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韓米FTAの最大被害部門は畜産…年平均120億円の生産減少

農畜水産物の中で、韓米自由貿易協定(FTA)で、この5年(2012~2016年)間の被害額(生産高の減少)が一番大きい部門は、牛肉・豚肉など畜産業であることが明らかになった。畜産業の年平均生産減少額は1195億ウォン(約119億5千万円)で、農業全体の被害の61.2%を占めた。

9日、産業通商資源部が国会に提出した「韓米自由貿易協定の履行状況の評価報告書」によると、畜産物のうち豚肉の被害額は年平均708億ウォン(約70億8千万円)で、農業全体の被害額の36.3%を占めた。報告書は「米国産輸入豚肉の関税が比較的に早期に引き下げられ、協定の履行期に影響が大きいものとみられる」と明らかにした。牛肉の被害額は年平均274億ウォン(約27億4千万円)で、農業被害額の14.1%を占めた。大豆など豆類の被害額は年平均240億ウォン(約24億円)で、農業被害額の12.3%を占めた。豆類は関税引き下げの代わりに低率割当関税(TRQ)が適用された品目で、無関税で韓国市場に入ることができる物量が増加したためと分析される。

同報告書は、協定発効5年間、韓国の全体対米輸出が米国産の輸入より大幅に増加したが、FTAによる輸出増加効果は米国の方がより多く享受したと分析した。5年間、韓国の対米輸出額は発効前の5年間より年平均183億9900万ドル増加した。このうち、関税撤廃・引き下げによる直接的な輸出増加は31億6200万~66億2900万ドルで、全体輸出増加額の17.2~36.0%を占めた。繊維・衣服・その他製造業と電気・電子を除いたすべての製造業で、輸出増加効果が発生した。


一方、米国産製品の輸入額は発効前に比べて発効後の年平均56億800万ドル増加したが、このうちで、韓米FTAによる直接的輸入の増加は20億4700万~26億5600万ドルで、36.5~47.4%を占めた。絶対的な輸出額の増加では韓国が多いが、協定の直接的効果による増加額だけ見れば、米国が協定締結の効果をより多く享受したと言える。 韓国の対米貿易収支は、発効前の年平均92億2千万ドルの黒字から発効後には220億1千万ドルで、138.8%増加した。同報告書は「同期間、米国を除いた残りの全世界の国との貿易で韓国が収めた貿易黒字が135億4千万ドルから378億6千万ドルに179.6%増加した」とし、「これを考慮すると、FTAと対米貿易黒字の拡大の関連性を断定するのは難しい」と評価した。

サービス分野では米国が明らかにより多くの効果を享受した。韓国の対米サービス輸出は2007~2011年の年平均152億ドルから2012~2016年の年平均166億ドルに9.0%増加したが、米国のサービス商品の韓国市場の輸入は同期間中、年平均248億ドルから291億ドルに17.3%増加した。対米サービスの輸入は著作権使用料や通信、コンピュータ、情報サービスなどを中心に大幅に増えた。韓国の対米サービス貿易赤字は発効前の年平均96億5千万ドルから発効後には125億8千万ドルに規模が拡大された。 協定履行の5年間、関税特恵の(撤廃・引き下げ)品目の貿易拡大による経済成長率と消費者厚生はそれぞれ0.27%、40億8700万ドル増加したと報告書は分析した。
http://japan.hani.co.kr/

韓国の対米農畜産物輸出額はFTA発効前の年平均4億ドルから発効後には5億9千万ドルに46.7%増えた。輸出増加率は韓国の方が高いが、絶対的な金額の増加分は米国がはるかに多い。同報告書は韓米FTAによる韓国の農畜産物生産額の減少が年平均1951億ウォン(約195億1千万円)、5年累積では9753億ウォン(約975億円5千円)に達すると発表した。これにより、国内農業生産額は年平均0.44%減少したもの推定される。また、農畜水産食品業の場合、韓米FTAによる輸入増加で、5407人の雇用が減ったものと分析している。FTAには戦略が必要だが、輸出量に惑わされるとこうなる。まだまだ問題は追加発生するのではないか…。

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[ 2018年04月10日 08:40 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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