韓米FTA交渉突入した1月、米国産輸入22%も大幅増加
貿易収支の不均衡解消を目的とする韓米自由貿易協定(FTA)改定交渉が始まった1月、米国産製品の輸入は大幅に増加し、米国への輸出は減少したことが分かった。
産業通商資源部が1日に発表した1月輸出入動向(通関基準・暫定値)をみると、1月の米国産製品の輸入額は48億6千万ドルで、昨年1月に比べて22.4%も急増した。産業部は「米国産シェルガスとナフサなど石油製品、半導体装備などを中心に米国産製品の輸入額が大幅に増えた」と説明した。米国市場への1月の輸出は前年同期比4.8%増加していたが、韓国全体の輸出額で米国市場輸出が占める割合は昨年1月12.3%から先月10.5%へと大幅に減少した。
1月1日~20日までの米国市場輸出額をみると、自動車は5億7千万ドルで前年同期比17.9%減少し、自動車部品も2億7千万ドルで18.3%減少した。洗濯機のセーフガードが発動された家電品目の輸出額は1億ドルで、20.4%も減少した。石油化学製品の輸出額も1億4千万ドルで、97.6%減少した。
一方、米国産製品の韓国市場の輸入額は半導体製造用装備が71%、天然ガスが323.4%、牛肉などの肉類が14.7%、ナフサなど石油製品が1025.9%増加するなど、米国産全輸入額が22.4%急増した。これによって1月の対米国貿易黒字は昨年1月(9億7千万ドル)に比べておよそ67%減少した3億2千万ドルを記録した。

1月の全体輸出は492億1千万ドルで、前年同期比22.2%も増えた。これまでの1月の輸出中で最高の業績だ。韓国の輸出は、2016年11月以降15カ月連続で増加傾向を持続しており、昨年9月以降4カ月ぶりに二桁に増加した。13大輸出主力品目の半導体・一般機械など9品目が増加した。半導体、一般機械、石油製品、石油化学、コンピュータ、鉄鋼、繊維、自動車、船舶などは、輸出増加率が二桁を記録した。産業部は「1月の輸出増加は先進国と発展途上国経済の同伴成長傾向と製造業景気の好調、国際原油価格の上昇などが主な要因」と説明した。品目別に半導体(96億9千万ドル)、一般機械(44億5千万ドル)、石油化学(42億ドル)、コンピューター(8億9千万ドル)がこれまでの1月の輸出中で最大の業績を記録した。
地域別の1月の輸出額をみると、中国(133億9千万ドル)、アセアン(83億2千万ドル)、インド(12億2千万ドル)の場合、これまでの1月の輸出中で最大を記録した。中国輸出増加率は24.5%へと6ヵ月連続増加して、アセアン諸国への輸出も37.2%増加して15カ月連続増加した。日本輸出(21.4%)とCISの輸出(50.3%)も3カ月連続二桁の増加を記録した。 1月の輸入額は454億9千万ドルで、前年同期比20.9%増加した。これによって1月の貿易収支は37億2千万ドルの黒字を記録し、72カ月連続で貿易収支黒字を継続している。
http://japan.hani.co.kr/
ASM(エーエスエム)。半導体とよばれる電子部品を作る為の装置を作っている業界最大手のメーカーである。2000年頃まで、世界の半導体製造装置市場は、日本メーカーの独擅場(どくせんじょう)だった。それが、2000年前半から、徐々に海外製に押されてしまい、いつの間にか日本メーカーは市場を奪われてしまっていた。特にこのASMに市場を奪われた日本メーカーは多い。装置産業というのは利用者であるユーザーがいる場所で発展する。半導体産業の生産拠点は、日本から、韓国・台湾に移り、今は中国や東南アジアが生産の中心地である。中国、東南アジアの現地装置メーカーが強くなるのは、しかたがない。しかし、このASMはアジアの企業ではないオランダ企業である。
とは言え韓国サムスン経由で、アメリカに輸出される半導体製造設備は、いまだ日本製が多い。日本の装置は、一つ一つの部品を丁寧に作り、検査をした上で一点一点決められた手順で丁寧に組み上げていく。完成した装置は、高品質でトラブルが少なく、使えば使うほど良さが判る素晴らしい装置だ。一方、ASMは、日系メーカーが得意とする長い経験と職人的なモノづくりでの勝負を避けて、顧客に寄り添い知識を吸い上げて活用する戦略を選んだ。そして、アジア市場を攻略する上で、彼らが見つけた答えが装置のモジュール化となる。全ての技術を自社で抱え込むのではなく、必要な技術は外部から導入し、一つの完成した装置にまとめ上げるシステム作りに注力した。日本が良い装置の答えを内に求めたのに対し、ASMは外にその答えを求めたとも言える。
