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スタバ、アップルなどを狙い打ち 中国「倍返し」ドラマの行方は?

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遅ればせながら高視聴率で話題を呼んだTBS系連続テレビドラマ「半沢直樹」を見た。中国では放送されていないが、上海人の友人が「とにかく感動した」といって、わずか20元(約320円)で購入した海賊版DVDを貸してくれたからだ。

日本の半沢直樹ファンには大変申し訳ないのだが、半沢直樹の思考と行動に「中国」という国を重ねてしまった。中国語の字幕で「加倍奉還(ジャーベイフォンホアン)」と訳されている「倍返しだ」の決めゼリフから、「韜光養晦(とうこうようかい)」という、トウ小平がかつて示した中国外交の基本理念を思い出したからだ。

韜光養晦は「鋭気や才能を隠して時を待つ」と訳され、広辞苑でも「韜晦」から引くことができる。現実主義者だったトウ小平は1978年にようやく改革開放にカジを切った発展途上国の中国は、まず経済力を蓄え、国力を増すまでは「キバは隠しておけ」と諭した。

韜光養晦の4文字の後に、トウ小平はさらに「有所作為」と続けた。為(な)すべきを為して業績を上げよ、との意味だが、アヘン戦争以後、欧州勢や日本に侵略を受けた歴史を恨む中国では、一般的に、「いずれ国力をつけて仕返しせよ」と解釈しているという。これぞ「倍返し」だ。

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立派な技術をもつネジ工場の経営者だった父親を見捨てた銀行に「私怨(しえん)」を抱きつつも、半沢直樹は必死に勉強して一流大学を卒業。その銀行の入社試験面接で「ウソ」までついて就職し、営業職で実力を磨いた。

半沢直樹の銀行に対する私怨を、中国人の多くが外国に抱き続ける歴史的な遺恨と考えてみる。中国の場合、教育された歴史が真実かどうか、理性的な判断も乏しい中での話だが。

半沢直樹から見た銀行の社内ルールは、中国から見た国際社会のルールといえる。銀行の取締役会に説明役として出席を許された本店営業部次長の半沢直樹が、どんな事情にせよ、私怨から常務を取締役会で土下座にまで追い込むことは、企業ルールではまずありえない。

そこがテレビドラマの面白いところなのだろうが、中国はまさにいま、チャイナマネーをバックに、国際社会のルールを無視して外国に「倍返し」を挑もうとしているように見える。

半沢直樹の銀行入社は、中国なら2001年12月の世界貿易機関(WTO)加盟にあたるだろうか。国際社会のルールを守ると約束しての加盟だった。

中国は領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「日本が盗み取った」と外相が国連で演説。昨年の反日デモでは、トウ小平が熱心に工場誘致を図った松下電器(現パナソニック)の工場までを狙って襲撃した。

一方で、中国市場に深く入り込んだ英製薬大手グラクソ・スミスクラインや、米ケンタッキー・フライド・チキン、アップル、スターバックスなどを、予想外の問題で続々とやり玉に挙げて欧米に揺さぶりをかける。

中国が主人公の10回連続ドラマはまだ7回目くらいか。「韜光養晦」「有所作為」を胸に秘め、「倍返し」を固く誓う。ただ、私怨が起点とはいえ正義を貫いた半沢直樹とは異なり、なりふり構わぬ国際ルール無視の独善的な論法でキバをむき始めた中国が、最終回に日本や欧州勢などを力尽くで土下座させることは果たして可能なのか。

半沢直樹が最終シーンでなぜか頭取から直接、関連会社への出向を命じられたが、理由は明示されなかった。ただ、銀行のルールを無視した行動が問題視され、組織の秩序を守るための異動とすれば、納得もいく。

万一、中国が“土下座”を勝ち取る日が来たとしても、国際社会がこれをどう評価し、どのような地位を与えるか。ドラマの行方は、まだ誰にも分からない。(産経新聞上海支局長 河崎真澄)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131101/frn1311011209004-n1.htm


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[ 2013年11月01日 13:33 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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