利上げ・貿易摩擦・原油高…韓国に冬が近づいている
李昌ヨン(イ・チャンヨン)国際通貨基金(IMF)アジア太平洋担当局長が先月31日(現地時間)、「アジア太平洋地域の経済がグローバル緊縮、米中貿易摩擦、原油高という3つの逆風を受けている」とし「冬が近づいている」と警告した。危機を解決していく方法の一つとして積極的な市場開放を挙げた。米ワシントンのピーターソン国際経済研究所でした講演でだ。 IMF内でアジア太平洋地域経済を総括する李局長は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げとこれによるドル高、欧州中央銀行(ECB)の流動性縮小の動きなどに言及し、グローバル緊縮の余波を憂慮した。アジア新興市場から先進国に資金が流出して危機が発生する可能性があると、李局長は指摘した。
国際原油価格も最近やや下落したが依然として予想より高いとし、原油の輸入が多いアジアの国には脅威要因だと話した。原油の輸入で経常収支が悪化するという理由でだ。米中貿易摩擦と波及効果には強い懸念を表した。李局長は「韓国をはじめとするアジアの国は(世界1、2位の経済大国の)米国と中国に対する貿易依存度が大きいため、貿易戦争が激化すれば被害も拡大するしかない」と述べた。 またIMFの推算の結果、米国と中国が互いに相手製品全体に25%の関税を適用し、米国が予告したように輸入車に25%の関税を賦課するなど「最悪の貿易戦争」状況では、韓国の国内総生産(GDP)が年間最大1%近く減少すると伝えた。また、米国は1.6%ほど、中国は1%ほどGDPが減少するとIMFは見込んでいる。
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李局長は「米中貿易戦争で米国が中国より大きな打撃を受ける可能性もあり、韓国は貿易戦争当事国の中国を除けばアジアで最大の被害者になるおそれがある」と指摘した。特に韓国では運送業種が最も大きな打撃を受け、この業種だけで雇用が6%近く減少すると分析した。中国については「政府が積極的に景気を浮揚していて成長鈍化は緩和する」と予想した。しかし「デレバレッジ(負債縮小)ですでに成長が鈍化する状況で過度な景気浮揚で財政が悪化し、さらに原油高で経常収支まで悪化すれば、深刻な政策的失敗になる」と懸念も表した。
https://japanese.joins.com/
現在1ドルが1126ウォンを超えている。造船業でいえば損益分岐点が1125ウォンであるから、全産業で利益が出る数値だが、本来経済低迷の中でのウォン安は喜べない。 海外投資家が韓国株を売る中で、FRBの利上げとこれによるドル高で、経済低迷の中でウォンが安くなっている。為替依存のウォンでは、加速すれば通貨危機となる。 一方の日本は1ドル112円であるから、悪い水準ではない。比較的安全な円を買う投資家が多いためだ。 今後韓国の為替には注意が必要だ。特に来年の元本返済年と経済低迷で家計負債返済不可が続出すれば、破たんしかねないわけで、先読み投資家は韓国売りを前倒しし、加速するだろうから、通貨危機がいつ起きても不思議はない状態となる。
国際原油価格も最近やや下落したが依然として予想より高いとし、原油の輸入が多いアジアの国には脅威要因だと話した。原油の輸入で経常収支が悪化するという理由でだ。米中貿易摩擦と波及効果には強い懸念を表した。李局長は「韓国をはじめとするアジアの国は(世界1、2位の経済大国の)米国と中国に対する貿易依存度が大きいため、貿易戦争が激化すれば被害も拡大するしかない」と述べた。 またIMFの推算の結果、米国と中国が互いに相手製品全体に25%の関税を適用し、米国が予告したように輸入車に25%の関税を賦課するなど「最悪の貿易戦争」状況では、韓国の国内総生産(GDP)が年間最大1%近く減少すると伝えた。また、米国は1.6%ほど、中国は1%ほどGDPが減少するとIMFは見込んでいる。
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李局長は「米中貿易戦争で米国が中国より大きな打撃を受ける可能性もあり、韓国は貿易戦争当事国の中国を除けばアジアで最大の被害者になるおそれがある」と指摘した。特に韓国では運送業種が最も大きな打撃を受け、この業種だけで雇用が6%近く減少すると分析した。中国については「政府が積極的に景気を浮揚していて成長鈍化は緩和する」と予想した。しかし「デレバレッジ(負債縮小)ですでに成長が鈍化する状況で過度な景気浮揚で財政が悪化し、さらに原油高で経常収支まで悪化すれば、深刻な政策的失敗になる」と懸念も表した。
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現在1ドルが1126ウォンを超えている。造船業でいえば損益分岐点が1125ウォンであるから、全産業で利益が出る数値だが、本来経済低迷の中でのウォン安は喜べない。 海外投資家が韓国株を売る中で、FRBの利上げとこれによるドル高で、経済低迷の中でウォンが安くなっている。為替依存のウォンでは、加速すれば通貨危機となる。 一方の日本は1ドル112円であるから、悪い水準ではない。比較的安全な円を買う投資家が多いためだ。 今後韓国の為替には注意が必要だ。特に来年の元本返済年と経済低迷で家計負債返済不可が続出すれば、破たんしかねないわけで、先読み投資家は韓国売りを前倒しし、加速するだろうから、通貨危機がいつ起きても不思議はない状態となる。
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Re: 教えてください
> 経済音痴の私にとって、管理人さんの仰る「来年の元本返済年」の意味が理解できません。
> できましたら、素人にも分かるようにご教示頂ければ幸いです。
>
> 宜しくお願いします。
韓国家計負債の74%を占めているのは、実は住宅ローンです。韓国の住宅ローンの特徴は、元金を払わず、利子だけを払うというシステムなのです。利子だけを払うことになっているので、まだ問題が顕在化していないのですが、満期が集中している2019年には元金をも払わないといけないので、大きな問題になるという意味です。
> できましたら、素人にも分かるようにご教示頂ければ幸いです。
>
> 宜しくお願いします。
韓国家計負債の74%を占めているのは、実は住宅ローンです。韓国の住宅ローンの特徴は、元金を払わず、利子だけを払うというシステムなのです。利子だけを払うことになっているので、まだ問題が顕在化していないのですが、満期が集中している2019年には元金をも払わないといけないので、大きな問題になるという意味です。
[ 2018/11/02 19:07 ]
[ 編集 ]
韓国から延べ700万人もの観光客が来ているのを見ると、非常に余裕があると感じるので、まだまだ全然大丈夫そうに見えますが、実際はどうなるんでしょうか?
[ 2018/11/02 19:54 ]
[ 編集 ]
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