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韓国の実質所得、また後退…貧富の格差が深刻化

文在寅(ムン・ジェイン)政府が推進する所得主導成長政策に「険しい道のり」が予告されている。今年第3四半期(7~9月)の物価水準を考慮した家計の実質所得が1年前より減り、貧富の格差も大きくなったことが分かった。家計の実質所得の減少は2年連続続いている。

統計庁が23日、国家統計ポータル(KOSIS)に掲載した「第3四半期家計動向調査」によると、今年第3四半期の全国2人以上世帯の月平均所得(名目基準)は453万7192ウォン(約45万4500円)で、1年前より2.1%増えた。前年同期より世帯所得増加率は2015年第3四半期以降8四半期連続で0%台にとどまり、久しぶりに2%台の増加率を見せた。しかし、物価を考慮して算出した実質所得は439万1823ウォンで、1年前より0.2%減少した。8四半期連続でマイナス行進だ。ただし、今年第2四半期まで3四半期連続1%台だった減少幅は多少小さくなった。統計庁のキム・ジョンラン福祉統計課長は「名目所得が増加したのは意味がある。ただし、これが傾向につながるか、一回性に終わるかはもう少し今後を見守る必要がある」と話した。

所得種類別にはサラリーマンが受ける勤労所得(名目基準)が平均306万6965ウォンで、前年同期より1.6%増加した。政府などが無償で支援する移転所得は1年前より1%増えた45万239ウォンだった。個人事業者などが稼ぐ事業所得は平均91万5875ウォンで、前年同期より6.2%増加した。不動産や株式などで稼ぐ財産所得は平均1万8820ウォンで、金額は少ないが対前年同期比増加率は34.4%だった。株式市場と不動産市場が活況を呈したためと分析される。

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だが、所得階層間格差は大きくなった。生活が貧しい階層の所得はむしろさらに減った。名目所得を基準に所得下位20%未満である1分位世帯の月平均所得は141万6284ウォンで、1年前より0.04%減少した。前年同期より1分位所得は5四半期連続で減少し、2四半期に小幅反騰したが、1四半期ぶりに再び減少に転じた。一方、所得上位20%である5分位世帯の所得は894万8054ウォンで、1年前より4.7%増加した。
http://japanese.joins.com/

中央日報は、実質購買力を基準にした1人当たりの国内総生産(GDP)規模で、韓国は経済協力開発機構(OECD)会員国のうち中下位圏であることと報じている。 財政経済部(財経部)によると、OECDが最近発表した報告書「02年購買力評価指数(PPP)レートに換算したGDP比較」で、韓国は「中下位所得グループ」に含まれた。 OECDは、30会員国の1人当たり実質GDP(購買力基準、02年現在)平均値を100と仮定して調査を実施した。 調査の結果によると、韓国の購買力基準1人当たり実質GDPは72で、スペイン、ニュージーランド、ポルトガル、チェコ、ハンガリーなどと同じ「中下位所得グループ」に含まれた。 「高所得グループ」(120以上)にはルクセンブルク、ノルウェー、米国、アイルランド、スイスが入った。 「中上位所得グループ」(100-120)はオランダ、カナダ、英国、フランス、日本など14カ国、また「低所得グループ」(50以下)はスロバキア、トルコ、ポーランド、メキシコなどの12カ国だった。 OECD30カ国の物価を100とすると、韓国の物価は比較的低い69となった。

しかし中小企業雇用率9割近い国である。中小企業で働く格差はどのくらいなのかのほうが重要だろうと思うが。一部の大手企業と比較しても大手企業年収の半分が中小企業となる。日本でさえ大手企業年収の60%が中小企業であるから、格差を考慮すれば大手企業の年収を下げるか、中小企業の年収を上げるかしかない。韓国の場合は大企業年収が日本企業と張り合っている側面もあるわけで、格差と語っても実は単純ではない。大半が中小企業であり、GNPが上昇できない理由でもある。一人当たり25000ドルあたりで上下するレベルである。2008年以降上昇はしているが、生産人口の低下と高齢化で相殺され、一人当たり25000万ドルレベルになるのではと思うが…。中小企業雇用率の高さは、格差の拡大要素であるから、中小企業をまとめて、企業数を見直すことである。


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[ 2017年11月24日 10:59 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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