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韓国企業、7-9月期は「不況型黒字」…成長はなく緊縮

収益性はそれなりに維持しているが、成長は鈍い。典型的な「不況型黒字」と見ることができる。 韓国銀行(韓銀)が13日に発表した「7-9月期の企業経営分析」によると、収益性と安定性は横ばいだが、売上増加率は低下した。2017年末現在の外部監査対象法人3333社を調査した結果だ。半導体への依存も相変わらずだ。半導体の「ワンマンショー」で製造業全体の営業利益率は10%近いが、サムスン電子とSKハイニックスを除けば利益率は半分に減る。

企業の成長性を表す売上高増加率(前年同期比)は3.5%だった。これは4-6月期(4.8%)より低い。成長が鈍化したということだ。業種と企業の規模による差が目立った。製造業(4.3→6.2%)の売上高増加率は上昇したが、非製造業(-0.4%)はマイナスとなった。二極化は進んだ。大企業(4.6→4.9%)の売上高増加率は上がったが、中小企業(-2.5%)はマイナスに転じた。 収益性を示す売上高営業利益率は7.6%だった。1000ウォン分を売って76ウォンが利益として残ったのだ。前期(7.7%)比ではわずかに落ちた。 問題は企業の規模と業種によって広がる格差だ。7-9月期の大企業の営業利益率は8.4%と、前期(7.8%)より改善した。中小企業は4-6月期の7.3%から7-9月期には4.1%に低下した。

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機械・電機電子業種は好調だ。7-9月期の売上高営業利益率は18.3%と、統計を出し始めた2015年1-3月以降最高となった。自動車や造船など運送装備業種(0.8%)の不振にもかかわらず、半導体が孤軍奮闘し、製造業の営業利益率は9.7%となった。
https://japanese.joins.com/

不況型黒字とは、経常収支が黒字にもかかわらず不況である状態をいう。経常収支は、輸出額から輸入額を差し引いた結果がプラスになれば黒字になる。その国に流入したお金が増えるため、景気はよくなるのが一般的である。不況型黒字は、輸出額も輸入額も減少して経済状況が悪化した中で輸出額が輸入額を上回った場合をいう。また、国内消費の落ち込みや為替レートの変化、原油価格の下落などが要因で輸入額が減少し、不況型黒字になることもある。

2014年8月、設備投資の不振に伴う資本財の輸入鈍化で、韓国経済は不況型経常収支の黒字が続いており、物価も1%台の低い上昇率を示すなど、依然として内需回復に力強さが見られていないと伝えている。そして2016年の韓国は、経済成長率を高めるには輸出が増えるべきだが、大きく落ち込み、そのうえ、輸出より輸入が減少する不況型黒字に陥ったと報じている。この不況型黒字は、実は毎年起きている。経済成長率が徐々に低下している理由でもある。

300人以上の事業体が30%規模の売り上げであることを考慮すれば、70%近い売り上げを達成する中小企業の利益が大きく落ちた事の影響が大きい。調査企業数は少ないが、 記事での中小企業は、4-6月期の7.3%から7-9月期には4.1%に低下したとしている。


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[ 2018年12月14日 19:34 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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