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電力需要予測に失敗、国民にしわ寄せ!

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今夏の電力不足に伴う大規模停電(ブラックアウト)を防ぐため、国民は1000億ウォン(約88億円)以上の負担を強いられたことが分かった。1000億ウォンは直接的損失だが、企業に強制的に節電を求めたことで発生した間接的な生産損失は少なくとも数千億ウォン、最大で兆ウォン単位と推定される。過去十数年にわたる政府の電力需給政策の失敗が韓国社会に多額の代価を払わせた格好だ。

■節電に1日当たり3.6億円

今夏最悪の電力難が予想された12日、産業通商資源部(省に相当)と韓国電力公社、韓国電力取引所は、産業界の電力需要を減らすために総力を挙げた。政府と韓電が電力需要管理に投じた資金は同日だけで41億4000万ウォン(約3億6000万円)だ。需要管理制度は韓電が企業と約定を結び、電力が不足した特定の時間帯に節電に応じた企業に節電量に応じた支援金を支払う制度だ。支援金は1キロワット当たり500-800ウォン(約44-70円)に設定されている。同日の支出内訳を見ると、特定時間に電力消費量を減らした企業に18億ウォン(約1億6000万円)、自家発電機を稼働した企業に14億ウォン(約1億2000万円)、休暇を分散させた企業に6億6000万ウォン(約6000億円)などとなっている。

産業通商資源部は、今年に入って支出した電力需要管理費用が16日現在で1000億ウォンに達したことを明らかにした。1-2月にはほとんど支出がなかったが、3-5月に400億ウォン(約35億円)、6-8月(16日現在)が600億ウォン(約53億円)と急増した。需要管理の財源は電力料金から3.7%を積み立てた「電力産業基金」で賄われる。国民の税金のようなものだ。政府は昨年、産業界の電力需要管理に4000億ウォン(約350億円)を使った。

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■生産への影響、最大「兆ウォン」単位

韓国政府は今夏の電力危機が予想されたため、企業に強制的な節電を求めた。企業に支援金を支給して節電を促すのではなく、エネルギー消費量が多い企業に一方的に節電目標を割り当て、強制的に電力使用量の削減を求めた。

韓国政府は今月5日から今月末まで、韓電と5000キロワット以上の供給契約を結んだ事業所2637カ所を規制対象とした。対象事業所は削減余力によって、ピーク時間帯(午前10-11時、午後2-5時)の電力使用を義務的に6月に比べ3-15%削減させられた。削減目標値に違反すれば、1日50万ウォン(約4万4000円)の過料が科せられた。過料の金額は少ないが、政府は違反企業の実名を公表して圧力をかけた。政府にあえて反抗する企業はなく、強制的な節電は大半の企業が守った。

問題は強制節電の目標値を満たすため、生産ラインをストップした企業が多かったことだ。忠清道の中堅企業は12日、生産ライン全体の半分を止めた。ラインに投入できない原材料は、節電措置が終了する今月末まで倉庫に保管する予定だ。同工場では今月の売上減が少なくとも1億ウォン(約880万円)と予想されている。こうした被害が2637カ所の事業所で出ているわけで、被害額は兆ウォン単位に達してもおかしくない。

■国民のストレスは金銭換算不能

韓国政府が電力需給管理に失敗し、国民は猛暑の中で苦痛に耐えなければなかった。全国2万カ所の官公庁の公務員も12-14日に冷房なしで働かなければならず、室温33-35度の中で汗を流した。こんな状況であっても、国民の税金に等しい需要管理費用を削減しようという論議は遅れている。今年6月にセヌリ党の田夏鎮(チョン・ハジン)国会議員は民間事業者が工場などと契約を結び、電力需要を減らし、需要削減分を韓電に買い取らせる新たな需要管理方法を提案した。この法案は国家産業通商資源委員会で審議されている。

現在の需要管理制度では、韓電・電力取引所と契約した企業が電力消費を削減した分、1キロワット当たり500-800ウォン(約43-70円)の支援金を支払うものだ。これは現在最も高い液化天然ガス(LNG)による発電コスト(約160ウォン=約14円)に比べ少なくとも3倍以上高い金額だ。

新法案は電力消費を調節できる事業所の電力を集め、韓電に売ることを可能にするもので、一種の「節電市場」を形成するものだ。需要管理に支援金を支給する必要はなく、市場で企業同士が節減した電力を取引できる。電力取引所のチョ・ガンウク知能型需要開発チーム長は「新たな需要管理が導入されれば、電力産業基金から拠出する支援金がなくても、最大電力需要を減らす効果を収められる」と述べた。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/17/2013081700359.html


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[ 2013年08月17日 10:43 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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