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危機のサムスン、中国企業への対抗策探る世界戦略会議を開催

サムスン電子が22日から今年上半期のグローバル戦略会議を開く。毎年6月と12月に開く同会議には国内経営陣だけでなく、世界の主な現地法人長、開発、営業、マーケティング部門の責任者が一堂に会し、同社の半期の成果をチェックするとともに、次の半期の戦略を決定する。22日には半導体・部品部門の会議が京畿道華城市で開かれる。25、26日には水原市の本社でスマートフォン部門とテレビ、生活家電部門の会議が予定されている。

サムスン電子周辺からは、今回の会議がこれまでよりまして重要だとの声が聞かれる。好況の半導体景気が来年からは後退すると見込まれている上、テレビ、スマートフォン部門の不振が長期化しているためだ。同社関係者は「半導体とディスプレー、スマートフォン、テレビなどの分野を問わず、中国メーカーの攻勢が強まり、業績の下方修正が本格化するのではないかとの危機感が強い。徹底した事業再編策と攻撃的な新製品発売戦略が打ち出されるはずだ」と話した。

半導体部門はDRAM、NAND型フラッシュメモリーの新製品開発、量産日程に対する論議が集中的に行われる予定だ。現在64層NAND型フラッシュメモリーを生産しているサムスン電子は、今年下半期に96層NAND型フラッシュメモリーを量産する計画だ。SKハイニックス、米マイクロン、日本の東芝などライバルよりも約1年早い格差を維持したい構えだ。反独占調査を受けている中国市場での対応策も模索する。メモリー半導体価格の凍結と優先供給などを要求する中国のスマートフォンメーカーとの関係改善策が示されるかが注目される。

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新たな成長動力と位置づけるファウンドリー(半導体受託生産)の拡大と顧客確保戦略も重要課題だ。サムスン電子は市場の50%以上を掌握している業界1位の台湾積体電路製造(TSMC)を追い抜くため、今年下半期から先端設備の極端紫外線(EUV)リソグラフィー設備を導入し、世界で初めて7ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)クラスの半導体の試験生産に入る。サムスン電子は既に7ナノメートルプロセスで世界最大の通信用半導体メーカー、クアルコムを顧客として確保したが、さらに確保に総力を挙げる計画だ。サムスン電子関係者は「仮想通貨マイニング用の半導体、自動走行車用半導体など製品群を拡大し、多角的に市場を攻略していく。現在4位のファウンドリー市場でのシェアを2位まで引き上げることが今年の当面の目標だ」と説明した。
http://www.chosunonline.com/

サムスン電子は極紫外線を利用する新しいプロセス装置で、クアルコム社の5G(第5世代)モデムチップを生産する。クアルコムとの協力強化でファウンドリ(半導体受託生産)で世界トップ2に向けた歩みを加速する。サムスン電子は7ナノメートルプロセスに基づいて、クアルコムの5Gチップを生産することにした。サムスン電子は7ナノプロセスから次世代露光装置であるEUV(Extreme Ultra Violet)を活用する。量産時期は来年春の新作「ギャラクシーS10」に合わせると思われる。

京畿道華城市の新工場は、新プロセス装置を使用しているという意味で「EUVライン」と命名される。来年下半期に完工するEUVラインでは、7ナノプロセスを改善した6ナノプロセスで生産する可能性が高い。 しかし中国スマホ販売が拡大し、半導体製造工場に特化すれば、半導体依存度が高くなる。ところが中国スマホが自国半導体を使用すると、サムスンのへ打撃は大きくなる。韓国からの半導体輸入が減少すれば、サムスン半導体の在庫は拡大するだけとなるが…。


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[ 2018年06月18日 16:15 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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