韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国社会 >  電力不足:昼は蒸し風呂、夜は真っ暗の永登浦警察署!

電力不足:昼は蒸し風呂、夜は真っ暗の永登浦警察署!

2013-08-19-k001.jpg

「暑くてたまらないのに、電気節約でビリになったため、エアコンが使えなくなってしまいました。これでは仕事になりません」

事件を解決するために日曜日の8月18日午後、ソウル市永登浦警察署に出勤したある警官は、出勤から1時間で帰宅してしまった。事務所の窓を全て開けてみたものの、事務所内の室温は32度だったのだ。

平日の19日も状況は変わらなかった。昼間の室温が33度まで上昇し、警察署内は蒸し風呂と化した。警官たちはこぞって外勤を志願した。ある警官は「車の中でエアコンを利かせる以外に方法がない」と、急いで警察署を後にした。警察署に残ったチーム長たちは、濡れタオルで顔を覆った。

夜になると、今度は待っていたかのように警察署内のほぼ全ての明かりが消えてしまった。盗難事件に遭って警察署を訪れていたハンさん(58)は「警察署内があまりにも暗くて今日は休みかと思った。被害届けのためにやって来たが、暗くてなんだか不気味だった。そして何よりも暑過ぎる」と心境を語った。

スポンサードリンク


こうした状況は6月末から始まった。ソウル地方警察庁が、ソウル地域の31の警察署の「電力使用量点検結果」を公開したことで、警察署同士の競争に火が付いたためだ。昨年同期比の電力使用量を表記した点検結果で、永登浦警察署は昨年より平均で10%も電気を多く使用し、1次公開ではビリから数えて2番に、1週間後の2次公開ではビリになってしまった。永登浦警察署の関係者は「ビリになったため皆暑いとも言えない。ここを訪れる市民に暑過ぎると言われるのも今では茶飯事になってしまった」と話す。

電力使用量点検結果を公開したことによる影響は、何も永登浦警察署に限ったことではない。1次点検の際にビリになった東大門警察は、個別に冷房器具遮断装置を設置した。衿川警察署は20日午後、室内の温度が30度を超えていたが、全てのエアコンに「しばらくエアコンを使わないでください」と書かれたA4用紙が貼られていた。方背警察署は、警務課長が警察署を回ってエアコンの使用を統制している。記者が訪問すると、中にいた警官は突然エアコンを消しながら「ちょっと付けてみただけだ」と弁明した。瑞草警察署は15分おきに電力使用データを分析してエアコンを消すよううながす放送を一日に何回か流している。今後もあるかもしれない3次点検に備え、これまで下位に属していた警察署はビリを免れるため、中位圏だった警察署は上位圏進出に向けて毎日競争を繰り返しているというわけだ。

こうした中、余裕を持ってエアコンを使用している警察署もある。計量器の誤作動で電力使用量を測定することができなかった江北警察署は、順位公開から免れ、20日午後もエアコンを稼動させることができたため、室内温度は27度を保っていた。仕事のため、江北警察署を訪れた他の地域の警官たちは「ここは天国のようだ」と口々に言った。

1、2次点検で共に1位を獲得した銅雀警察署は、意外と涼しかった。「不平等な電力使用量測定基準」が適用されたためだ。銅雀警察署は昨年に比べて電力使用量を30%も削減したと評価されたものの、その理由は電気をそれだけ節約していたためではなく、銅雀警察署の別館がリモデリング工事中で、今年は別館の電力使用量が統計に入らなかったのだ。20日午後、銅雀警察署の経済チームと刑事チームの事務室の室温は26-27度と快適だった。銅雀警察署の関係者は「まさかの1位で涼しい夏を過ごしている」と語った。

ソウル地方警察庁の庁舎管理係の関係者は「順位を公開したのは節電を呼び掛ける意味で行っただけで、何も競争をあおろうとしたわけではない。一度公開したことで、確かに効果は見られた」と説明した。警察関係のある幹部は「順位を公開するということ自体が警察署の上部にとっては実績と関係して作用せざるを得なくなる。各警察署の庁舎別の条件も考慮せず、無理な節電を強要したために、警察署を訪れた市民たちだけが被害を被っている」と話した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/01/2013090100187.html



関連記事

[ 2013年09月01日 10:36 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp