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現代自労組は今、工場に鎖をかける時なのか

現代(ヒョンデ)自動車の組合が27日、蔚山(ウルサン)第1工場の生産ラインの一部を鎖で縛って、ストライキに突入した。米国輸出のために小型スポーツユーティリティ車両(SUV)「コナ」の増産を要求した会社側に対抗して、実力行使に乗り出したのだ。グローバル市場での販売台数が昨年より6%減少した現代自で、それでも親孝行をしてきたのが、7月の発売後、国内販売首位を走っているコナである。現代自は来年から、コナを米国にも輸出する計画で、先月から労組と生産拡大を巡る協議を行ってきたが、合意に至らず、24日、自主的に生産を増やそうとして違法ストに遭ったのだ。

現代自動車は年明けから先月まで、特に中国で35%、米国で13%も販売台数が減少した。中国では高高度ミサイル防衛システム(THAAD)を巡る報復影響が大きいが、価格競争力を前面に打ち出した中国自動車のシェア食い込みも無視できないのが現状だ。米国では、ウォン高の中、円安を背景に日本車と厳しい競争を繰り広げている。企業の将来が不透明なのに、よく売れる車の生産を増やすことさえ、労組の許可を得なければならないのか。合意ができなかったことを理由に、工場施設に鎖までかける行動は、組合だけが生きれば、企業は死んでもいいということに他ならない。

団体交渉に基づいて、現代自が生産ラインを追加するのに労組の同意が必要だとしても、協議内容は勤務時間など、労働条件に限られるのが原則である。それでも労組は、工場内の窓の設置、現場管理者の他部署への転出、協力会社の生産部品工程の回収など、現行法(消防法)に違反したり、人事権、経営権を侵害する要求をした。若年層がターゲットである小型車は流行に敏感である。人気を集めた時点で適時に供給されなければ、いつでも、他の車に需要を奪われかねない。労組はこのような会社側の切迫さを人質に、無理な要求を貫こうとしている。





現代自の労組が「貴族労組」と言われるのは、ただ多い年俸のためだけではない。ストライキでいつでも会社を牛耳ることができるという利己的傲慢さが、国民的非難を招いた。労組が嫌いで、現代自は買わないという人も多い。このようになったのは、生産台数を合わせることに追われて、違法ストについてそのつど目をつぶってきた経営陣の責任も大きい。現代自の尹甲漢(ユン・ガブファン)社長は昨日、「社規と法律に基づいて責任を厳重に問い、違法行為を根絶する」と語った。会社の危機は無視したまま、自分の利益だけを得ようとする労組の行動に、会社も厳正に対応する意地を示さなければならない。
http://japanese.donga.com/

今年7月に現代自動車、起亜自動車、韓国GMの韓国自動車メーカー3社の労働組合が、「合法的ストライキ」の要件を整えた。雇用労働部中央労働委員会から「調停中止」の決定を受けた金属労組現代自動車支部(現代自動車労組)は、同月14日の組合員投票で、ストライキの実施を賛成68.4%で可決した。起亜自動車労組も同月13日に中央労働委員会から「調停中止」の決定を受けており、全組合員の72.1%にあたる2万375人がストライキに賛成している。韓国GM労組は1万5000人の組合員のうち約110人が7月17日に労働組合の「組合員教育時間」を利用して勤務から離脱する事実上の部分ストを行なっている。

現代自動車の2016年の賃金交渉が妥結したのは10月中旬だった。14回のストライキを経た同年8月末、労使代表が導き出した合意案に78%の組合員が反対、10月の妥結まで10回の追加ストを繰り返している。現代自動車の労組のストライキによる損失は3兆1000億ウォンに達し、下請け企業が被った損失も1次ベンダー348社が1兆4000億ウォン、2、3次ベンダーは約5000社で4兆ウォンと推定されている。現代自動車は業績が低下しており、労組組合員に平均5.1%の賃上げをする一方で、現代自動車グループ51社の役員1000人強が給与の1割を返納している。

強硬な労組は自動車だけではない。労組に手を焼いている日系企業もある。韓国に進出する日本企業のなかで、代理店等の取引先を買収するM&Aが目立ってきているが、業績が悪化した取引先を買収して間もない日系企業が資金繰りを理由に賞与の削減を提示したところ、会社が倒産しても構わないから賞与を払うよう要求されたという。

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[ 2017年11月29日 10:47 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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