韓国半導体ツートップの株価、1年ぶり安値
韓国株式市場の「代表選手」のサムスン電子とSKハイニックスの株価が揺れている。今年の韓国の輸出を支えた半導体産業に危機論が出ているからだ。 17日の株式市場ではサムスン電子とSKハイニックスの株価が一時、1年ぶりの安値となった。その後、両社の株価は小幅上昇したが、依然として不安定だ。
株式市場で「代表株」と見なされるサムスン電子の時価総額は今年に入って約95兆ウォン(約9兆5000億円)減少した。2位のSKハイニックスの時価総額も同じ期間に10兆ウォンほど減少した。サムスン電子は2日連続で株価が4万ウォン以下となり、投資心理が冷え込む様相だ。今年5月に1株を50株に分ける額面分割をして以降、最安値となった。外国人と機関投資家は今月に入って11営業日の間、サムスン電子の株式5908億ウォン分を売った。同じ期間、個人投資家は6085億ウォン分を買った。
海外投資銀行(IB)は次々と「半導体スーパーサイクル(長期好況)は終わった」という報告書を出している。今年7-9月期まで半導体市場を前向きに評価していた国内証券会社も態度を変えた。需要鈍化と価格下落が重なって10-12月期から実績が鈍化するという見方が多い。
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IBK投資証券のキム・ウンホ研究員は「メモリー半導体の価格下落ペースは速くなるが、需要が停滞している」とし「予想よりも半導体実績下落区間の溝が深まっている」と分析した。ユジン投資証券のイ・スンウ研究員は「米中貿易摩擦で産業用半導体の需要が減った」とし「現在、国内の半導体株価は低評価されているが、投資比率を増やす時期ではないようだ」と述べた。 世界半導体市場統計機構(WSTS)も最近、「半導体市場展望報告書」で否定的な見方を示した。同機構はメモリー半導体市場規模が今年の1651億ドルから来年は1645億ドルに縮小すると予想した。特に供給過剰が続き、来年DRAM平均販売価格は10%以上落ちると見込んでいる。
https://japanese.joins.com/
主要半導体メーカーの見通しをまとめる世界半導体市場統計(WSTS)は、市場規模は2018年まで毎年2桁拡大するが、19年は4%増と3年ぶりの1桁成長にとどまるとの予測を発表している。データの利用拡大などでデータを記録するメモリー半導体の需要は伸び続けるが、増産により価格が下がるためだ。成長鈍化の主因はメモリー価格の下落だ。メモリーはスマートフォン(スマホ)やデータセンターのサーバーなどで利用が急増しており、半導体全体の約3割を占める。WSTSによると市場規模は17年は62%、18年も27%拡大するが、19年は4%まで伸び率が下がるとしている。
一方、足元でも値下がりは起こっている。NAND型フラッシュメモリーは年初に比べて約2割安くなった。単価下落がかすむほど急速に需要が拡大しているため市場は好調を保っている。とはいえ、価格低下でメモリー需要の拡大が加速する可能性もある。中国のスマホメーカーが新機種でメモリー搭載容量を増やしているからだ。
株式市場で「代表株」と見なされるサムスン電子の時価総額は今年に入って約95兆ウォン(約9兆5000億円)減少した。2位のSKハイニックスの時価総額も同じ期間に10兆ウォンほど減少した。サムスン電子は2日連続で株価が4万ウォン以下となり、投資心理が冷え込む様相だ。今年5月に1株を50株に分ける額面分割をして以降、最安値となった。外国人と機関投資家は今月に入って11営業日の間、サムスン電子の株式5908億ウォン分を売った。同じ期間、個人投資家は6085億ウォン分を買った。
海外投資銀行(IB)は次々と「半導体スーパーサイクル(長期好況)は終わった」という報告書を出している。今年7-9月期まで半導体市場を前向きに評価していた国内証券会社も態度を変えた。需要鈍化と価格下落が重なって10-12月期から実績が鈍化するという見方が多い。
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IBK投資証券のキム・ウンホ研究員は「メモリー半導体の価格下落ペースは速くなるが、需要が停滞している」とし「予想よりも半導体実績下落区間の溝が深まっている」と分析した。ユジン投資証券のイ・スンウ研究員は「米中貿易摩擦で産業用半導体の需要が減った」とし「現在、国内の半導体株価は低評価されているが、投資比率を増やす時期ではないようだ」と述べた。 世界半導体市場統計機構(WSTS)も最近、「半導体市場展望報告書」で否定的な見方を示した。同機構はメモリー半導体市場規模が今年の1651億ドルから来年は1645億ドルに縮小すると予想した。特に供給過剰が続き、来年DRAM平均販売価格は10%以上落ちると見込んでいる。
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主要半導体メーカーの見通しをまとめる世界半導体市場統計(WSTS)は、市場規模は2018年まで毎年2桁拡大するが、19年は4%増と3年ぶりの1桁成長にとどまるとの予測を発表している。データの利用拡大などでデータを記録するメモリー半導体の需要は伸び続けるが、増産により価格が下がるためだ。成長鈍化の主因はメモリー価格の下落だ。メモリーはスマートフォン(スマホ)やデータセンターのサーバーなどで利用が急増しており、半導体全体の約3割を占める。WSTSによると市場規模は17年は62%、18年も27%拡大するが、19年は4%まで伸び率が下がるとしている。
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