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韓国にとばっちりか…米中の争いに輸出まで危うい状況に

いま頭を上げしばし世界を見ると、韓国経済は四面楚歌に陥っている。一寸前を見通しにくいほど経済環境の不確実性が増幅されながらだ。世界の覇権をめぐり米中貿易戦争はますます激しくなり欧州の柱である英国とドイツの経済は同時にさまよっている。そうなるほど韓国経済は持ち堪えるのが難しくなる。まず輸出戦線に赤信号が灯った。主力輸出品目は先月、秋風に散る落葉のように力を失った。看板品目だった半導体まで輸出増加傾向が折れた。

韓国経済が不確実性の闇の中に陥ると最初の警告は国際格付け会社ムーディーズから飛んできた。ムーディーズは「世界マクロ見通し2019~2020報告書」で韓国の今年の経済成長見通しを2.1%、来年を2.2%とそれぞれ引き下げた。いまや韓国経済は2%台半ばと推定される潜在成長率ほども力を出せないという憂鬱な見通しだ。このまま行けば韓国経済は成長エンジンが止まり自由落下する飛行機のように非常事態を避けにくくなるかもしれない。

こうした状況は1997年の通貨危機直前の記憶を召還する。当時外信は韓国危機説を先を争って報道した。ブルームバーグは「韓国、国際通貨基金(IMF)救済金融のほかに通貨危機解決策はないだろう」と警告し懸念は現実となった。

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もちろん現在は外貨準備高が4000億ドルを超え、企業の負債も多くない。第2の通貨危機は心配しなくても良い。だが今回は「ゆでガエル症候群」のように手出しできないまま致命的な火傷を負いかねないということが問題だ。
https://japanese.joins.com/

韓国メディアは危機的状態になると逆の事を掲載する。外貨準備高が4000億ドルを超え、企業の負債も多くない。第2の通貨危機は心配しなくても良いというが、外貨準備高で流動性のある外貨は限られている。大半が不良債権と考えれば尋常ではないだろう。経済低迷でウォンを株主が売っている状態であるから、ウォン絶対量が少ないことを勘案すれば、ある水準に達すれば、一気に下落する。現在1ドル 1135ウォンである。造船業の損益分岐点が1125ウォン。それよりウォン高推移で来た韓国である。ここにきて急激にウォン安になっている。この状態で問題が起き、さらなるウォン売りに走れば、危険極まりないともいえる。

ムーディーズは「中国の中間財需要鈍化で、特に半導体需要沈滞は韓国の輸出にまで悪影響を及ぼしている」と懸念したと報じている。米中貿易戦争がいつ終わるかもわからないとも伝えている。中国が「製造2025」を公式化し先端技術で米国を脅かすという点で米中貿易戦争は簡単には終わらない見通しと考えれば、中国で生産し米国に輸出する韓国企業を投資家はどのように受け止めるのかで決まる。よほどのヒット商品がない限り、長引くほど不利になる。


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[ 2019年03月18日 09:54 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
通関ベースで見よう
マクロな状況、
韓国政府は国内産業成長の政策をとらないから、コストダウンを
目指す企業は工場を海外移転を進める、

個別産業をみると、半導体は、
中国が輸入削減のため半導体国内製造を始めて、
それにのったサムスンが中国工場で増産、中韓が
シナリオ通りに動いている、メモリ半導体の中国向け
輸出は減る、これは予測の範囲内だろう、

韓国は少しわかったようで、自国の経済問題は、
海外生産を含む GDPで見ていると問題を見逃すから、
昨今は貿易統計(通関ベース)で語られる、
[ 2019/03/18 12:13 ] [ 編集 ]
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