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かつて「携帯輸出大国」だった韓国、15年ぶりに最低を記録

2018年6月11日、韓国・世界日報によると、ここ数年下落傾向が続いていた韓国の携帯電話の海外売上高が今年、15年ぶりに最低水準に達した。 科学技術情報通信部と韓国統計庁によると、今年1~4月の携帯端末の輸出額は48億973万ドル(約5400億円)で、前年同期比で26%減少した。これは1~4月基準で、03年の45億5305万ドル(約5000億円)以来15年ぶりの低い値で、10年前である08年の111億6618万ドル(約1兆2300億円)に比べて半分以下に下落したことになる。月別基準では25カ月連続で減少を続けている。

韓国の携帯電話輸出は、スマートフォンの輸出が増え始めた14年以降に80~90億ドル(約8800億~9900億円)台を維持し、韓国の輸出主要製品といわれていた。しかし16年第2四半期(4~6月)以降、中国企業との競争激化や生産拠点の海外移転などで急激に減少。スマートフォンの海外生産比率は10年には約16%であったが、11年57%、12年80%、16年90%と着実に増加している。4月には、世界的なスマートフォンの競争激化で、携帯電話の完成品輸出が55.2%急減した3億7000万ドル(約410億円)を記録。部品輸出も海外生産の増加と現地調達拡大などにより、31.4%減の6億8000万ドル(約750億円)にとどまった。

専門家は「米国など主要市場でプレミアムフォンをベースに中国企業に対する競争力を確保することはもちろん、最大の市場である中国内販売を増やす現地化戦略も必要」と指摘しているという。

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この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「韓国は人件費が上がってしまったから、製造拠点が海外に移るのも仕方ない」「韓国は組合の力が強いからな…」など、製造拠点の海外移転の原因に言及する意見が寄せられている。 また「スマートフォン、鉄鋼、自動車、すべて不況。半導体だけで国を支えている」「大丈夫、サムスンには半導体がある」など、サムスン電子の半導体事業への期待の声も。 その他「今はスマホの新機種が出ても、機能に目新しさがないから買い換える人が減ったんじゃないのか?」と、スマホ全体の売上減少についてのコメントもあった。
https://www.recordchina.co.jp/

ASEANビジネスの歴史が長い日本企業と比較すると、後発の韓国企業はタイ、マレーシアといった日本企業のビジネス基盤が強く、人件費が相対的に高い国を避け、CLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)諸国に高い関心を寄せている。特に、ベトナムは、韓国企業にとって米国、中国、香港に次ぐ第4位の投資先である。韓国企業の対ベトナム直接投資の特徴の一つは製造業の比率が高いことである。対ベトナム直接投資全体(累計額ベース)に占める製造業の割合は60.4%に達している。ちなみに、世界全体に対する直接投資では製造業の割合は34.4%に過ぎない。対ベトナム直接投資で製造業比率が高いことは、生産拠点設立関連の投資が多いことを示唆している。つまり、韓国企業にとって人件費の上昇する中国に代わる低コスト生産拠点の確保が必要になり、ベトナムが「ポスト・チャイナ」の本命として直接投資が集中している。

ところが、サムスン電子の中国スマートフォン市場でのシェアが0%台に落ちた。 米市場調査会社ストラテジーアナリティクスが8日に明らかにしたところによると、昨年10-12月期にサムスン電子の中国スマートフォン市場のシェアは0.8%を記録したことがわかった。今年初めに発表した速報値では1.7%だったが確定値でシェアがさらに落ちた。 これに伴いサムスン電子のスマートフォンの年間中国市場シェアも速報値では2.4%で8位だったが、確定値では2.1%と9位に落ちた。 インドでもサムスン電子は四半期別シェアで6年ぶりに1位の座を明け渡した。中国のシャオミは昨年10-12月期にインドのスマートフォン市場でシェア26.2%となり23.9%を記録したサムスンを抜き初めて1位に上がった。シャオミは2017年1-3月期だけでも14.1%のシェアで28.6%だったサムスン電子の半分にも満たなかったが、その後急速にシェアを拡大し結局サムスン電子を抜いた。


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[ 2018年06月13日 08:24 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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