産業通商資源部が1日に発表した1月輸出入動向(通関基準・暫定値)をみると、1月の米国産製品の輸入額は48億6千万ドルで、昨年1月に比べて22.4%も急増した。産業部は「米国産シェルガスとナフサなど石油製品、半導体装備などを中心に米国産製品の輸入額が大幅に増えた」と説明した。米国市場への1月の輸出は前年同期比4.8%増加していたが、韓国全体の輸出額で米国市場輸出が占める割合は昨年1月12.3%から先月10.5%へと大幅に減少した。
1月1日~20日までの米国市場輸出額をみると、自動車は5億7千万ドルで前年同期比17.9%減少し、自動車部品も2億7千万ドルで18.3%減少した。洗濯機のセーフガードが発動された家電品目の輸出額は1億ドルで、20.4%も減少した。石油化学製品の輸出額も1億4千万ドルで、97.6%減少した。
一方、米国産製品の韓国市場の輸入額は半導体製造用装備が71%、天然ガスが323.4%、牛肉などの肉類が14.7%、ナフサなど石油製品が1025.9%増加するなど、米国産全輸入額が22.4%急増した。これによって1月の対米国貿易黒字は昨年1月(9億7千万ドル)に比べておよそ67%減少した3億2千万ドルを記録した。

1月の全体輸出は492億1千万ドルで、前年同期比22.2%も増えた。これまでの1月の輸出中で最高の業績だ。韓国の輸出は、2016年11月以降15カ月連続で増加傾向を持続しており、昨年9月以降4カ月ぶりに二桁に増加した。13大輸出主力品目の半導体・一般機械など9品目が増加した。半導体、一般機械、石油製品、石油化学、コンピュータ、鉄鋼、繊維、自動車、船舶などは、輸出増加率が二桁を記録した。産業部は「1月の輸出増加は先進国と発展途上国経済の同伴成長傾向と製造業景気の好調、国際原油価格の上昇などが主な要因」と説明した。品目別に半導体(96億9千万ドル)、一般機械(44億5千万ドル)、石油化学(42億ドル)、コンピューター(8億9千万ドル)がこれまでの1月の輸出中で最大の業績を記録した。
地域別の1月の輸出額をみると、中国(133億9千万ドル)、アセアン(83億2千万ドル)、インド(12億2千万ドル)の場合、これまでの1月の輸出中で最大を記録した。中国輸出増加率は24.5%へと6ヵ月連続増加して、アセアン諸国への輸出も37.2%増加して15カ月連続増加した。日本輸出(21.4%)とCISの輸出(50.3%)も3カ月連続二桁の増加を記録した。 1月の輸入額は454億9千万ドルで、前年同期比20.9%増加した。これによって1月の貿易収支は37億2千万ドルの黒字を記録し、72カ月連続で貿易収支黒字を継続している。
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ASM(エーエスエム)。半導体とよばれる電子部品を作る為の装置を作っている業界最大手のメーカーである。2000年頃まで、世界の半導体製造装置市場は、日本メーカーの独擅場(どくせんじょう)だった。それが、2000年前半から、徐々に海外製に押されてしまい、いつの間にか日本メーカーは市場を奪われてしまっていた。特にこのASMに市場を奪われた日本メーカーは多い。装置産業というのは利用者であるユーザーがいる場所で発展する。半導体産業の生産拠点は、日本から、韓国・台湾に移り、今は中国や東南アジアが生産の中心地である。中国、東南アジアの現地装置メーカーが強くなるのは、しかたがない。しかし、このASMはアジアの企業ではないオランダ企業である。
とは言え韓国サムスン経由で、アメリカに輸出される半導体製造設備は、いまだ日本製が多い。日本の装置は、一つ一つの部品を丁寧に作り、検査をした上で一点一点決められた手順で丁寧に組み上げていく。完成した装置は、高品質でトラブルが少なく、使えば使うほど良さが判る素晴らしい装置だ。一方、ASMは、日系メーカーが得意とする長い経験と職人的なモノづくりでの勝負を避けて、顧客に寄り添い知識を吸い上げて活用する戦略を選んだ。そして、アジア市場を攻略する上で、彼らが見つけた答えが装置のモジュール化となる。全ての技術を自社で抱え込むのではなく、必要な技術は外部から導入し、一つの完成した装置にまとめ上げるシステム作りに注力した。日本が良い装置の答えを内に求めたのに対し、ASMは外にその答えを求めたとも言える。
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