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韓国経済界のガマンも“限界”…中国のTHAAD報復で現代自動車5千億円大損

米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に対する中国による経済報復の長期化に、韓国・中国両政府の顔色をうかがってきた韓国経済界も怒りの声を上げ始めた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談でも解決の糸口をつかめなかったことが大きい。経済界は「国際舞台で自由貿易を守ると訴える習氏が稚拙なTHAAD報復をやめないのは矛盾だ」などと批判しているが、結局は、中国の大国としての振る舞いに期待するしかないのが実情のようだ。

韓国の聯合ニュース(日本語電子版)によると、ドイツで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて7月6日に行われた韓中首脳会談で、文大統領が「さまざまな制約により両国間の経済・文化・人的交流が萎縮している」と、THAADの韓国配備を受けた報復措置の是正を求めた。これに対し、習氏はTHAAD配備に反対するという従来の立場を繰り返した。報復の是正については「中国国民の関心と懸念を考慮しないわけにはいかない」とし、「両国間の交流と協力が正常化し、さらに高いレベルで拡大することを希望する」と述べるにとどめたという。





ハンギョレ新聞(同)によると、THAAD報復による韓国企業の被害は今年上半期だけで数兆ウォン(数千億円)にふくらんでいるという。ロッテは中国国内の営業店に対する当局の消防点検と営業停止措置で5千億ウォン(約500億円)の被害があり、現代・起亜自動車は上半期に5兆ウォンの売上高が失われたといわれる。

聯合ニュース(同)によると、現代・起亜自グループは6月に中国で現代自が約3万5千台、起亜自で1万7千台を販売したが、それぞれ前年同期の64%減と62%減となった。両社合わせて今年末までに中国市場での販売目標は195万台と設定してきたが、その6割以上を失う可能性もあるとされる。これで世界販売も目標の825万台を大きく下回る700万台前後にとどまるとの見通しもでている。
http://www.sankei.com/

【管理人 補足記事&コメント】
2017年6月10日、韓国の自動車産業が低迷している。現代自動車など完成車メーカー5社の5月の世界販売台数は前年同月比13%近く減少。世界1、2位の自動車市場の中国や米国でも販売不振が続いている。このままでは生産台数で世界6位の座から転落する恐れもあり、事態は深刻だ。聯合ニュースによると、1日に発表された現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社による5月の世界販売台数は計66万3048台。前年同月比12.9%減少した。

現代自の低迷は中国のTHAAD報復ではないだろう。自社の品質低下とクレーム多発が原因となる。サムスンも現代自も中国に工場を多数持つわけで、中国民の雇用を失ってまで報復はしないだろう。現代自も起亜自もメキシコでは日本に競り勝ったと喜んでいるわけで、企業としての戦略問題と、品質低下を解消することである。トヨタでさえ品質保証部門を事業部に振り分けたツケは今でもあるわけで、品質ノウハウ蓄積は5年以上かかる。その間に組織再編と教育訓練による人材育成が出来なければ、品質保証体系が確立できずに倒産する可能性もある。それだけ第三者の見方をする社長直下組織の品質保証部門と言うのは重要と言う事だ。



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[ 2017年07月25日 08:56 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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