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米国の対北軍事行動「シナリオあるが困難」

北朝鮮が米本土を攻撃できる能力に近づき、米国が「軍事的オプション」を発動するのではないかという観測がある。核施設や平壌の主席宮に「外科手術的攻撃」を加えたり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の移動式発射台を攻撃したりする可能性だ。米国防総省のヒックス報道官は28日、「ダンフォード統合参謀本部議長と李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長が電話会談で軍事的対応オプションを話し合った」と述べた。しかし、専門家の大半は北朝鮮に対する従来式の攻撃は非常に困難だとみている。民間人に大規模な被害が発生するところまで戦闘が拡大する懸念があるためだ。

一部には「米国の戦力を考えれば、一日で北朝鮮全域を焦土化できる」との声もある。しかし、韓米の軍当局者は「理論的には可能だが、そのためには最低でも3つ以上の空母艦隊が必要だ。中国やロシアだけでなく、北朝鮮も事前に察知しかねない」と述べた。戦力の増員なしで北朝鮮のミサイル・核基地と平壌の指揮系統を攻撃することはできる。しかし、今回のミサイル攻撃でも分かるように、北朝鮮のミサイル基地がどこにあるのか全てを把握することはできない。核開発が行われている場所は現在でもまともに判明していないとされる。大規模な戦闘拡大なしで不確実な数カ所をミサイル攻撃するという選択は難しい。

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米国としては20万人を超える韓国国内の米国人が北朝鮮による攻撃にさらされるリスクを無視できないからだ。北朝鮮は前方に配備した340門の長射程砲で韓国の首都圏と米軍基地を攻撃できる。1000発に達するスカッド・ノドンミサイルで韓国全土を攻撃することも可能だ。それを在韓米軍2万8500人だけでは解決できない。米国人全員が撤収し、3つか4つの空母艦隊を韓半島(朝鮮半島)周辺に配備するには、目立つ動きが長時間にわたり露見することが避けられない。

中国も問題だ。北朝鮮が今回、ミサイルを試験発射した場所は慈江道舞坪里一帯で、中国との国境から約30キロメートルの距離だ。韓国軍関係者は「韓米連合軍は韓半島に戦争が起きても、中国の介入による戦争拡大を懸念し、中国国境から50キロメートル以内には軍事力を投入できないという作戦計画を立てている」と指摘した。こうした状況で中国国境地帯に集中しているICBM関連施設を米国が軍事力で破壊する場合、中国も参戦する第3次世界大戦を覚悟しなければならない。
http://www.chosunonline.com/

【管理人 補足記事&コメント】
朝鮮日報は、北朝鮮は米本土を確実に攻撃できる能力を見せ付けたとし、米国としては中国との全面的な摩擦を覚悟であらゆる手段を動員するとみられる。最悪の場合、有事に韓半島(朝鮮半島)に米軍を増派することを根幹とする韓米同盟の基本まで揺るがしかねないとの懸念もあると報じている。北朝鮮は28日午後11時41分、慈江道舞坪里付近から火星14型ミサイルを発射し、朝鮮中央通信を通じ、「最大高度3724.9キロメートルで998キロメートルを47分12秒飛行した」と発表した。米国のミサイル専門家で憂慮する科学者同盟(UCS)のデビッド・ライト上級研究員は29日、「ロサンゼルス、デンバー、シカゴが射程圏内に入り、ニューヨーク、ボストンにも到達する可能性がある」と分析した。

現時点でアメリカを狙えるのかと言う部分では、飛行可能な距離技術ではあるが、核搭載して発射できるかどうかはまだ時間がかかるだろうし、莫大な金額をかけてミサイル実験が必要となる。今までかなりの数の実験をしてきたわけで、今日明日でミサイルが発射されても、核ではなく化学兵器搭載するにも、北朝鮮にとっては勇気がいるだろう。国がなくなる可能栄を恐れての防衛策とは言え、そこまで金正恩は暴走しない事を祈りたいが…。北朝鮮軍にしても本格的に攻撃へ移行した場合は、内紛が勃発しても不思議はない。ただアメリカ本土まで届くであろうミサイル技術は得つつあるが、あくまでバックにいるプーチンのほうが、厄介なのではないか…。




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[ 2017年07月31日 09:45 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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