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中国独自の「自動車の安全評価」は一体どれだけ信用できるのか

自動車の安全性を評価する「自動車アセスメント」には米国の「NCAP(エヌキャップ)」や欧州の「ユーロNCAP(ユーロエヌキャップ)」、日本の「JNCAP(ジェイエヌキャップ)」などがある。また、中国にも「C-NCAP」と呼ばれる自動車アセスメントが存在する。

日本車の安全性の高さは世界的に高く評価されており、中国ではなぜか「日系車は安全性に劣る」という誤解が存在する。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の「C-NCAP」で高い評価を得た中国車でも、中国国外の自動車アセスメントの基準では「散々たる評価になることがある」と紹介している。

中国人消費者にとって自動車は決して安くない買い物であるため、多くの消費者は購入前に様々な観点から比較・検討を行う。中国人消費者が特に重視する要素の1つが「安全性」なのだが、中国では自動車の安全性に対する「誤解」も多く、たとえば自動車のボディを手で押してみて、鋼板が大きく凹む場合は「安全性に劣る」と間違った判断を下す人も少なからず存在する。

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日本の「JNCAP(ジェイエヌキャップ)」

記事は、中国の2016年における「C-NCAP」のテスト結果を紹介し、中国車のなかにも高得点を獲得した車種があると紹介する一方で、中国で高く評価された車が中国国外の自動車アセスメントの基準で「散々たる評価になることがある」と指摘。こうした事例は「C-NCAPと世界の自動車アセスメントには信頼性で差がある」ことを示すとしたほか、中国車の安全性能に「向上の余地」があることを示すものだと紹介した。

肝心の自動車アセスメントそのものに改善の余地がありながら、欧米で安全性を高く評価される日系車が中国の民間で「安全性に劣る」と言われるのは納得しがたいものであり、中国で自動車に対する正確な知識が広まることを期待したいところだ。
http://news.searchina.net/

【管理人 補足記事&コメント】
自動車の安全評価は米国の運輸省道路交通安全局NHTSAが1979年に開始したNCAP(New Car Assessment Program)に習って、オーストラリアではANCAP(1992~)、日本ではJNCAP(1995~)、欧州ではEuro NCAP(1997~)と言った具合に世界各国毎に存在するのが現状で、それぞれ衝突速度や衝突形態などが微妙に異なっている。

中国版のC-NCAPではCATARC(中国自動車技術研究センター)が市場から新モデル車を調達して衝突安全機能テストを行い、テスト結果を星数(最大5つ星)でランキングして公表している。評価項目は以下3項目となっている。

①前面衝突テスト:50km/hバリア衝突
②40%オフセット前面衝突テスト:56km/hバリア衝突
③側面衝突テスト:50km/h台車衝突

これらの評価は日本版JNCAPの評価(6項目)の半数で、且つ衝突速度も5~8km/h程度低いのが実情。しかも噂ではこの評価レベルでも星が付かないにも拘らず、実際には3星評価としているケースが有る。中国メディア情報によると、国内外から中国車の安全性への疑念の声が上がり始めた為、2012年から試験条件や判定基準を見直しを実施したという。しかし見直しがしっかりと浸透するには時間がかかる。今でさえ誤解がるわけで、技術向上とともに評価技術もまだ時間がかかるだろう。




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[ 2017年09月07日 12:32 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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