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業績好調も人手不足が顕在化、建機業界はどう対応する?

コマツと日立建機が建設機械の増産対応に追われている。アジアや北米など世界各地で建機需要が旺盛で、人手や設備を総動員し、現状の生産能力で乗り切ることを狙う。好調さが目立つ両社だが、生産現場では人手不足が顕在化している。製造業全体で人材の争奪が激しい中で、必要な作業者を確保するのはそう簡単ではない。

「何が問題かというと人だ」―。日立建機の田淵道文執行役専務は、需要の力強さを実感しながらも生産体制への懸念をこう説明する。 日立建機は作業者不足を補う手だてを次々と打っている。国内工場の支援として、日立製作所グループから約100人を受け入れた。このうち半分強が油圧ショベルを生産する土浦工場(茨城県土浦市)での作業に携わる。日立グループならではの強みを生かした生産体制の増強策。また、建機需要が高い中国の工場から溶接作業者が生産に加わる。

コマツも需要への対応に懸命だ。栗山和也執行役員は「やっと(生産面で)落ち着きが出てきて、緊急的な措置は終えた」と明かす。協力会社組織の「みどり会」を束ねる同社が、何より重視するのがサプライチェーン。生産管理のノウハウや部品に関連する知見を持つ社員が協力会社を訪問する取り組みを通じて、生産のやりくりを支援した。

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建機業界は最近10年間では経験がないほど好調な状況だが、ここにきて構造的な課題が浮き彫りとなっている。栗山執行役員は「若者のモノづくり離れが進んでいる。機械加工の場合、機械の種類が多く、どの機械も扱える技術者は少ない」と指摘する。作業効率の改善も必須だ。コマツと日立建機は生産の自動化やIoT(モノのインターネット)の導入を進めている。日立建機は「自動化に関連する要素技術の開発に取り組む」(田淵執行役専務)という。女性や年配の社員も働きやすい環境を整えるために、省力化した工場を目指す。
https://newswitch.jp/

建設・鉱山機器メーカー大手のコマツが、建設現場の安全性の向上と生産性を高めるため、NVIDIAと協業してAIを導入していくことを発表している。この背景には、建設現場の人材不足と高齢化がある。ICTを導入することで厳しい現場環境を安全でスマートのものに改革していく、というコマツの決意の表れと言っても過言ではない。AI導入の目的のひとつは建設現場において、視野を拡大したり、危険を可視化、危険度を分析するためだ。プラットフォームは「NVIDIA JETSON」を採用していく。JETSONはロボットや監視カメラなど、エッジ側に搭載される超小型のAIコンピュータボード。

コマツがNVIDIAとの協業で達成したいゴールのひとつは、建機の操縦者がカメラ等で360度の十分な視界を確保したり(コンピュータビジョン)、その中で安全上、注意すべきものを検知した場合にAIコンピュータが判断して知らせる、というものだ。しかし、現状で実現するにはまだ技術が確立されているわけではない。その一方で自動運転ではビジョンの技術は進化を続けているので、建機への応用も時間の問題と言える。

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[ 2018年08月07日 09:12 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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