易依存度の高い韓国にとって逃げ道はない。




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[ 2017年07月03日 09:48 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(1)
輸出先の開拓
米中韓の力関係からして文在寅は妥当な選択をしたと思います。
現状:
米中 北支援に圧力、米国貿易赤字
米韓 米韓同盟、軍事支援
中韓 関係悪化、貿易縮小

文在寅の背中を押したのは、北の態度でしょう。
文在寅が親北姿勢を見せても歩み寄らない。
朴槿恵引渡しを迫るという始末。

この先、米中との貿易縮小だから、課題は
輸出先の開拓じゃないですか。
日本・中国を除くアジア圏、欧州、ロシアなど。
米国の産業回帰には時間がかかる。
[ 2017/07/03 10:39 ] [ 編集 ]
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